今日は「早すぎる死・・・」
私の同級生で最初に天国に登ったのは桜井君でした。
小学校2年の秋に8歳という若さで旅立ったのです。
彼とは小学校1年から同じクラスだったので2年間だけのお付き合いでした。
しかし、彼は入学した時から身体が弱かったので学校は休みがちでした。

健康学園
途中から千葉県は富津市にある健康学園に転園しましたので、それほど細やかな付き合いはありませんでした。

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たまに学校にくると日焼けしていたので富津は海っぺリにあるので健康的な生活をしていたのだろうなとは想像していました。
そして彼の口から語られるそこでの生活は、毎朝、寒い日も窓全開で乾布摩擦から始まり、朝晩は麦ご飯、昼はサンドイッチに肝油2粒だったと話していました。
9月頃でしたか、担任の幸野先生から、皆さんに悲しいお知らせがあります。
同級生の桜井君が先週の木曜日に亡くられました。
皆で桜井君に合唱(合掌)しましょう、と言われたので、何の歌を歌うのだろうか、と隣の友達とひそひそ話をしていたら、バカだな、こういう時は「君が代」だろう、と言ったので、それは天皇陛下の葬式だろう、と言いかえしてしまいました。しばらくして先生は、私が合掌といいますので、目を閉じて両手を合わせて桜井君が天国にいくようにお祈りしてください。
いいですか、それでは「合掌」と言われたので目をつむりました。
隣の同級生は、大きな声で「天国に行ってね」と言ったので、先生は声を出さず心の中で祈ってくだいとたしなめられました。
しばらくして「合掌直れ」と言われたので、私の始めての合掌は終わったのであります。
それにしても先週の木曜日に亡くなったのになんで翌週の金曜日に言うのだろうかと不思議に思いました。
多分、桜井君は難病で死んだので解剖に廻されて、その後はミイラのようにグルグル包帯にされたので時間がかかったのだろうかと見当違いの想像をしておりました。
さら〜に、先生から、明日は土曜日です。
学校が終わったら桜井君の家のそばの人は桜井君の家に行き線香をあげます。
いいですか、今から読み上げる町名番地に住んでいる人はお家(うち)の人にそのようには話しておいてください、と言われ、私はその先生が呼び上げた住所に住んでいたので焼香に行く事になったのです。
次の日、学校が終わり、8人の同級生と桜井君の家に向かいました。
記憶でもうせば、私は桜井君が元気な時に2〜3回遊びに行った事があるので彼の家はあらかじめわかっていました。家は道を隔てた京成の線路の脇にありました。
従いまして、電車が頻繁に通りますので静かな処ではないように記憶していました。
道すがら同級生の女子の1人は数珠をもってきたので私は驚いていました。
他の友達は持ってきていないのでホッとしました。
桜井君の家につくと、家の中は静かで、お母さんが出迎えてくれました。
お母さんは幸野先生にすごく丁寧な挨拶をしており、私たちは暇をもてあましていました。
同級生の市川君が、ご焼香の後は沢山のお菓子がもらえるよ、と言ったので、なんでわかるの、と聞けば、昨日うちにお母さんがお菓子を買いにきたからさ、と言っていました。
彼の家は大きなお菓子屋さんだったのです。

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先生がご焼香した後、皆はそれを真似して線香をあげています。私の番になり、元気そうに笑っている桜井君の遺影を見て、こんなに元気なら死ぬ事もないのにと思っておりました。
ご焼香が終わり、お茶と和菓子が出されました。
桜井君のお母さんは、親より先に死ぬのは親不孝です。
皆さんは親不孝にならないよう健一の分まで長生きしてください、と涙声でいわれていました。
桜井君は喘息だったようです。
亡くなる1日前までは元気だったようですが急変して苦しみながら亡くなったようです。
死んだ場所は、市川君が座っていたあたりで、それを聞いた彼は恐怖で青い顔になっていました。
この当時は死者のタタリはみな信じていたのであります。
それからしばらくしておいとましました。
香典返しは市川君の言っていたとおり、彼の家のお菓子でした。
家に帰って、8歳でも人間は死ぬのだと思い不思議な気持ちになりました。
そうしますと、それの5倍も生きている両親はいつ死んでもオカシクないと思い、この日に限っては母親の夕食の手伝いをしたり、父親の晩酌のビールを酒屋にもらいに行ったりして親孝行をしたのであります。
遠い昔の思い出です。
もう少ししたら私も天国にのぼるのでしょうが、まだまだ早いのでお呼びがあったら断りしておきましょう・・・


島津亜矢 大空と大地の中で



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今日は東日本橋に出没です。
都知事選は小池さんの圧勝でしたが、山本太郎さんを始めてみました。
以外に体が大きくないのですね・・・
この辺りは食べるところがありません。
かかる中、第六感で選んだお店はこちらです。
今日のお店は「こなもんや」さんです。

住所: 東京都中央区東日本橋3-6-12 加藤ビル 2F
電話:03-3662-1020
定休日:日曜日・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です、

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メニューです。

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今日のオーダー「とんぺい焼き定食」@750円です。
店内はコロナ対策が施されておりますがそのせいかお客はほとんどおりません。
待つこと10分で「とんぺい焼き定食」の到着です。
見た目クドそうです。

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気を取り直して実食です。
前言撤回です。
このとんぺい焼きはふっくらと焼けており美味しいです。
中にトロケたチーズが隠れており、これが玉子焼きとマヨネーズと豚肉に良く合います。
江戸っ子なものなのでお好み焼きにご飯というのは抵抗があったのですが、これならオムレツ感覚でいただけます。
付け合せのひじきも美味しくて大満足のランチでした。
ごちそうさまでした

それでは(^_-)