今日は「別れは突然」の話です
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私の三田会の先輩が数カ月前に急死しました。
奥様はすこし痴呆症が入っていたのですが、幸いの事にご主人の看取りの時には正気に戻って先輩の旅たちをキチンと見送ることができました。
しか〜し、葬儀が終わった当たりから痴呆症が戻ってきたのです。
それも正気になった分、リバウンドがひどくて実の娘の事もよく分らなくなっていました。
しか〜し、ご主人の事だけはおぼろげながら覚えていて、近所に出ては、すみません。
うちの主人を知りませんか。
昨日から帰ってこないのです、
心当たりありませんか、と道で会う人達に涙を浮かべながら聞きまわっているみたいです。
その度に娘さんはお母さんを連れ戻して、お母さん、いいこと、悲しいことなんだけれどお父さんは亡くなったの。
だからいろんな人に聞いても仕方がないのよ、と言いますと、そんなことはない。
仮にそうだとしても、お父さんがそんな大事な事を私に言わないわけがない、と怒るのだそうです。
すると娘は、お母さんだってお父さんの葬式には出ているわよ、と言いますと、お父さんは死んでない、お父さんは生きている。
お父さんはちょっと出かけると私に言って出ていっただけなのよ。
なにかの事件に巻き込まれているに違いないわ、と全く聞く耳をもちません。
これが今でも毎日続いているようなのです。
私は奥様もよく承知していて、奥様はご主人のローマ支店長の栄転に伴い一緒にローマに移り、そこでイタリア料理を覚えて、帰国後はその磨いた腕でイタリア料理の教室を開くなどとても社交的な方でした。
この話を聞いてとても悲しい気持ちになりました。
娘さんのご心痛を考えますと言葉もありません。

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人生はくよくよするには短すぎる。
これは私の知人のアメリカ人がよく言う言葉です。
いくら人の寿命が伸びたって、人間って明日かもしれない命だろう。
くよくよしていたら損だよ。
嫌でたまらないことがあったら、くよくよ悩み続けないで、そんな事は忘れるべきだよ、と付け加えています。
私の先輩のようにいくら日ごろ元気に振る舞っていても天国へのお迎えは予告なしで訪れる事があります。
そのような短い人生でわれわれのできることは、その意味をさぐることではなく、些末なことやまだ先のことで貴重な時間を浪費しない事なのかなと思います。

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ)


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今日は錦糸町に出没です。
今日のお店は下町では有名は行列必至の中華料理店です。
今日のお店は「大三元」さんです。

住所: 東京都墨田区太平3-4-1 YSビル 1F
電話:03-3625-9554
定休日:月曜日・月に1度連休あり

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「汁なしラージャー麺」@1,100円です。
今日の行列はたいしたことがないのですが待たされました。
待つこと28分で店内に招き入れられました。
待たされた理由がわかりました。
店内には沢山の女性客がいたからです。
女性は会話を楽しみながら食事をされますからね。
特に私の隣の女性グループなどはビールを飲みながら談笑をしていました。
このような長時間の談笑をされたら、お店の回転はいきおい悪くなるのでしょう。

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待つこと2分でテーブルセットが用意されました。

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待つこと9分で「汁なしラージャー麺」が到着しました。
見た目、東京スカイツリーみたいです。

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それでは実食です。
麺に熱量があまり感じられません。
その副作用で細麺がオイリーに感じられました。
味はほのかな甘さにピリ辛ですが全般的にマイルドです。
それゆえにカイワレの存在感が増しません。
これは私の口には合いませんでした。
下町の人の舌を魅了するこのお店の美味の鉱脈はいつになったら掘り当てる事ができるのでしょうか・・・

それでは(^_-)