今日は「失ってから気付くこと」の話です
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「道」という映画を観ました。
以下はWikipediaからのアラスジの紹介です。
旅芸人のザンパノは芸の手伝いをする女が死んでしまったため、その姉妹のジェルソミーナをタダ同然で買い取った。粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが心の素直なジェルソミーナは一緒に旅に出る。
道化の格好で芸をするジェルソミーナ。
新しい生活にささやかな幸福さえ感じていたのだが、ザンパノの態度に嫌気が差し、街へと逃げていく。
そこで陽気な綱渡り芸人イル・マット(ただし映画の邦訳では名前が出てこない)に出会う。
ジェルソミーナはザンパノに連れ戻されるが、イル・マットのいるサーカス団に合流することになる。
イル・マットはザンパノと古くからの知り合いらしく、何かとからかってザンパノを逆上させる。
ある日、我慢の限界を超えたザンパノはナイフを持って追いかけるのだが、その行いで逮捕されてしまう。
イル・マットはサーカス団から追放され、ジェルソミーナに助言を与え去って行く。
翌日、ジェルソミーナは釈放されたザンパノを迎え、2人だけで芸をする日々をすごした。
しかし後日、ザンパノは故障した自動車を直す綱渡り芸人を見かける。
仕返しする機会を待っていたザンパノは綱渡り芸人を撲殺する。
ジェルソミーナは、綱渡り芸人の死に放心状態となり、なきがらのそばから離れようとしなかった。
ザンパノは、大道芸のアシスタントとして役に立たなくなったジェルソミーナを見捨て、居眠りしている彼女を置き去りにして去ってゆく。
数年の時が流れ、見知らぬ海辺の町に立ち寄ったザンパノは、耳慣れた歌を耳にした。
それはジェルソミーナがよくラッパで吹いていた曲だった。
ザンパノがたずねると、ジェルソミーナと思われる女が、しばらくその海岸を放浪していたが、誰にも省みられることなく死んでいったという。
海岸にやってきたザンパノは、絶望的な孤独感に打ちのめされ、ひとり嗚咽を漏らすのだった

そして以下はこの映画を観られた Fredrich Engelsさんの コメントです。
ジェルソミーナを演じるのは、ジュリエット・マシーナだ。
とても可愛らしい顔をしていて、くるくると表情が変わる。
少し頭が足りないけれども、純真無垢そのものの目に引きつけられる。
そのみごとな演技には舌を巻く。
若い綱渡りの男が、この世のどんなつまらないものでも何かの役に立っている。
この足下の石ころだって、とジェルソミーナに語る。
ジェルソミーナは勇気づけられ、ザンパノと共に生きてゆこうとする。
アンソニー・クインが、その鎖切りの大道芸人ザンパノを演じる。
馬鹿力だけのじつに野卑にして無骨な男で、絶えずジェルソミーナを虐める。
だが彼女を捨てて逃げたザンパノは、はるかな後年、聞き覚えのあるラッパの音に浜辺で泣き崩れる。
ザンパノは既に衰え、彼女は亡くなっていた。
粗暴な男の孤独感と後悔の念は果てしない。
魂を揺さぶられるようなラストシーンだったのを憶えている。
二人の神がかった迫真の演技に驚嘆する。
監督のフェリーニは、妻ジュリエット・マシーナのためにこの映画を作ったと云う。

この映画を観て久々に涙が止まりませんでした。
本当に大事なものを失くしてしまったような喪失感で身体が震えていました。
この映画が描く男女の姿が寄り添うというものの原点なのかもしれません。
幸せというのは失ってから分るものです。
世の中には失ってから気付くことは多くあります。
なぜ、人は失わないと気付くことができないのでしょうか・・・
これは、全てが当たり前と思う傲慢さが原因だと思います。
今あるものが当たり前で、永遠に続くものだと勘違いしてしまいるからなのです。
永遠だから軽んじるのでしょう。
しか〜し、人間は有限の命なのを知っているのにもかかわらず、ついつい大事な人に優しさや思いやりに欠ける言動や行動をしてしまうのです。
今一度、自分を幸せにしてくれるものは何なのか、生きる上で大切なものは何なのか、真剣に考えませんと、それは人生に対してあいすまぬ怠慢と言わざるを得ません。
そんな事を強く感じさせてくれた映画でした。

映画の名シーン「道」



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今日は神っているバスのすれ違いを見せる石神井公園に出没です。
今日はドライカレーを食べたかったのです。
という事で今日のお店は「辰巳軒」さんです。

住所: 東京都練馬区石神井町3-17-20
電話:03-3996-0425
定休日: 木曜日・水曜日も隔週であり

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「ドライカレー+目玉焼き」@600+@100=700円です。
ここのところこのお店は超満員で入れなかった事が多かったのです。
今日はリベンジです。
なんか今日は空いていますね(笑)

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座るやいなやお水が到着しました。
これで私の夕食のゴングがなるのです。

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待つこと7分で「ドライカレー+目玉焼き」が到着しました。
どこから見ても美味しそうです。

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具材は鶏肉、海老、ネギ、ピーマン、玉ねぎ、グリーンピース、紅色の福神漬とドライカレーに必要な選手がフル出場しています。。
玉子を割ってトロ〜リと黄色い溶岩が流れたらそれにお醤油を数滴たらしてから実食です。
ご飯の炒めが最高です。
カレーの辛さは少し辛いですがこれが私のフェイバリテであります、
たまに箸休めで清湯スープを頂きますがこれまた絶妙な味わいです。
本当に美味しいです。
このようなコスパのよい料理を創って頂くご主人に深甚なる謝意を捧げます。
ご主人は高齢ではありますが末永く美味しい料理を作り続けてください。

それでは(^_-)