今日は「大学生の馬鹿化」の話です。
アメリカはそれがうまくいっています。アメリカの国力の源泉もそこにあります。現代における国力は知力の総和をもって測ることができるといっても過言ではないほど、現代は知力の時代です。
かつては、アメリカの知力水準が問題にされるとき、アメリカには突出した個人は沢山いるけれど、全体的水準は日本のほうが高いとよくいわれましたが、今では(実は昔から)そうではありません。高校まではともかく、大学になったら、アメリカのほうが上です。日本では、大学に入るまでは熱心に勉強するけれど大学に入ると遊んでしまう学生が多いのに対して、アメリカの大学は学生をきびしく教育し、じゃんじゃん本を読ませ、遊んでいる学生は容赦なく落とすから、ここで完全に逆転してしまうのです。アメリカの大学は先に述べたように、学生を幅広いリベラル・アーツ教育で四年間しごきます。そして、大学進学率はほとんど50パーセントですから、それに上る知力の総和のレペルアップは大変なものです。
日本でも大学進学率は45パーセントをこえていますが、大学に入ってからの教育水準が低いから、知力の総和はグンと低くなる。アメリカとは大差がついています。どれほどちがうかは、本屋に行くとすぐわかります。アメリカでは、結構知的水準が高い本がベストセラー入りするのに、日本でベストセラーになるのは、ほとんどがタレント本程度の知的水準が低い愚劣としかいいようがない本です。TVはバカ番組のオンパレードだし、雑誌で圧倒的に売れているのはマンガ雑誌だし、日本の知的国力はもう取り返しがつかないほど下がっているといってよいでしょう。
問題がとりわけ深刻なのは、科学技術に関する社会一般の知識水準がどうしようもなく低下していることです。サイエンス系の本でベストセラー入りする本がほとんどないのはもとより、科学雑誌が日本では壊滅状態にあります。
その代わり日本では、科学的常識がちょっとあるんだったら絶対に手を出すはずがないバカげた本が売れたり、そういう言説をまきちらす雑誌の記事やTV番組に人気が集まって、似たようなものがとっかえひっかえ繰り返し市場に出てくる。
これが本当に大学進学率が45パーセントもある国なんだろうかと思います。大学でリベラル・アーツ教育がちゃんと行われていたら、そしてかつてそうであったように、その三分の一は自然科学系ということになっていたら、これほど、サイエンス系の一般の知識水準が低下するわけはないのです。
【中略】
このままいくと、日本は有名無実のとんでもない高学歴国家になります。いま現在の大学進学率47パーセントという数字は、アメリカ、ヨーロッパの大学進学率に近い、あるいはそれを抜く数字になっています(文部省調べによると、アメリカ66.2パーセーント、イギリス56.4パーセント、フランス38.0パーセント、ドイツ32.7パーセーント)。しかし、大学進学率と大学卒業率はちがうんです。アメリカでも、ヨーロッパでも、学生を容赦なく落第させます。アメリカなどですと、卒業できるのは、入学者の二割程度です。ヨーロッパの場合は、国によってかなりちがいますが、やはりバタバタ落されます。ドイツでは約30パーセーントが卒業できないし、イタリアでは実に64パーセーントが卒業できません。
ところが日本では、トコロテン大学といわれるように、ほとんど卒業させてしまうんですね。卒業するに足る学力があることをちゃんとテストして卒業させるわけではなく、単なる温情主義(「落第させるのは気の毒」など)で、入ったものをほとんど卒業させて
やっている。世界にこんな国は他にないので、OECDの資料で、日本の大学の非卒業者発生率は「世界で最低」と特筆されています。しかし、これは別に自慢になる話ではなく、できない学生もどんどん卒業させてしまうからそういう数字になってるだけで、それによってもたらされる卒業生の質の低下を考えたら、むしろ日本の恥といっていいのです。
「東大生は馬鹿になったか」立花隆著より転載
大学生の“馬鹿化”ですか。
卒業が楽な日本の大学ではしょうがないのでしょう。
たまにカナダ人とかイギリス人とかの若い人と話をしますが、彼等は本当に色々な事を深く、広く知っていますネ。
感心します。
真の大学卒の名に恥ずかしくないように思えました。
最近の若い社員は教養がないので当惑することがあります。
先日、若い社員に「とうとう▲▲(とあるメーカー名)もルビコン川をわたったよ」と話をしましたら、妙に話がかみ合いませんでした。
よくよく聞いてみたら、彼はこの「ルビコン川を渡る」という故事即ち「後戻りできない決定的状況に至る」ということを知らなかったのですね。
さらにその後でナポレオンの話をしたらまたまた話しがかみ合いませんでした。
今度はナポレオンのことを酒の名前だと思って話をしていたという嘘のような本当の話です。
彼曰く、高校の時に世界史を取ってなかったので知っている訳がありませんよ、と開きなおっていましたが、こういうのを立花先生を言わしめて“馬鹿化の実態”というのでしょうね。
かくいう私も偉そうなことはいえません。
大学の時は入学した時点から勉強は一生懸命しませんでした。
卒業したら漠然と家業を継ぐのだろうなと思っていたので、なんとなくモラトリアム人間となっていたのです。
したがいまして勉学ではなく遊学の方に傾斜していました。
さら〜に私の大学では学生はあまり勉強しませんでしたね。
最後は親のコネで一流会社に入るのがsmartとされていたので、学生のlevelは「推して知るべしで」した。
違うかな、多分違うような気もします・・・
日本ではリストカッターのCMが放送されてるのか!?
外国人「・・・呆然」
ちなみにこのCMは映画『東京残酷警察』の劇中CMとして流されたものだそうです。
今日は赤城に出没です。
この街はなぜか蕎麦屋さんが多いのです。
ということでお昼はお蕎麦ときめました。
しか〜しどこのお店が美味しいのかわかりません。
そこで打合せに出向いた時に乗ったtaxiの運転手さんに赤城でどこが一番美味しいお蕎麦屋さんなのかを確認しました。ということで今日のお店は「沼田屋タクシー」さん一押しのお蕎麦屋さん「みやざき」さんです。
住所: 群馬県みどり市大間々町大間々1501-2
電話:0277-72-1420
定休日:水曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「天ざるそば(蕎麦盛二枚)」@1,000円です。
待つこと8分で到着です。
見た目涼感があふれるお蕎麦です。
それでは実食です。
蕎麦は美味しいですね。
香りも強いし、コシも充分にあります。
付け汁は想像以上に鰹節系の出汁が利いて美味しいです。
これはかなりのlevelですね。
天麩羅は画像の通り海老、鱚、茄子、ピーマン、薩摩芋です。
しか〜し油切れが今一つでカラリ感が足りません。
それと熱々でないのが評価を下げています。
この時の客は私入れて4人でしたので油場の人は充分に天麩羅の温度管理ができたはずなのに、この結果には手抜きというか気配り不足を感じました。
で〜も充分に@1,000円の価値はありましたので、初赤城の昼餉は満足な昼餉でした、ハイ。
アメリカはそれがうまくいっています。アメリカの国力の源泉もそこにあります。現代における国力は知力の総和をもって測ることができるといっても過言ではないほど、現代は知力の時代です。
かつては、アメリカの知力水準が問題にされるとき、アメリカには突出した個人は沢山いるけれど、全体的水準は日本のほうが高いとよくいわれましたが、今では(実は昔から)そうではありません。高校まではともかく、大学になったら、アメリカのほうが上です。日本では、大学に入るまでは熱心に勉強するけれど大学に入ると遊んでしまう学生が多いのに対して、アメリカの大学は学生をきびしく教育し、じゃんじゃん本を読ませ、遊んでいる学生は容赦なく落とすから、ここで完全に逆転してしまうのです。アメリカの大学は先に述べたように、学生を幅広いリベラル・アーツ教育で四年間しごきます。そして、大学進学率はほとんど50パーセントですから、それに上る知力の総和のレペルアップは大変なものです。
日本でも大学進学率は45パーセントをこえていますが、大学に入ってからの教育水準が低いから、知力の総和はグンと低くなる。アメリカとは大差がついています。どれほどちがうかは、本屋に行くとすぐわかります。アメリカでは、結構知的水準が高い本がベストセラー入りするのに、日本でベストセラーになるのは、ほとんどがタレント本程度の知的水準が低い愚劣としかいいようがない本です。TVはバカ番組のオンパレードだし、雑誌で圧倒的に売れているのはマンガ雑誌だし、日本の知的国力はもう取り返しがつかないほど下がっているといってよいでしょう。
問題がとりわけ深刻なのは、科学技術に関する社会一般の知識水準がどうしようもなく低下していることです。サイエンス系の本でベストセラー入りする本がほとんどないのはもとより、科学雑誌が日本では壊滅状態にあります。
その代わり日本では、科学的常識がちょっとあるんだったら絶対に手を出すはずがないバカげた本が売れたり、そういう言説をまきちらす雑誌の記事やTV番組に人気が集まって、似たようなものがとっかえひっかえ繰り返し市場に出てくる。
これが本当に大学進学率が45パーセントもある国なんだろうかと思います。大学でリベラル・アーツ教育がちゃんと行われていたら、そしてかつてそうであったように、その三分の一は自然科学系ということになっていたら、これほど、サイエンス系の一般の知識水準が低下するわけはないのです。
【中略】
このままいくと、日本は有名無実のとんでもない高学歴国家になります。いま現在の大学進学率47パーセントという数字は、アメリカ、ヨーロッパの大学進学率に近い、あるいはそれを抜く数字になっています(文部省調べによると、アメリカ66.2パーセーント、イギリス56.4パーセント、フランス38.0パーセント、ドイツ32.7パーセーント)。しかし、大学進学率と大学卒業率はちがうんです。アメリカでも、ヨーロッパでも、学生を容赦なく落第させます。アメリカなどですと、卒業できるのは、入学者の二割程度です。ヨーロッパの場合は、国によってかなりちがいますが、やはりバタバタ落されます。ドイツでは約30パーセーントが卒業できないし、イタリアでは実に64パーセーントが卒業できません。
ところが日本では、トコロテン大学といわれるように、ほとんど卒業させてしまうんですね。卒業するに足る学力があることをちゃんとテストして卒業させるわけではなく、単なる温情主義(「落第させるのは気の毒」など)で、入ったものをほとんど卒業させて
やっている。世界にこんな国は他にないので、OECDの資料で、日本の大学の非卒業者発生率は「世界で最低」と特筆されています。しかし、これは別に自慢になる話ではなく、できない学生もどんどん卒業させてしまうからそういう数字になってるだけで、それによってもたらされる卒業生の質の低下を考えたら、むしろ日本の恥といっていいのです。
「東大生は馬鹿になったか」立花隆著より転載
大学生の“馬鹿化”ですか。
卒業が楽な日本の大学ではしょうがないのでしょう。
たまにカナダ人とかイギリス人とかの若い人と話をしますが、彼等は本当に色々な事を深く、広く知っていますネ。
感心します。
真の大学卒の名に恥ずかしくないように思えました。
最近の若い社員は教養がないので当惑することがあります。
先日、若い社員に「とうとう▲▲(とあるメーカー名)もルビコン川をわたったよ」と話をしましたら、妙に話がかみ合いませんでした。
よくよく聞いてみたら、彼はこの「ルビコン川を渡る」という故事即ち「後戻りできない決定的状況に至る」ということを知らなかったのですね。
さらにその後でナポレオンの話をしたらまたまた話しがかみ合いませんでした。
今度はナポレオンのことを酒の名前だと思って話をしていたという嘘のような本当の話です。
彼曰く、高校の時に世界史を取ってなかったので知っている訳がありませんよ、と開きなおっていましたが、こういうのを立花先生を言わしめて“馬鹿化の実態”というのでしょうね。
かくいう私も偉そうなことはいえません。
大学の時は入学した時点から勉強は一生懸命しませんでした。
卒業したら漠然と家業を継ぐのだろうなと思っていたので、なんとなくモラトリアム人間となっていたのです。
したがいまして勉学ではなく遊学の方に傾斜していました。
さら〜に私の大学では学生はあまり勉強しませんでしたね。
最後は親のコネで一流会社に入るのがsmartとされていたので、学生のlevelは「推して知るべしで」した。
違うかな、多分違うような気もします・・・
日本ではリストカッターのCMが放送されてるのか!?
外国人「・・・呆然」
ちなみにこのCMは映画『東京残酷警察』の劇中CMとして流されたものだそうです。
今日は赤城に出没です。
この街はなぜか蕎麦屋さんが多いのです。
ということでお昼はお蕎麦ときめました。
しか〜しどこのお店が美味しいのかわかりません。
そこで打合せに出向いた時に乗ったtaxiの運転手さんに赤城でどこが一番美味しいお蕎麦屋さんなのかを確認しました。ということで今日のお店は「沼田屋タクシー」さん一押しのお蕎麦屋さん「みやざき」さんです。
住所: 群馬県みどり市大間々町大間々1501-2
電話:0277-72-1420
定休日:水曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「天ざるそば(蕎麦盛二枚)」@1,000円です。
待つこと8分で到着です。
見た目涼感があふれるお蕎麦です。
それでは実食です。
蕎麦は美味しいですね。
香りも強いし、コシも充分にあります。
付け汁は想像以上に鰹節系の出汁が利いて美味しいです。
これはかなりのlevelですね。
天麩羅は画像の通り海老、鱚、茄子、ピーマン、薩摩芋です。
しか〜し油切れが今一つでカラリ感が足りません。
それと熱々でないのが評価を下げています。
この時の客は私入れて4人でしたので油場の人は充分に天麩羅の温度管理ができたはずなのに、この結果には手抜きというか気配り不足を感じました。
で〜も充分に@1,000円の価値はありましたので、初赤城の昼餉は満足な昼餉でした、ハイ。