佐藤家のルーツを探せ 後編
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FAXを送った後、手持ち無沙汰だったので、元部下に教えてもらった住所を基にその家に行って参りました。
自転車でいくと前の家とはそんなに離れていませんでした。
すると・・・
肝心要の佐藤家がありません。
教えてもらった住所には大きなアパートが二つあるだけです。
電話はあっているけれど住所が間違っているということでしょうか。
そんな馬鹿な、このような聞き間違えを避けるために、確認の為に言われた住所と電話番号を2回も復唱しておきました。
もしかすると佐藤さんは没落してこのアパートに住んでいるのでしょうか。
もしそうなら素封家であった佐藤家のルーツなどは不幸を掘り起こす事になるので聞けないでしょう。
私の胸の中に暗雲が立ち込めてきました。
仕方がないので帰宅しました。

9
私はこのような場合、ウジウジと悩むのは好きではありません。
明日はWBCの日本VSメキシコ戦があります。
佐藤さんは野球が好きだったので在宅のはずです。
アサイチで電話してみようと決めました。
次の日の朝、佐藤さんの家に電話してみました。
3回コール音が聞こえました。
今日も繋がらないのかと諦めかけましたら、電話口から女性の声が聞こえてきました。
私は大きな深呼吸をひとつしてから、電話をかけた要件を伝えました。
すると、私にはわからないので、主人と変わります、と言って保留音が流れました。
その保留音は私には長く感じられました。
しばらくすると、懐かしい声が電話口から聞こえきました。
どうしたの、久しぶりじゃないの、何かあったの、と聞かれたので、今回の取材について話しました。
すると、確かにうちは佐藤家の本家であるけど分家の頂点の本家の末裔なんだ。
佐藤本家は遠い昔に断絶してたはずだよ、と言われたので、それでも良いので取材させてください、というと、歴史が古すぎてよく分からないよ。
そうだ家にこの土地の歴史を書いた稀覯本があるからまずはそれで調べてよ。
それは貸してやるよ、と言われたので、取りに伺います、と言って会う日を決めました。
そして、実はこの間、直接自宅を訪ねたら、家がありませんでした、と言うと、敷地が広すぎるので節税のためにアパートを二つ立てたんだ。
私の家はその奥にあるんだよ、と笑いながら教えてくれました。
其の日、指定された所にいきますと、とてつもなく広い敷地に大きな邸宅がありました。
その門の前に自転車を停めますと、庭で待っていた佐藤さんが近づいてきました。
そして豪邸の中に招き入れてくれました。
大きな玄関を入ると長い廊下をとおり20畳くらいのリビングルームを右手に見ながら左にまがると12畳の和室の応接室がありそこに通されました。
そこでお互い久闊を除した後は昔話になり50分位雑談していました。
そして今回の訪問の趣旨を丁寧に説明すると、昔さんざんお世話になった△△さんの頼みだしな、それに佐藤家の名誉の為でもあるからと快諾していただきました。
それから忘れないうちにと稀覯本を渡していただきそのお宅を辞しました。
これにより私のレポーター活動が正式に動き始めたのです。


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今日は神田に出没です。
カレーが食べたくなりました。
という事で今日のお店は「キッチン南海」神保町店さんです。

住所: 東京都千代田区神田神保町1丁目5
電話:03-3219-1616
休日: 日曜・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「カレー+チーズ+キャベツ」@600+@100+@50=750円です。
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今日も行列ができていました。
それでも23分程で入店できました。

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テーブルセットです。

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調味料の面々です。

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待つこと2分でチーズと富士山キャベツが到着しました。

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待つこと5分でデフォルトのカレーが到着しました。
見た目普通のカレーであります。

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これにキャベツ、その脇に大量の福神漬け、そしてキャベツの上にチーズ、福神漬けの上にマヨネーズそしてウスターソースをかけ回してひたすらにかき混ぜます。
画像はぐちゃぐちゃになってあまり鑑賞には耐えられませんので掲載しません。
この世の中にこのようなグチャグチャにして美味しい食べ物があるでしょうか。
ありません、キッパリ。
辛いカレーに甘辛い福神漬けと真っ白なキャベツが緩和してくれます。
脇役のマヨネーズとソースが随所にその個性を発揮してくれます。
なんて美味しいのでしょうか。
ガシガシと食べていますと厨房のチーフコックさんと目が合いました。
彼の目は、ウチのカレーはこの食べ方が最高ですよ、と言ってくれています。
ウンなわけないか・・・
それにしても美味しいです。
溢れんばかりの口福で身体が打ち震えています。
大満足のランチであります。
ごちそうさまでした

それでは(^_-)