今日は「鍛心会 其の壱」
梅雨のような7月でしたがもうすぐ盛夏となることでしょう。
夏といえば中学から道場で剣道を始めていた私には思い出すのも嫌になる例会がありました。
当時の剣道の先生は筋金入りのサムライで、太平洋戦争では憲兵として対戦国である中国で中国兵の首を100以上落としていたという武勇伝を持っていました。
今でこそこのような話は負の歴史なので広言することはありませんがこれが昭和の話たる由縁であります。
当時の私たちの道場(小学校の体育館)も高温多湿の施設で剣道着・防具を着て行う稽古は熱中症等で健康を損ねる事から夕方に行う夏季集中稽古(5日間)のみでした。
その稽古が終わる最終日には納会があります。
その余興として鍛心会という肝試しというか身も心も冷えてしまう納涼の催しを行なうのでした。

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去年は学校の音楽室に掲げてあるベートーベンの肖像画が真夜中に笑うという噂があるので、そのベートーベンが笑うのを見届けるまで正座して心を煉るというものでした。
これは学年ごとに3人ずつ分けて行います。
ほとんどの者が真っ暗な音楽室で正座してベートーベンの肖像画と対峙するというのは心冷えるものでありまして、もって3分で皆逃げ去っていました。
私たちの班も座って1分位すると眼が暗闇に慣れてきます。
音楽室に飾ってあるベートーベンって確かに不気味です。
2分くらいすると仲間の誰かが、今、ケタケタと笑っていた、というものですから、そんな気がするという事で脱兎の如く音楽室から逃げ去り納会の会場に戻りました。
私たちを待っていた先生には、確かにベートーベンが笑っていました、といえば、なんて笑っていた、と聞かれたので、ワハハハと笑っていました、といえば、嘘申せ!
楽聖ベートーベンは独逸人なので「ワハハハ」ではなく「Bwahaha」と笑ったはずだと一刀両断でした。
さら〜に、写真が笑ったら富士フイルムの工場の周りの住民はうるさくて寝られたものではなぁ〜い、とカラカラと笑い飛ばしていました。
仮にベートーベンが笑ったように聞こえたのなら、それは恐怖に向きあう心ができていない証拠だ、修業が足り〜ん、と気合をいれるのです
これがこの催しのオチだったんですね。
このように先生は軽妙洒脱なところがあったのです。


心のオーディション



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今日はバスの街石神井公園に出没です。
今日は珍しく夏の息吹が感じられます。
今日のお店は「辰巳軒」さんです。

住所: 東京都練馬区石神井町3-17-20
電話:03-3996-0425
定休日: 木曜日・水曜日も隔週であり

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
暑いのですね、皆さん団扇で涼を取っています。
外国人のお運びさんが入ったようです。

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メニューです。

今日のオーダー「カレーライス」@600円です。
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座るやいなやお水が到着しています。

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待つこと5分でカレーライスの到着です。
見た目、美味しそうです。

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それではソースをかけ回していただきます。
辛さはかなり辛いです。
玉ねぎの香りが立っていて味を締めています。
ここのカレーは中華料理屋さんのカレーと作り方は同じような気がします。
玉ねぎ、肉を炒めたら、大量のカレー粉を加えて、中華スープで溶かします。
仕上げは溶きカタクリ粉でトロミをつけます。
従いましてカレーのトロミは昭和の味わいです。
懐かしく且つ鐵板の味わいであります。
しかもこれだけの豚コマを入れてくれたら申し分ありません。
福神漬けもイロドりと味の引き締めに大いに貢献しています。
美味しいです。
今日も私の頭上に口福の神様が降臨したようです。
し・あ・わ・せであります。

それでは(^_-)