今日は「おだてともっこにゃ乗りたくねえ」の話です
business-colleagues-
この間、偶然にもイギリス人と会話する機会があり1時間近く雑談していました。
雑談の後半、彼は夕陽状態になっている日本の再生策として観光立国化を声高に唱えていました。
確かに、2018年は甚大な自然災害があったにもかかわらず、訪日外国人数は前年比8.7%増の3119万人となり、2012年の836万人から大きく増えています。
政府というか安倍首相は2020年に4,000万人の訪日外国人を誘致する目標を設定しています。
2019年にラグビーワールドカップ、2020年に東京五輪・パラリンピックがありますからかなり現実的でしょう。
かかる中、彼が日本に来て困った事は英語が通じない事だったと述懐しており、観光立国化を果たしたいのであれば、英語ができる人をもっと増やすべきだと力説していました。
それに対して私は、確かにおっしゃるとおりであるが、2020年までにはsimultaneous translation portable gadgets(同時通訳機械)が出現しているはずなのでその必要はないし物理的にできないと反論したのです。
それよりも英語に偏らない多言語対応、公衆Wi-Fi、トイレ、アクティビティー、文化財の解説案内板、博物館の解説、宿泊施設など、ハード、ソフト両面の整備が最大のポイントであるべきであると返しました。
さらに、大多数の日本人は生涯に英語を話す期間というのはたかだか1週間であり、そんな低頻度の用途に力を入れるのではなく、丁寧・尊敬語を含めた正しい日本語、偏在しない日本の歴史・文化・礼儀、なによりもオモテナシの心を学ぶべきでしょう、と一気に結論づけましたら唖然としていました。
記憶で申せば日本の観光業のGDPに占める割合は、世界平均9%に対して、日本は2.3%と平均を大きく下回っていたはずです。
個人的には貴方が指摘しているように観光業以外に伸びしろのある成長産業は考えられないと思っています。
地方再生として観光業は最適でしょう。
衛星をつくる、リニアモーターカーをつくることに比べたら難しいものではありません。
日本の素晴らしい文化財や自然を整備すればいいだけです。
人を呼んで泊まってもらっておいしい食事を食べてもらう。
暑い夏や冬の景色を見てもらう。
高度な技術など必要ありません。
と畳み掛けました。

11mokko
すると彼はポケトットから名刺をだして、実は、私は副業で旅行会社をやっているんだが・・・
Non-native English speakerの日本人を探しているんだ。
帰国子女の彼らは英語がうまいけれど知識がないんだ。
一緒にやってみないかと誘われたのです。
観光ガイドですか、と聞けば、プランニングの方だね、との事でした。
折角の申し入れですが、私の会社は副業禁止ですので即座に断りました。
こんなに知識があるのに勿体ないと言われました。
しか〜し「おだてともっこにゃ乗りたくねえ」が江戸っ子の心意気であります。
たまさかブログを書いている副産物でこのような観光ネタは詳しいだけなのです。
それにしてもこのヘッドハントには本当に驚きました。
こんな日もあります。


博多で阿波おどり2014結婚式の余興にて、私服でミニのお姉さんたちが踊る阿波踊り。
何となくほのかな色気が漂うのは、想像力を働かせて見るからでしょうか。



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今日は西麻布に出没です。
夕陽がおちてきました。
麻布は大学時代に良く来ていました。
本当に懐かしいです。
そこで聖心女子大学から有栖川宮記念公園を抜けてぶらぶら歩いていましたら麻布十番に足が向いていました。
実は・・・
麻布十番に足が向いたのは日本一美味しい炒飯を食べる為だったのです。
という事で今日のお店は「登竜」さんです。

住所: 東京都港区麻布十番2-4-5
電話:03-3451-0514
定休日:火曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「玉子炒飯」@2,050円です。
実は大学時代の友達が白金に住んでいたので「登竜」さんには頻繁に来ていました。
大学時代は家が裕福だったのでこの料金にたじろぐ事はありませんでした。
社会人になってからも不定期に登竜さんには来ていました。
しか〜し、この時は自分の財布でした。
このお店に来るのはまさに「清水の舞台から飛び降りる」的なものでした。
その当時の記憶で申せば、このお店の感想は値段以外のサプライズはなかったように覚えています。
今日もメニューのお品代を見て驚く事にしましょう。
一番高いのは「あわびなまこの醤油煮」@37,260円です。
それに反して一番安いのは「北京皇麺」@1,940円です。
そこから敷衍するのはこのお店はセレブリティ御用達かと思いました。
ところがほとんどのお客様は普段着での来店です。
という事はこのお店はジモティ御用達なのでしょうか・・・

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テーブルセットです。

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待つこと3分でお通しの「クルミの飴掛け」と醤油漬けの「青唐辛子」の到着です。

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クルミの飴掛けは香ばしくてしてお茶受けにはぴったりなのですが、こんなに甘いと後からでてくる料理の味に影響を与えないのでしょうか。

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その分「青唐辛子」は辛いのですがね。
気分は下町の甘辛屋さんにいるみたいです。

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待つこと6分で「玉子炒飯」の到着です。

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まずは一口味見しました。
あまり熱量は感じられませんでした。

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チャーハンは油の回しがよくあっさりしていて食べやすいのですが、もう少しぱりっとご飯を煽って欲しいものです。
味付けも体に優しくなっています。

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白眉はスープです。
これは熱々で美味しいです。
高級な食材がこのスープには使われているのでしょうね・・・

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食後のシャーベットは出来合いでしょう。
なんのサプライズもありません。

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はるか昔、麻布十番は陸の孤島でした。
ところがバブルがおき、この辺りの地価は天文学的な金額になってしまいました。
その高騰により土地を売って移転された地元民は多数おられたと聞き及んでいます。
この頃は、このお店は麻布十番の高級中華店だったのでしょう。
当然のことながら、このお店もバブルの波に洗われました。
それでもお店は、このお店の暖簾を守るために値段を上げて頑張ってきたのではないでしょうか。
だから料理の料金が高いのでは・・・
と申しますのも、接客サービスの男性のファッションが昔の浅草の高級中華店の方々の様子に似ておりました。
私はそこからそこはかとなない庶民の匂いをかぎとったからであります。
つまり、地元民に愛された高級中華店が地元に居続けるためのメタモルフォーゼが今のお店の姿である。
そう演繹しますと腹にオチルのです。
余計な詮索をしてあいすみません。
根っからの下町っ子ですからこのような勘ぐりが好きなのです、
見当違いでしたらあいすみません。
お詫び申し上げます。

それでは(^_-)