今日は「2016年京都観桜旅行 其の参」です
祇園白川を後にした私たちは一路花街(かがい)を目指しました。
#京都花街
現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、の5つの花街(かがい)があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。
私たち夫婦はすでに先斗町と上七軒には行っていますが祇園甲部、宮川町、祇園東は行ったことがありません。
今回の京都旅行の私の最大の目的は「五花街制覇」だったのです。
上から祇園甲部(1〜5枚目)、宮川町(6枚目)、祇園東(7枚目)です。
雰囲気だけでも味わってください。
京都花街の芸舞妓さんは「しきたり」の世界に生きています。
彼女たちは、それぞれの花街のしきたりを受け継ぎながら、その合間をぬって年中行事(都をどり、鴨川をどり、時代まつり等)をこなしていす。
これが花街の伝統文化なのです。
それはなくしてはならない「おもてなしの文化」でもあります。
花街には少女から舞妓へ、そして舞妓から一人前の芸妓へと、この街で生きた数知れぬ女たちの歩んだ歴史が刻まれているのです。
人生を舞のように凛として美しく生きること。
この祇園の夢は今も連綿と引き継がれているのです。
これが京都の街の艶やかさであり、京都の背骨でもあるのです。
#大阪城公園
次の目的地は奥様の指令です。
大阪城の「夜桜見学」です。
奥様情報では櫻がライトアップされていて綺麗だとのことでしたがライトアップされていたのは大阪城だけでした。
しか〜しこんな暗闇の中でで花見をしていて興ざめにならないのでしょうか。
プチ心配してしまいました。
#なんば
大阪城を後にした私はアンチョコに近隣の鶴橋で焼肉とも思ったのですが、今回の私の二番目の目的地へ行くというフラグが力強く立ち上がり、やはり初志貫徹ということでなんばへやってきたのです。
いつ来てもここは、エネルギッシュな街ですね。
今日のデイナーです。
以前私のブログに書きました通り今日のデイナーは「関東炊き(かんとだき)」です。
「関東煮」とは関東の「煮込みおでん」が関西に伝わり関東煮、と呼ぶようになったのが通説ですが、これにも異説があるそうです。
そもそも1923年に起きた関東大震災で、関東の料理人が関西に避難したり、逆に関西の料理人が復興需要を当て込んで関東に進出したりしました。
東西料理人が行き来したおかげで割り下を使う関東風のすき焼きなどもこの時期に関西に伝わったとされています。関東煮もその1つだったということです。
しか〜し1844年創業の老舗、大阪はナンバにある「たこ梅」さんが関東大震災前から関東煮を看板に掲げていたそうです。くだんの「たこ梅」さんの大将は「堺の浜で中国人の食べていたごった煮をヒントにして、初代が作ったのを広東煮(かんとんだき)としたと伝わっています」と申していますが、真実は「薮の中」であります。
ということでいまだ「関東炊き(かんとだき)」を食べたことがない私たち夫婦がお訪(とな)いを入れたいお店はこちらです。今日のお店は創業弘化元年の老舗「たこ梅」本店さんです。
住所: 大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8
電話:06-6211-6201
定休日:無休
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
中国語メニューです。
まずお店に入って驚いたのは、日本人は私たち夫婦だけでした。
これって二週間前に行った台湾の中華料理屋さんと同じです。
そのお店では地元の人間より圧倒的多数で日本人観光客の方が多かったのでした。
これの日本版ですね。
お店の人は、威勢のいい挨拶もなく何となくおざなりで仕事をしています。
そして開口一番言われたのが、なにか飲み物を頼んでください、でした。
私が、お酒は飲まないのでいりません、と申しましたら、それならばソフトドリンクをお願いします、との事でした。
腐っても老舗でしょう、なんでそんな営利主義むき出しな事を申すのでしょうか・・・
まずはここのお店のお約束の飲み物でのお疲れ様乾杯です。
ノンアルコールビールですが雰囲気は味わえます。
まず奥様が頼んだものは、玉子、糸蒟蒻、鯨スジ、大根です。
私が頼んだものは、糸蒟蒻、焼売です。
そして「もちころ」です。「もちころ」とは、鯨皮を煎り、油抜きをしてもっちりとした食感をだしたものです。
さらに「ごぼう天」です。
最後は「ワカメ」です。
二人でシェアした名物「たこ甘露煮」です。
弘化元年の創業より使い続ける、秘伝のダシで瀬戸内海の真蛸を炊き上げたものです。
味ですか、お出汁は鰹出汁をベースに、みりんと薄口醤油で味を整えて、鯨の身や皮を加えてグツグツと煮立たせて乳化させたものですが、味わいは甘いのです。
みりんが入っていますからね。
私のような濃い醤油出汁でおでんを食べ続けてきたものからしますと、関西人が東京のうどんを食べた時に感じる、真逆のカルチャーギャップを体験したのでした。
従いまして、味に関しましては行間を読んでください。
名物「たこ甘露煮」も巷間で大絶賛するものでもありません、ハイ。
そうそう料金ですが4,266円でした。
I think this charge is a little bit too expensive・・・
ここに来たのはこの男の方(小田原出身)がこのTVで大絶賛したからなのです。
私はこの方を「仕事の為に関東人の魂を売った」と断じさせていただきます。
外国人の方々も下町っ子同様にカルチャーギャップを感じたようで、10分以上このお店で席を温めた人はおりませんでした。こんな日もあります・・・
祇園白川を後にした私たちは一路花街(かがい)を目指しました。
#京都花街
現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、の5つの花街(かがい)があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。
私たち夫婦はすでに先斗町と上七軒には行っていますが祇園甲部、宮川町、祇園東は行ったことがありません。
今回の京都旅行の私の最大の目的は「五花街制覇」だったのです。
上から祇園甲部(1〜5枚目)、宮川町(6枚目)、祇園東(7枚目)です。
雰囲気だけでも味わってください。
京都花街の芸舞妓さんは「しきたり」の世界に生きています。
彼女たちは、それぞれの花街のしきたりを受け継ぎながら、その合間をぬって年中行事(都をどり、鴨川をどり、時代まつり等)をこなしていす。
これが花街の伝統文化なのです。
それはなくしてはならない「おもてなしの文化」でもあります。
花街には少女から舞妓へ、そして舞妓から一人前の芸妓へと、この街で生きた数知れぬ女たちの歩んだ歴史が刻まれているのです。
人生を舞のように凛として美しく生きること。
この祇園の夢は今も連綿と引き継がれているのです。
これが京都の街の艶やかさであり、京都の背骨でもあるのです。
#大阪城公園
次の目的地は奥様の指令です。
大阪城の「夜桜見学」です。
奥様情報では櫻がライトアップされていて綺麗だとのことでしたがライトアップされていたのは大阪城だけでした。
しか〜しこんな暗闇の中でで花見をしていて興ざめにならないのでしょうか。
プチ心配してしまいました。
#なんば
大阪城を後にした私はアンチョコに近隣の鶴橋で焼肉とも思ったのですが、今回の私の二番目の目的地へ行くというフラグが力強く立ち上がり、やはり初志貫徹ということでなんばへやってきたのです。
いつ来てもここは、エネルギッシュな街ですね。
今日のデイナーです。
以前私のブログに書きました通り今日のデイナーは「関東炊き(かんとだき)」です。
「関東煮」とは関東の「煮込みおでん」が関西に伝わり関東煮、と呼ぶようになったのが通説ですが、これにも異説があるそうです。
そもそも1923年に起きた関東大震災で、関東の料理人が関西に避難したり、逆に関西の料理人が復興需要を当て込んで関東に進出したりしました。
東西料理人が行き来したおかげで割り下を使う関東風のすき焼きなどもこの時期に関西に伝わったとされています。関東煮もその1つだったということです。
しか〜し1844年創業の老舗、大阪はナンバにある「たこ梅」さんが関東大震災前から関東煮を看板に掲げていたそうです。くだんの「たこ梅」さんの大将は「堺の浜で中国人の食べていたごった煮をヒントにして、初代が作ったのを広東煮(かんとんだき)としたと伝わっています」と申していますが、真実は「薮の中」であります。
ということでいまだ「関東炊き(かんとだき)」を食べたことがない私たち夫婦がお訪(とな)いを入れたいお店はこちらです。今日のお店は創業弘化元年の老舗「たこ梅」本店さんです。
住所: 大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8
電話:06-6211-6201
定休日:無休
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
中国語メニューです。
まずお店に入って驚いたのは、日本人は私たち夫婦だけでした。
これって二週間前に行った台湾の中華料理屋さんと同じです。
そのお店では地元の人間より圧倒的多数で日本人観光客の方が多かったのでした。
これの日本版ですね。
お店の人は、威勢のいい挨拶もなく何となくおざなりで仕事をしています。
そして開口一番言われたのが、なにか飲み物を頼んでください、でした。
私が、お酒は飲まないのでいりません、と申しましたら、それならばソフトドリンクをお願いします、との事でした。
腐っても老舗でしょう、なんでそんな営利主義むき出しな事を申すのでしょうか・・・
まずはここのお店のお約束の飲み物でのお疲れ様乾杯です。
ノンアルコールビールですが雰囲気は味わえます。
まず奥様が頼んだものは、玉子、糸蒟蒻、鯨スジ、大根です。
私が頼んだものは、糸蒟蒻、焼売です。
そして「もちころ」です。「もちころ」とは、鯨皮を煎り、油抜きをしてもっちりとした食感をだしたものです。
さらに「ごぼう天」です。
最後は「ワカメ」です。
二人でシェアした名物「たこ甘露煮」です。
弘化元年の創業より使い続ける、秘伝のダシで瀬戸内海の真蛸を炊き上げたものです。
味ですか、お出汁は鰹出汁をベースに、みりんと薄口醤油で味を整えて、鯨の身や皮を加えてグツグツと煮立たせて乳化させたものですが、味わいは甘いのです。
みりんが入っていますからね。
私のような濃い醤油出汁でおでんを食べ続けてきたものからしますと、関西人が東京のうどんを食べた時に感じる、真逆のカルチャーギャップを体験したのでした。
従いまして、味に関しましては行間を読んでください。
名物「たこ甘露煮」も巷間で大絶賛するものでもありません、ハイ。
そうそう料金ですが4,266円でした。
I think this charge is a little bit too expensive・・・
ここに来たのはこの男の方(小田原出身)がこのTVで大絶賛したからなのです。
私はこの方を「仕事の為に関東人の魂を売った」と断じさせていただきます。
外国人の方々も下町っ子同様にカルチャーギャップを感じたようで、10分以上このお店で席を温めた人はおりませんでした。こんな日もあります・・・