今日は「昔の下町は貧しかった」の話です
高校生の頃、事業をしていた父が家の近所に倉庫を買いました。
正しくは倉庫を建てる為の土地を買ったのです。
そして取り壊す前の建物は集合住宅だったのです。
さらに正しく申しますと2階建ての雑居アパートだったのです。その雑居アパートには沢山の人が住んでいました。

雑居アパート2
父と一緒にその雑居アパートを見に行った事があります。
記憶で申せば1階には2所帯が住み尚且つびっくり食堂という食堂がありました。
さら〜に、Aさん・Bさん宅には玄関がありませんでした。
ベニヤ板でできた引き戸があるだけでした
2階はCさん、Dさん、Eさん家族が住んでいました。
すごく狭い所なのですが人はみっしりと住んでいました。
ほとんどの人は退去していましたがBさん家族だけが転居先が決まらず居座っていました。
私が驚いたのはその家族数の多さです。
なななんと6人家族でした。
部屋の大きさからして4人しか寝られないのです。
父も同じ感想を持ったみたいで、Bさんに、夜はどうして寝ているの、と聞けば、押し入れの上下に子供×2人を寝かせています、とあっけらかんと笑いながら答えていました。
父は、来月にはこの家を壊して建て替えるから早く出ていってください、と言いますと、Bさんの奥様が、都営住宅に当たったので期限までにはでますよ、と答えていました。
ちなみに台所、トイレは共同でした。
壁の厚さから考えてプライバシーは保てなかったかと思われます。
現在でしたら何らかの法律で例えば消防法のようなものに引っかかっていたのではと臆断しています。
私の子供の頃は、このような密集アパートは普通にありました。
特に下町は日本を象徴するかのような貧困の巣窟だったのです。
さら〜に、当時の下町では中二階や屋根裏部屋みたいな後から作られたと思われる違法建築は貧しくて子沢山の住居にはあたりまえのしつらえとしていたる処で存在していました。
加えて自衛隊ではありませんが2段ベッドや3段ベッドも普通の寝具でありました。
さら〜に、この雑居アパートの前に流れている川からは、果物が腐った匂いとメタンガスが混じった悪臭が絶えず沸きあがりこの世の不幸と悲しみを感じさせていたのであります。
それから10年後、私はこの密集アパートの後に建てられた父の倉庫兼オフィスビルの最上階に最初は奥様としばらくして長男が家生まれたので最終的には3人家族で暮らしていました。
正直に申しまして、3人家族では丁度よい大きさではあります。
しか〜し、今から10年前にこのスペースに20人近い人が寝起きしていたのかと思いますと、どうしても信じられないのですが、これはまごう事ない事実なのです。
昔の下町は沢山の貧しかった人の集積地だったのです。
従いまして「他人様には決して迷惑をかけない」という相互扶助の気持ちが自然と育まれていたのでした。
これを当時は下町気質とよんでいましたが、誰かの不注意で火事にでもなれば、一瞬にして焼け出されるわけですから、単なる自衛手段と読み替えてもおかしくはないのであります。


350キロのバイクを小柄な女性が、簡単に、引き起こし。



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今日は御茶ノ水の湯島側に出没です。
今日のランチはホテル飯です。
今日のお店は「オーロラ」さんです。

住所: 東京都文京区湯島1-7-5
電話:03-3813-6211
定休日:無休(除12月29日)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「海老あんかけ焼きそば(塩味)」@1,200円です。
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待つこと2分でテーブルセットの到着です。
ホテルで2分とは随分と遅いですね。

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待つこと4分でお酢と洋辛子の到着です。

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洋辛子に遅れること4分で「海老あんかけ焼きそば(塩味)」の到着です。
見た目具沢山で美味しそうです。

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それでは実食です。
あれっそばは熱々ですが餡と具に熱量がありません。
私の隣のお客様×3名もおなじ「海老あんかけ焼きそば(塩味)」を頼まれていました。
結果4名分を纏め作りをしていたのでしょう。
それにより先行して作っていた餡と具が冷めてしまったのでしょう。
海老、ハムが美味しかっただけに返す返すも残念です。
先に作っていたのなら中華鍋内で細火にして保温しておけば良いのにと思います。
餡と具が熱々で焼きそばが冷めているといのうはよく見かけますが、逆のパターン即ち焼きそばが熱々で餡と具が冷め始めているのは初めてです。
しか〜し、いやしくもホテル中華ですのでこれは大失態です。

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食後の珈琲です。
これはさすがに熱かったのです。
しか〜し、こんな所で帳じりを合わされても、大失態は帳消しにはなりません。

それでは(^_-)