今日は「アルコール依存症」の話です。
今朝のNHKの「あさイチ」で、女性のアルコール依存症、いわゆる「キッチンドリンカー」の特集をやっていましたが、非常に良い番組だと思いました。
私は本を出したり、Facebookやメルマガで、精神医学の情報を発信していますが、実際に心の病を持って苦しんでいる人は、書店で本を買ったり、インターネットをやる余裕もないはずです。唯一、テレビくらいは見るかもしれません。
ですから、テレビで「心の病」の特集をやるというのは、極めて意味があることなのです。今日の番組を見て、「ひょっとして、私はアルコール依存症かも」と思った人がたくさんいたはずです。この「かも」というのがとても重要なのです。
「私は、アルコール依存症かも」と思わない限り、自分からお酒をやめたり、病院や専門家に相談に行くということはないからです。
この「病気かも」という一番最初の気付き。これが「治療しないとまずいかも」という治療動機へとつながっていきます。
「ひょっとして、うつ病かも」
「ひょっとして、不眠症かも」
「ひょっとして、パニック障害かも」
なんの病気でもいいのですが、この「かも」という気付きがない限り、治療につながらないのです。
では、この「かも」はどこから生まれるのかというと、「予備知識」です。「知る」ことです。
特にテレビというのはビジュアルなので、実際の患者さんが「生の体験談」を語ったりすると、「自分と同じだ!」「自分と似ている!」というのが、直感的にわかります。なので、テレビというのは、「かも」の気付きを非常に得やすいといえます。
もし、「病気かも」と思ったら、できるだけ早く専門家に相談してください。「心の病」は、放置すればするほど治らなくなりますから。
「今日の癒しの言葉」精神科医 樺沢紫苑facebookより転載
どうなのですかね?
私もかつてアルコール依存症に近い状態だったので「私は、アルコール依存症かも」と思うだけではなく「私は、アルコール依存症にちがいない」と確信していた時期もありました。
そんな私ですので恐ろしくて恐ろしくて病院に行く勇気はおきませんでした。
何故ですって?そんなの当り前じゃないですか(笑)
もし病院に行ってdoctorから、貴方はまごうことなきアルコール依存症です。長生きしたかったなら今日から禁酒してください、って言われた日には死んだほうがましだと嘯(うそぶ)いていたでしょう、間違いありません!
そしてそれを回避する為に成人病検診等での数値、特に肝機能検査、腎機能検査、糖代謝の値にはsevereにcheckしていました。
幸いの事に私はすべての項目においてA判定でした。
従いまして病院に行く必然性はないと決め打ちしていたのです。
これによりアルコール依存症?予備軍?であったにもかかわらず、A判定であるが故に正々堂々と多飲を続けてきたのです。
私の人間ドックの病院は偶然にもアルコール専門外来が併設されていました。
その中に集団精神療法(ミーティング)というのがあったのです。
その内容を以下に記してみます。
アルコール依存症の治療にミーティングは欠かせない役割をしめています。集団の中で素面で自分のことを語り、他人の話を聞くと言うのがミーティングの基本です。
長年の飲酒習慣における対人関係の持ちよう、アルコールへのとらわれなどを語るとともに、違う見方や考え方に触れることで自分の飲酒問題を振り返り、素面の生き方を探すことになります。治療初期の人の中には「ミーティングでなぜアルコール依存症が回復するのか?」と疑問を抱く人もいますが、回を重ねる中でその必要性を多くの人が感じていきます。
ミーティングは月曜日から土曜日、10時から11時の1時間、4〜5グループに分かれて行っています。さらに就労者の人たちが参加しやすいように、月、水、金曜日の18時から19時の1時間、夜間ミーティングを行っています。
また女性だけのミーティングを火、金曜日10時より11時の1時間行っています。
そしてそれのミーティング内容を記した冊子があり、人間ドックの待ち時間に斜め読みをしていたのですが、恐ろしいことに禁酒を続けられず落ちる人の多いこと、その多さに驚きを禁じ得なかったのです。
要は麻薬のように依存症や毒性の強いものはやめることはできるのですが、アルコールのように依存症の弱いものはなかなかやめられないのですね。
さらにこの人間ドックに置いてある書籍で抗酒剤というものの存在をしりました。
抗酒剤は酒が嫌いになる薬ではないのです。肝臓でのアルコールの代謝過程をブロックして、飲酒時に苦しい反応を起こさせるものなのですね。
従ってこれを与薬してもらうには本人の強い禁酒の決意が必要なのです。
言い換えればこの薬を飲めさえすれば自然とお酒が止められるものではないのです。
この当たりの人はまだ救いようがあるのです。
一番質(たち)の悪いのは、お酒をやめる気のない人です。
お酒をやめる気のない人は、自分がなぜ酒をやめなければならないかを理解することが先決なのですが、大概このような人は心に深い闇を抱えていて、一種の婉曲的自殺行為として多飲を続けているのです。
結果としてこのような人は大概望んだような結末をむかえているのですが、たまらないのはその家族です。
このような人が亡くなる直前にはまるで憑き物が落ちたかのように善人に変わるのです。
この変身によりその家族はなんでもっと早く救えなかったのだろうと深く傷ついてしまうのです。
世の中に地獄というところがあるのであればこのような人を抱えてしまった家族でしょう。
このようにこの病院においてある書籍の読後感は非常に悪いものでしたが、かといってそれは対岸の火事と私は読み変えていたので、禁酒にいたるには至りませんでした。
事程左様に禁酒は難しいのです・・・
ちなみに今私が継続して行っているのは禁酒ではなく停酒(現在561日)ですので宜しくご理解ください。
1999年に流行った映画やゲームを、当時流行したヒットナンバーと共に紹介したまとめ映像。
ヒットナンバーは海外基準だから知らないものもあるけれど、リプリーとかアメリカン・ビューティーとかスリーピー・ホロウとか、1999年の映画を見るとそんなに昔なのかって驚く。
ポケモンはともかくデジモンが出てきたのが以外だったんだけど、海外でも結構放映されてたのかな。
今日は新富町に出没です。
今日は伝説の「豚の角煮」を食べにきたのです。
今日のお店は「ひさまつ」さんです。
住所: 東京都中央区新富1-10-11
電話:03-3551-2985
定休日:土日祝日
お店の外観です。
メニューです。
今日のオーダーは決め打ちの「豚の角煮定食」@950円です。
待つこと3分で「豚の角煮定食」の到着です。
見た目光っているぜ!豚の角煮です。
なぜか角煮のうえに冠雪のようなとろろ状のマッシュポテトがのっています。
意味があるのでしょうか・・・
満を持して実食です。
二日間手間暇かけて仕込まれている角煮は柔らかいです。
箸で切るのに痛痒を感じさせません。
味は過不足のない甘辛です。
脂の部分はとろとろですが、しつっこさはなく、強いて言えば上品tasteです。
味ですか・・・
美味すぎます!
久々のくりびつてんぎょのいたおどろ!あんど大満足でした。
このような裏切らない伝説はwelcomeです。
ごちそうさまでした
今朝のNHKの「あさイチ」で、女性のアルコール依存症、いわゆる「キッチンドリンカー」の特集をやっていましたが、非常に良い番組だと思いました。
私は本を出したり、Facebookやメルマガで、精神医学の情報を発信していますが、実際に心の病を持って苦しんでいる人は、書店で本を買ったり、インターネットをやる余裕もないはずです。唯一、テレビくらいは見るかもしれません。
ですから、テレビで「心の病」の特集をやるというのは、極めて意味があることなのです。今日の番組を見て、「ひょっとして、私はアルコール依存症かも」と思った人がたくさんいたはずです。この「かも」というのがとても重要なのです。
「私は、アルコール依存症かも」と思わない限り、自分からお酒をやめたり、病院や専門家に相談に行くということはないからです。
この「病気かも」という一番最初の気付き。これが「治療しないとまずいかも」という治療動機へとつながっていきます。
「ひょっとして、うつ病かも」
「ひょっとして、不眠症かも」
「ひょっとして、パニック障害かも」
なんの病気でもいいのですが、この「かも」という気付きがない限り、治療につながらないのです。
では、この「かも」はどこから生まれるのかというと、「予備知識」です。「知る」ことです。
特にテレビというのはビジュアルなので、実際の患者さんが「生の体験談」を語ったりすると、「自分と同じだ!」「自分と似ている!」というのが、直感的にわかります。なので、テレビというのは、「かも」の気付きを非常に得やすいといえます。
もし、「病気かも」と思ったら、できるだけ早く専門家に相談してください。「心の病」は、放置すればするほど治らなくなりますから。
「今日の癒しの言葉」精神科医 樺沢紫苑facebookより転載
どうなのですかね?
私もかつてアルコール依存症に近い状態だったので「私は、アルコール依存症かも」と思うだけではなく「私は、アルコール依存症にちがいない」と確信していた時期もありました。
そんな私ですので恐ろしくて恐ろしくて病院に行く勇気はおきませんでした。
何故ですって?そんなの当り前じゃないですか(笑)
もし病院に行ってdoctorから、貴方はまごうことなきアルコール依存症です。長生きしたかったなら今日から禁酒してください、って言われた日には死んだほうがましだと嘯(うそぶ)いていたでしょう、間違いありません!
そしてそれを回避する為に成人病検診等での数値、特に肝機能検査、腎機能検査、糖代謝の値にはsevereにcheckしていました。
幸いの事に私はすべての項目においてA判定でした。
従いまして病院に行く必然性はないと決め打ちしていたのです。
これによりアルコール依存症?予備軍?であったにもかかわらず、A判定であるが故に正々堂々と多飲を続けてきたのです。
私の人間ドックの病院は偶然にもアルコール専門外来が併設されていました。
その中に集団精神療法(ミーティング)というのがあったのです。
その内容を以下に記してみます。
アルコール依存症の治療にミーティングは欠かせない役割をしめています。集団の中で素面で自分のことを語り、他人の話を聞くと言うのがミーティングの基本です。
長年の飲酒習慣における対人関係の持ちよう、アルコールへのとらわれなどを語るとともに、違う見方や考え方に触れることで自分の飲酒問題を振り返り、素面の生き方を探すことになります。治療初期の人の中には「ミーティングでなぜアルコール依存症が回復するのか?」と疑問を抱く人もいますが、回を重ねる中でその必要性を多くの人が感じていきます。
ミーティングは月曜日から土曜日、10時から11時の1時間、4〜5グループに分かれて行っています。さらに就労者の人たちが参加しやすいように、月、水、金曜日の18時から19時の1時間、夜間ミーティングを行っています。
また女性だけのミーティングを火、金曜日10時より11時の1時間行っています。
そしてそれのミーティング内容を記した冊子があり、人間ドックの待ち時間に斜め読みをしていたのですが、恐ろしいことに禁酒を続けられず落ちる人の多いこと、その多さに驚きを禁じ得なかったのです。
要は麻薬のように依存症や毒性の強いものはやめることはできるのですが、アルコールのように依存症の弱いものはなかなかやめられないのですね。
さらにこの人間ドックに置いてある書籍で抗酒剤というものの存在をしりました。
抗酒剤は酒が嫌いになる薬ではないのです。肝臓でのアルコールの代謝過程をブロックして、飲酒時に苦しい反応を起こさせるものなのですね。
従ってこれを与薬してもらうには本人の強い禁酒の決意が必要なのです。
言い換えればこの薬を飲めさえすれば自然とお酒が止められるものではないのです。
この当たりの人はまだ救いようがあるのです。
一番質(たち)の悪いのは、お酒をやめる気のない人です。
お酒をやめる気のない人は、自分がなぜ酒をやめなければならないかを理解することが先決なのですが、大概このような人は心に深い闇を抱えていて、一種の婉曲的自殺行為として多飲を続けているのです。
結果としてこのような人は大概望んだような結末をむかえているのですが、たまらないのはその家族です。
このような人が亡くなる直前にはまるで憑き物が落ちたかのように善人に変わるのです。
この変身によりその家族はなんでもっと早く救えなかったのだろうと深く傷ついてしまうのです。
世の中に地獄というところがあるのであればこのような人を抱えてしまった家族でしょう。
このようにこの病院においてある書籍の読後感は非常に悪いものでしたが、かといってそれは対岸の火事と私は読み変えていたので、禁酒にいたるには至りませんでした。
事程左様に禁酒は難しいのです・・・
ちなみに今私が継続して行っているのは禁酒ではなく停酒(現在561日)ですので宜しくご理解ください。
1999年に流行った映画やゲームを、当時流行したヒットナンバーと共に紹介したまとめ映像。
ヒットナンバーは海外基準だから知らないものもあるけれど、リプリーとかアメリカン・ビューティーとかスリーピー・ホロウとか、1999年の映画を見るとそんなに昔なのかって驚く。
ポケモンはともかくデジモンが出てきたのが以外だったんだけど、海外でも結構放映されてたのかな。
今日は新富町に出没です。
今日は伝説の「豚の角煮」を食べにきたのです。
今日のお店は「ひさまつ」さんです。
住所: 東京都中央区新富1-10-11
電話:03-3551-2985
定休日:土日祝日
お店の外観です。
メニューです。
今日のオーダーは決め打ちの「豚の角煮定食」@950円です。
待つこと3分で「豚の角煮定食」の到着です。
見た目光っているぜ!豚の角煮です。
なぜか角煮のうえに冠雪のようなとろろ状のマッシュポテトがのっています。
意味があるのでしょうか・・・
満を持して実食です。
二日間手間暇かけて仕込まれている角煮は柔らかいです。
箸で切るのに痛痒を感じさせません。
味は過不足のない甘辛です。
脂の部分はとろとろですが、しつっこさはなく、強いて言えば上品tasteです。
味ですか・・・
美味すぎます!
久々のくりびつてんぎょのいたおどろ!あんど大満足でした。
このような裏切らない伝説はwelcomeです。
ごちそうさまでした