今日は「Ginza Debut Vol.1」
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食べ歩きが好きになったのは父親が食道楽だったというのが最大の理由です。
巷間でいう父の影響を受けたという事でしょうか。
当時は美味しいお店を知っているという事は人から尊敬されました。
尊敬されるともっと尊敬されたいという気持ちになるのでしょうね。
さら〜に、美食家=金満家というステレオタイプの構図ができており那辺も拍車をかけたのでしょう。
確かに貧乏人が美味しいお店を知っているというのは考えにくい事ではあります。
事業で成功した父は美味しいものにお金をつぎ込むという事に全くの痛痒を感じていませんでした。
このような素地を持った私が一気に食べ歩きに傾斜したのは高校生になってからです。
中学校時代の友達は私同様に食べ歩きが好きだったので彼との相乗効果でその傾向が増していったのです。
彼の美味しいお店のほとんどは、3歳年上の姉の受け入りだったのです。
高校を卒業した彼の姉は銀座にある超一流の不動産会社に就職したものですから、銀座・有楽町・日比谷の美味しいお店の情報はかなり有していたのでした。
彼は姉から得た情報をあたかも自らが取得した情報のように私たちに喧伝(大げさに伝える)していたのです。
当時のティーンエイジャーの中で3歳の年の差は10歳位の差に感じられました。

下町の高校生が憧れていたのは銀座のレストランでの食事でした。
そんな私たちの銀座のレストランデビューはビザレストランでした。
当時の下町の高校生においてお気軽な洋食と申せばピザしか考えられませんでした。
地元浅草でもピザは食べられます。
しか〜し、浅草あたりの洋食店のピザは出来合いのドウ(生地)にモッツァレラチーズを大量にかけ回しその上にトッピングとして玉ねぎ、ピーマン、トマト、ベーコンをのせたようなものでした。
これはこれで美味しいのですが、イタリア人がこれを食べたらピザとは言わなかったでしょう。
所謂ジャパニーズイタリアン若しくは昭和のピザであります。
浅草のピザに限界を感じていた私と友人は銀座ピザの開拓を目論んだのです。
その当時もグルメ本はありましたが、レストラン評論家のレベルが低い事も有ったのですが、お店からお金をもらって掲載していたのもあり、当たり外れ多くがありました。
頼みの綱は彼の姉のレストラン情報です。

銀座デビューの日が来ました。
彼からの指示は、唯一ドレスコードはトラッドファッションで決めるというものでした。
2人ともファッションは決めてきました。

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私のコーディネート、ジャケットはブルー&レッドのマドラスチエック、シャツはオフホワイトのボタンダウン、パンツはホワイトパンツ、靴はサドルシューズで決めました。

ブレザー
彼のコーディネート、ジャケットは真紅の三つボタンの段返りプレイザー、シャツは紺の太目のペンシルストライプのボタンダウン、パンツはキャメルのコッパン、靴はコインローファーでした。
コインローファーは切り込みのところにペニーコインを挟める事からきているそうです。
イギリスでは左右1枚ずつで合計2ペンス携帯できるので、公衆電話が2ペンスで使えた時代の緊急連絡用だったなんて説もあるようです。
そして小脇に抱える紙袋はご当地銀座の帝人メンズクラブのものでした。
彼曰く、VAN-JACKETのものは銀座ではなめられるという事で厳禁でした。

みゆき通り
銀座デビューのレストランはみゆき通りにある老舗のイタリアンレストランの「シシリア」でした。
みゆき通りといえば、前回(1964年)の東京五輪 の頃に銀座にアイビールックの服を着た男性やロングスカートの女性が大きな紙袋を抱えて歩く「 みゆき族」が誕生した通りです。「シシリア」は、通り沿いの2階にあるお店でした。

To be continued・・・


もう一度聞きたい「星野仙一が残した言葉」



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今日は奥様から東武デパートのカードポイントが失効するので、金券に替えて来てください、との事でくだんのデパートにやってきました。

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結局薬局放送局で、その金券は10枚もありました。
うちお駄賃で一部を使っていいとの事からUNIQLOさんで欲しいものを買わせてもらいました。
その後はランチです。

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今日のお店は担々麺では都内第3位であります。
今日のお店は「香家ラーメン」エソラ池袋店さんです。

住所: 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋 6F
電話:03-5944-9158
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

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今日のオーダー「麻婆麺」@1,023円です。
本当は担々麺にしようかと思ったのですが「ビリビリくる花椒のしびれ!」のキャッチに目が釘付けとなり大方針を変更したのです。

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待つこと7分で「麻婆麺」が到着しました。
見た目、血の池地獄です。
緑のニラで井桁に囲まれた中にある花椒の量をみて胃酸が.。o○と沸きあがってきました。
気を取り直して実食です。
まずはスープです。
超辛い、けれどコクがあり美味しい。
これは絶品ですね。

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麺はストレートの細麺です。
麺は小麦の馥郁たる香りがします。
そしてこの激辛のスープをしっかりと受け止めています。
途中で花椒を一気に飲みこんだら意識が飛びました。
しばらくして我に返りましたら汗だくになってこの細麺を無我夢中にすすっている自分がいました。
気分は魔界転生であります。

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途中でタッフさんが、酢を入れますとマイルドになりますよ、と言われたので試してみました。
味がしまりマイルドになりました。
これはこれで美味しいですね。
この辺りで豆腐の淡白な味が存在感をあらわしてきます。
これは病みつきになりますね。
汗がフルフルとでてきますが、そのくらいでないと食べた気になりません。
辛いラーメンがお好きな方にはお薦めの一品です。

それでは(^_-)