高校の一年生の時の合宿の打上の話です。
私の高校の合宿は長野の戸隠で我剣道部を初め野球部、テニス部、卓球部、バスケ部、バレー部等主だった運動部が一週間缶詰になり運動技量の向上に努めます。
今思うと良くあれだけシゴカレタかなっていう感じです。
楽しみは最終打上の夕食のあと合宿参加の全運動部が集まり行われる「肝試し」です。
その時私はバスケ部の福西とコンビで世にも恐ろしい「塗壁」の役です。
「塗壁」ですから白い敷布を持って「肝試し」のコースで早々と待っています。先輩からは「塗壁」は最後の鬼門なので全員気絶させろとの命令です。当然の事ながら「気絶」させることができなければお約束の長時間正座の「説教」です。これには根性が入ります。万が一「気絶」しなかったら女子以外は殴りたおすしかないなと福西と二人で気合を入れていました。しかし女子はどうしようと…下卑た話で盛り上がっていました。
「肝試し」の幕が下りました。15分位経って白いジャージの長い髪の女子が来たので、脅かそうと敷布を持って身構えていたら、あっという間に風のようにとおりすぎ何もできませんでした。福西と私は、次はああいう足の早い輩(やから)は足をかけて倒してから脅かすかと作戦を練ったのです。それから誰も来ずで、二人でダラダラとくだらない話をしていたら80分位経ってしまいました。いくら何でも誰も来ないのはおかしいと、この時遅まきながら始めて気がついたのです。
すると私たちが待ち受けしている坂の下の方から「××(私のこと)、福西何処にいるんだ、いたら返事せい」とマイクを通して先生が大声で私たちを呼び掛けています。
福西「先生、ここにいます」
先生「お前ら二人全くなってない、なってないぞ」
「何がですか」
先生「馬鹿者!お前ら「肝試し」のコースから外れたところで「塗壁」をやっていたんだ。皆ですぐに探しにいったのだが見つからず「肝試し」を中止にし、お前らの探索を今まで手分けしてしていたんだ」
私&福西「エッ!それで誰も来なかったんだ(納得)」
この後合宿所に戻り恒例の説教を兼ねた長〜い長〜い飲み会が始まり、そしてとうとう次の日待ちに待った懐かしい我下町に帰る日が来ました。
帰路の途中、蔵王の有名湖「お釜」のドライブインで小休止のとき、昨日私たちをサルベージュしてくれた先生がいたので挨拶に行きました。
「先生、昨日はお騒がせしてすみませんでした」
先生「来年はするなよ」
「昨日白いジャージの女子が私たちの前を駆け抜けていったんですが、ところで白いジャージってどこの高校ですか」
先生「あんだって馬鹿いうな、打上の前の日には当校以外は皆引き上げていて、あの村いたのは内の高校だけさ」
「しかし…間違いなく白いジャージの女子をみたのですが」
先生「可哀相にそりゃ間違いなくお狐サンだわ、取り憑れるなヨ(笑)」
「…マジスカ」
福西とは卒業しても良く合うのですが、この話になると私達二人はあの夜、一体何を見たんだと話します、そして二人で確認するには「あれはお狐さんではなく…間違いなく白いジャージを着た女子だったんだ」です(笑)

今日の獲物はウゾ(OUZO)です。
ウゾ1
ウゾ(OUZO)のパッケージです。
ウゾ2
ウゾ(OUZO)のボトルです。
義理の弟が会社のインセンティブでドイツ、ギリシャと研修旅行(Itineraryを見る限り研修はほとんどないような感じ?)にいきそれのお土産です。しかし餞別を渡すのを忘れていたのに…本当にどうもありがとう=ευχαριστ・πολ=エフ’ハリス’ト・ポリ(ギリシャ語でありがとう)m(__)m
このウゾ(OUZO)ですが以下のような飲み物です。
【QOT 】
酒飲み連中の飲み物は一般の人とちょっと違い、労働者はウゾ(OUZO)、金持ちはブランデー(メタクサ:METAXA、ギリシャの国産ブランデー。VSOPからGRAND ORINPIAまであらゆる店に置いてあります)を飲んでおり、他の酒を飲んでいる人にはなかなかお目にかかれません。日本の清酒や焼酎と同じように、ギリシャではウゾとブランデーがそれだけポピュラーな飲み物である事は間違いないでしょう。 ウゾはフランスのペルノー(PERNOD)と同じように、水で割るとそれまで無色透明だった酒がたちまち白濁し、まるで薄めた牛乳のような色合いになります。香りもペルノー同様香草(アニス)が主ですから、慣れるにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、一度慣れてしまうと病みつきになります!
フランス人はペルノーをゆっくり時間をかけて飲みますが、ギリシャ人はウゾをガブガブ飲みます。ちょうど日本人が焼酎をガブ飲みするのに似ています。ただし焼酎のように生で飲むのとは違い、必ず彼らは水で割って飲みます。ギリシャは国土の大部分が大理石で出来ているような土地柄ですから、当然湧き出てくる水の性質も特殊です。これと何かしらの関係があるのかもしれませんが、私が水で割らずにウゾを飲もうとすると現地の人から『やめろ』と言われました。度数が焼酎よりも高いため(40%あります)、生で飲んでは健康に悪いという事なのでしょう。
【UNQOT】児島五枝郎のエッセイ集より転載

味ですか学生の頃に飲んだ「アブサン」に似ています。しかしアルコール度数40%とは、白く濁るのを見たくて水割りにして飲みましたが、確かに癖になる味です。
アルコール度数が高い為か、突然と階段を踏み外して落ちるような酔い方です。
しかしツマミは何が合うのでしょうか、とりあえずピスタチオをアテにして飲んだのですが、香草(アニス)が強くてアテにはなりませんでした。日本ではここら辺りが課題でしょう。それとこれで二日酔いすると間違いなく地獄絵図になると思います(笑)

それでは(^_-)