下町っ子の上の空

好奇心が人一倍強く、見栄っ張りで、お人好しの下町っ子のBlogです。 ウンチクネタがくどいのがたまに傷ですが、お気軽にお立ち寄り下さい。

こんごう庵

神保町 こんごう庵 リターンズ

今日は「私の普段の顔つき」の話です
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この間地元駅に着いてから尿意を催したのでたまさか駅近くの区の駐輪場のトイレを借りました。
すっきりしたので足取りも軽く駐輪場の中を通って路外に出ようとすると、坊主頭の野球部の高校生が私の目を食い入るように見ています。
その視線が私ではない事を確認するために後ろを見ますと、私の背面には誰もいません。
どうやら彼の視線の矛先は私のようです。
大きなマークが私の頭の中を占める頃、坊主頭の青年は、すみません。
自転車が出ないのです。
このままだと明日の朝練に出られません。
実は、出庫口に挿すカードを間違えて入庫口に入れたら作動しなかったのです。
カードを取り出して再操作をしようと思ったのですが、肝心のカードが出てきません。
指でほじくり出そうとしたのですが、カードそのものに指が届きません。
助けていただけますか、と言うではありませんか。
君、私はここの職員じゃないよ。
多分この時間は管理者がいないと思うから、管理会社に電話して遠隔操作してもらったら、と言いますと、電話は何回もしましたが出ないのです、と泣きそうな顔で、私に途方に暮れた感を体中で表しています。
私は、もう一度いうけど、私はここの職員ではないよ、とキメますと、助けてください、と哀願の言葉で返すだけです。
こうなると私の下町っ子気質が首をもたげてきます。
困った人を見たら見過ごす事はできません。
というかそのような事はしてはいけないと子供の頃から叩き込まれていたからです。

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まずは現状確認です。
青年の駐輪カードはカード挿入口にすっぽり収まっていて進退極まりない状況です。
試しにシャープペンの黒芯をノックして出してその突端で突いてみましたらポキンと芯が折れました。
これは想定内であります。
これは結構重症だな、と今度は私が全身で途方に暮れた感を体中で表しました。
こういう時はクールダウンです。
私は私の灰色の脳細胞を高速でフル回転させました。
すると私の過去履歴の中から類似のトラブルが頭に浮かび上がったのです。
そうだこれが使えると思い、その青年に、少しお金がかかるけどいいかな、と言いますと、仕方ありません。
何か良い方法があるのですか、と希望がこもった目で私を見つめています。

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この駐輪場をでて左に曲がってしばらく行くとローソンがあるから、そこでカッターナイフを買ってきな。
そのナイフでこのカードは引っ張りだせるはずだ、と言いますと、本当ですか、と聞き返したので、私は忙しいんだ。
10数える内に買ってこい、と気合を入れましたら、オス、行ってきます、と脱兎の如くローソンの方に向かって走って行きました。
するとしばらくしてハァハァ言いながら帰ってきましたがその手にはカッターナイフはありませんでした。
そこで私は、カッターナイフが売切れていたのか、と聞きますと、カッターナイフはありました、と言うので、なんで買わなかったんだ、と聞き返したら、彼は顔面をぽっと朱色に染めて、実は・・・
所持金が300円少々しかなく、その一方でカッターナイフは@398円するわけで、と言ったまま固まっていました。
私は焦れて、要はお金が足りなかったのか、と聞けばコクンとうなずいています。
この辺りはまだ高校生です。
乗りかかった船です。
仕方ないので私の小銭入れから100円玉を出して、このお金はあげるから。
今度は5を数える内に買ってこい、と言いますとウサイン・ボルトのようなダッシュを見せてローソンの方に向かってかっ飛んで行きました。
しばらくしてまるで炎天下の犬のようにゼエゼエ言いながら帰ってきました。
坊主頭の頭長には玉のような汗が浮かんでいました。
今度は買えたのか、と言うと私の質問に答えず、これでいいですか、というので、すぐに袋からカッターナイフをだして、と命じました。
私は彼から手渡されたカッターナイフを右手に持ち変えてそしてその刃を二つほど出しました。
多分これで取れるはずです。
取出し作業に取り掛かりました。
先端の尖った刃はかるく駐輪カードに刺さったので、あとはゆっくりと引き出すだけです。
その作業時間は30秒もかかりませんでした。
そしてスタックされていたカードは坊主頭の高校生に戻りました。
今度は挿入口を間違えるなよ、と私は言い残してその場を去りました。
背後から、あーざす、という高校生の大きな感謝の言葉が私の背中に届きました。

彼は数ある通りすがりの中からなんで私を選んだのでしょうか。
家に着いてから、奥様に今日のこの顛末を話しながら、私の疑問を奥様に投げかけました。
すると、頼みやすそうな顔をしているからじゃない、と言うのです。
脇でこの話を聞いていた次男も、何とかしてくれそう感はあるからね、と言っていました。
どうやら私の普段の相貌はこのように見えるようです・・・


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今日は猿楽町周辺に出没です。
たまには美味しい蕎麦を食べるかと思いました。
今日のお店は「こんごう庵」神保町店さんです。

住所: 東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル 1F
電話:050-5593-4639
定休日:年末年始・お盆

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「名物へぎそば+自慢の〆さば」@842+@842=1,684円です。
店内に入るやいなや、久々ね、と奥様からお言葉をいただきました。
そう言われてみるとしばらく来ていませんでした。

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座るやいなやテーブルセットが到着しました。

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待つこと5分「自慢の〆さば」が到着しました。
この〆さばの輝きはどうでしょうか。
美味しそうです。

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それでは実食です。
さばの身が甘いです。
新鮮なので身に弾力があります。
これは絶品です。
美味しい!

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待つこと10分で「名物へぎそば」が到着しました。
この蕎麦からは大いなる清涼感を感じられます。

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薬味と天かすです。

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薬味と天かすを入れていただきます。
冷たくシャキッとした蕎麦の喉越し感は最高です。
これまた絶品です。
なんてさわやかなお蕎麦でしょう。
最高!

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食後は蕎麦湯で口内の夾雑物を拭い去ります。
店内は酔客で込み合ってきました。
食事だけのお客は早めに神輿を上げなければなりません。
ごちそうさまでした

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お店を出た後、神保町・猿楽町をひやかしながら帰路の途に着きました。
気分は初夏ですねぇ・・・

それでは(^_-)

続 神保町 こんごう庵

今日は「男はつらいよ」の話です。
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私はギャンブルがあまり好きではありません。
理由は2つあります。
ひとつは生来の負けず嫌いなので負け始めるとのめり込む為です。
ふたつはお金をギャンブルで得るという行為が嫌いだからです。
これは亡き父から、お金は額に汗して得るものだという勤労思想に基づくものです。
これは表層的なことで、本来的な事ではありません。
ギャンブルは、ギャンブルの中に存在するなにかが人間の本質をいとも簡単に露出してしまうからです。
要は自分の裸の姿をなんのためらいもなく皆に知られてしまうのが生理的に嫌なのです。
ポーカーフェイスというものがあるではないかという向きもおありでしょうが、これ相手に自分の感情を悟られない為に冷静・平常を装う演出です。
これも良く考えると感情の表現の1つです。
ポーカーフェイスといっても、単に自分自身で演出をしているだけですので、態度にでなくても、手足が小刻みに震えるとか、煙草を普段より多くすうとかどこかに痩せ我慢している心理的なストレスがでています。
昔、人事の時の経験で申しますと、学生が答えられないような想定外の質問した時、男子学生は如実に顔にでますが、女子学性は顔には出ず足に出ます。
女性はそのような場合は確実に足が小刻みに震えています。
この反応は何百回も確認していますので間違いはありません。
ポーカーフェイスもこの女子学生の反応と同じであると断じています。
ギャンブルの話に戻りますが、学生時代に良く麻雀をやっていました。
麻雀で勝っている時は、皆、意気軒高であたかも俺が日本の将来を背負ってたつみたいな姿を見せます。
しか〜し、負けが込んでくると、その人間の本質がでてきます。
負けが込んでくるとほとんどが弱気になりますが、中には日本の伝説の朝ドラ「おしん」の様にじっと耐え忍んでこの逆境を跳ね返そうとする輩(やから)がいます。
このような輩は心底から尊敬しています。
けれどもこのような輩が会社生活で成功しているかと申せばそうでもないのが面白いところであります。
世の中は、いかに自分を高く演出するために努力をし続ける人が栄達を極めるのではと強く思うのです。
最後に、自信に満ち溢れている男よりも不安や悩みを抱えている男に、私は人間らしさを感じます。
所詮、男は虚勢を張って生きているのでしょう。
「男はつらいよ」であります。


右手のないパイロットが少女に伝えた事



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今日は長男の誕生日会です。
多分、お蕎麦屋さんでの開催は始めてであります。
という事で、今日のお店は「こんごう庵」神保町店さんです。

住所: 東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル 1F
電話:050-5593-4639
定休日:年末年始・お盆

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お店の外観です。

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会場の雰囲気です。

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ハッピーバスデーのご唱和と共に誕生日祝いの開催であります。

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まずは突き出しです。
胡瓜と海月と若布のヌタです。
いきなりトップギアです。
味噌と酢の味わいが絶妙です。
美味しい・・・

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自家製つけものです。
これは鐵板の味わいです。
たまらずご飯が欲しくなりました。

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蛸の唐揚げです。
蛸が柔らかくて且つ熱々です。
これほど柔らかい蛸の唐揚げを食べたのは初めてです。
美味しいです。

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トウモロコシのつまみ揚げです。
トウモロコシが甘く揚がっています。
多分に水分が蒸発して糖分が濃縮されることによるものと思うのですが、軽く振られている粒目の粗い塩の甘さが美味しさを極大化させています。
美味しいです。

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しめ鯖です。
ヒカリモノが嫌いな方は思わずのけ反ってしまう輝きです。
肉厚の厚い「しめ鯖」は口内でふくよかさを感じます。
甘みを感じる「しめ鯖」は皆が舌鼓をうちました。

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タレカツです。
甘辛のタレが絶妙な味わいです。
カツも柔らかいし極上の味わいです。
熱々なのが高評価です。

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ご酒変わりです。
子供たちはビールから日本酒に替えました。
皆、トップギアかと思いきや主賓の長男が体調不良で失速しましたので次男の独壇場であります。
次男からは量が多いとため息交じりでうれしさを表現していました。
花番さんに確認しましたら全部で2合だそうです。
〆張鶴が高評価でした。

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天然地魚刺身です。
時計回りで、牡丹海老、カンパチ、コチ、しめ鯖、アラ刺しです。
皆鮮度が高いので驚きました。
その理由は本日新潟の海で取れた魚を船頭板といわれていましたがその場でおろすので鮮度が保たれているそうです。
個人的には牡丹海老にノックアウトされました。
これほど甘い牡丹海老は食べたことがありません。

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イカの姿焼きです。
これはイカが新鮮なのでしょう。
口内でイカが跳ねています。
ゲソが歯に絡みつきます。
こういうからまれ方は大歓迎です
イカ焼きは、醤油をたらしたマヨネーズで頂くのがお約束です。
海の味です。

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意趣替えで玉子焼きです。
出汁が良く効いています。
熱々でほっこりと焼かれています。
玉子焼きは、お蕎麦屋さんの得意技ですがここまでの味わいで供されるとは、まさにくりびつてんぎょのいたおどろであります。

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ひな鶏の唐揚げです。
まるでこん棒のような外観であります。
外観とは裏腹にジューシーで且つ甘さを感じます。
何でしょうこの美味しさは・・・
お蕎麦屋さんでこのような唐揚げを出されたらカーネルサンダースさんは裸足で逃げていくでしょう。

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かにコロッケです。
外観を甘くみていました。
実は内観も甘いのです。
カニのエキスがいっぱい詰まっていてほっぺたが落ちました。
これは揚物の今日一です。
美味しいです。

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締めはへぎそばです。
こんごう庵のへぎそばはつなぎとして布海苔を用いていますので風味がゆたかです。
おまけにシャキッと且つ冷ややかに仕上がっていますので喉ごしがさわやかです。

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上質な油であげた天麩羅(天かすではない)を入れますと味がふくよかになります。
大変美味しくいただきました。
とてもご機嫌な誕生日祝いとなりました。

それでは(^_-)

神保町 こんごう庵

今日は「誕生日会設営担当」です
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我が家は家族の誕生日会をやり続けています。
当たり前ですが、子供たちが小さい頃は家で誕生日会をやっていたのですが、子供が大きくなってきましたらレストラン等で催行されるようになったのです。
その嚆矢は1998年9月20日ですから、20年間の永きに亘って催されてきました。
そしていつの頃からか、設営と食事代は私の担当となり、プレゼント代はそれ以外の家族というのが不文律となっています。
4人家族ですから、4人×20年=80回もやってきたのです。
あらためてこの実績に刮目しました。
さら〜に、家族が2人増えましたので、これからはマックスで年/6回の誕生日会が催行される事になるわけで、まさにうれしい悲鳴であります。
年に数回ですが、家族で美味しいものを仲良く食べる。
その結果、心身ともに健やかに心満ちて暮らす事ができるのだと思います。
ただし、その効果は短期間で失せるので次の誕生日会に思いをはせる。
この循環が誕生日会の楽しみに繋がれば良いと思っています。
世の中に、家族の笑顔がある誕生日会以上になにを望むものがあるのでしょうか。

といいうとで、長男の誕生日がまじかに迫っていますので会場探しにはいりました。
我が家は奥様が偏食なので、レストランの選択は一苦労です。
基本的に奥様は鮮魚が得意ではありません。
従いまして、洋食系を選考するようにしています。

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まずは、ホテルカデンッアに向かいました。
気分はアロハです。
どうなのでしょうか・・・
ここはアウトにしました。
理由はホテルの華であるデザートが弱いのです。
さすがにチョコーレートファウンティンみたいなものではお茶は濁せません。

日をおいて、美味しい「蕎麦屋」があるとの情報がありました。
しか〜し、お酒が飲めないので、夜の「蕎麦屋」には独りではいけません。
会社の後輩に付き合ってもらって行きました。
という事で、今日のお店は「こんごう庵」神保町店さんです。

住所: 東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル 1F
電話:050-5593-4639
定休日:年末年始・お盆

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

画像は撮っていませんが店内は超混雑です。
美味しさの熱気を感じます。
それでは下見のスタートです。

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まずはお疲れさま乾杯です。

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まずは突き出しの「胡麻豆腐」@378円です。
いきなりレベルの高い料理がでてきました。
なんともコクのある「胡麻豆腐」です。
トッピングの海老も甘みがあって美味しいです。

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「トウモロコシのつまみ揚げ」@650円です。
これは店長の一押しです。
トウモロコシが甘く揚っています。
多分に水分が蒸発して糖分が濃縮されることによるものと思うのですが、軽く振られている粒目の粗い塩が甘さを極大化させています。
これは今日一であります。

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「穴子白焼き」@1,058円です。
これはフワフワに焼き上がっています。
目を閉じていただいていますと、海の音が聞こえてきます。
山葵をのせていただくと鼻孔の奥にほどよい辛さが届きます。
これも美味しい。

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「イカの姿焼き」@853円です。
これはイカが新鮮なのでしょう。
口内でイカが跳ねています。
私は軽く醤油をたらしたマヨネーズで頂くのがお約束です。
これはイカ好きなら皆ノックアウトされるでしょう。

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「しめ鯖」@842円です。
これは今年頂いた「しめ鯖」の絶巓です。
肉厚の厚い「しめ鯖」は口内でふくよかさを感じます。
甘みを感じる「しめ鯖」は私の大好物であります。

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「柳かれい」@1,058円です。
淡白な「柳かれい」ですが、白身が柔らかい。
これはカリカリの皮に美味しさが詰まっています。
お腹を空かせた猫の様に余すところなく頂きました。

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箸休めの「谷中生姜」@518円です。
よく冷えた「谷中生姜」は江戸っ子の大好物です。
江戸っ子はこの「谷中生姜」で夏を感じます。

締めの「へぎそば(二人前)」@1,685円です。
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最初にご飯がきたのかと思いきや天かすでした。

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きれいに盛り付けされた「へぎそば」です。

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リフティングでご覧のとおり美味しそうですよね。
実際は画像よりもさら〜に美味しいです。

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という事ご機嫌な下見でした。
長男の誕生日会の催行はこのお店できまりました。
当然のことながら個室を予約しました。

それでは(^_-)
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