今日は「煩悩がなくなる瞬間」の話です
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前回アップしましたとおり、最近、就寝前に「あるBC級戦犯の手記」元陸軍主計大尉冬至賢太郎著を読んでいます。
内容は中央公論新書の紹介文を以下に紹介します。
軍主計大尉・冬至堅太郎は、米軍捕虜の処刑事件(西部軍事件)の実行者として絞首刑判決を受けた。
1年半後に終身刑に減刑され、昭和31年7月に出所するまで、10年の歳月を巣鴨プリズンで過ごした。
その冬至が獄中で綴った信仰記録「苦闘記」のほか、巣鴨日記(抄録)、短歌・俳句(抄録)等を収録し、巻頭に宗教学者の山折哲雄氏の解説を付す。
断ちがたい恩愛の情に煩悶し、友の「出発」を見送りつつ、迫り来る死と向きあって記された諸篇は、戦争の不条理と悲惨を伝える昭和の貴重な記録である。

前回はこの名著より「はからいとの向き合い方」を紹介しましたが、今回は「煩悩が消える時」であります。
それでは本著よりの引用文で始めます。
私が見送った死刑囚は以上26名であった。
[中略]
彼らの日常生活も十人十色であった。
種々の情報に一喜一憂する人、碁・将棋で日を送る人、読書三昧の人、短歌に没頭する人。
信仰につても、岡田さんのごとく全生活を仏道精進に捧げた人もあれば、無信仰を誇る人もあった。
しかしながら、恐らく世間の人には想像し難いことだろうが、その人たちが執行のため連れ出されたときは皆等しく立派な態度になるのである。
そこには最後を飾ろうというような意識的態度は見えない。
各自ありのままの姿でありながら、それが一様にすっきりとなっているのだ。
一体これはどういうわけであろうか。
この答えは簡単である。
煩悩が断たたれたからにほかならない。
死刑囚という烙印は捺されても、再審で助かるという希望がある。
再審で敗れても、マッカーサー元帥が減刑するかもしれないという一縷の希望もあり得る。
生への望みを持つ限り、それに付随してあらゆる煩悩にわずらわされる。
しかし執行の呼び出しをうけた瞬間、生への希望は断たれ、それと同時に煩悩も霧散するのである。
その後に残るものは何か。
即ち悟りの境地であり、本来の姿にかえった人間なのだ。

なかなか深い話です。
実体験に基づいた話ですから納得できるものであります。
誰でも死を嫌いそしてその訪れを憂うのは当然であります。
それを取り除こうとするのが「はからい」であり、そこに生きていく為の「迷い」が生じるのです。
しか〜し、その「はからい」が死の直前に解決されることは、迷いを残したまま死ぬよりは良いとは思います。
しか〜し、仮に80年生きて最後の数分間だけ安寧な気持ちになるのであれば、人間が生きていくのはなかなか悩ましいものであります。
その為にはまずは具体的な行動でしょう。
明日の自分は今日の自分より素晴らしいを目標にして生きていますが、なかなか思うようにはできません。
満足できる日は3ヶ月に1回くらいですか。
加えて、今心掛けているのは「忙中閑あり」です。
忙しいから、その合間に美味しい食べ物を食べたり、好きな本を読んだり又休みの日は旅行の計画を建てたりする楽しみが生まれるのです。
暇で暇で毎日をぼーっとしていましたら、美味しいものを食べたり、好きな本を読んだりしてもなにか義務みたいな気持ちになって楽しくないと思います。
今、心掛けている事は、嬉しい時には喜び、悲しい時には悲しむ、このような自然体の暮らしができるようにしていく事です。


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今日は中目黒の行列のスパゲティー屋さんにお邪魔しました。
いつも行列ができていて気になっていたのです。
今日のお店は「関谷スパゲッティ」さんです。

住所: 東京都目黒区上目黒3-1-2 ハウスセンター中目黒ビル 1F
電話:03-6451-0840
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
店内はかなり煙っています。
と申しても匂いは漂ってはいませんが。

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メニューです。

今日のオーダー「ほうれん草生麺の厚切りベーコンとほうれん草のゴルゴンゾーラ」@850円です。

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待つこと3分お水の到着です。

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調味料の面々です。

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待つこと21分「ほうれん草生麺の厚切りベーコンとほうれん草のゴルゴンゾーラ」の到着です。
見た目スリミー(ネチャネチャ)しています。

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それでは実食です。
パスタはすごく熱々です。
そしてそのパスタを一たび口にいれますとその弾力が楽しめます。
そして極めつけはそのソースです。
ゴルゴンゾーラ美味しです。
それを後押しするのが厚切りのベーコンです。
令和になってこれほど美味しいスパゲッティを食べたのは初めてです。
当初は焼きスパゲティーかと思っていましたら、太めの生パスタの茹で立てを強火で一気に炒めあげているみたいですね。
その副産物が店内の煙のようです。
この美味しさなら行列も納得です。
また来ましょう・・・

それでは(^_-)