今日は「boundary(境界)」の話です。
小さい頃は病弱だった事もあり、親の傘の下で地味に育ちました。
それでも10歳位からですか、自我みたいなものが生まれてきました。
おぼろげながら、物事の善悪が分かり始めてきました。
その自我が目覚めた私の心の扉をノックしましたのは、親が嘘をつくという信じられない出来事でした。
嘘ともうしても、他愛もない話しです。
父の嫌がっていた人からの電話にでた母がそばにいた父に目配せで電話に「出る・出ない」を確認しましたところ、父は右手で「いないいない」とジェスチャーをしました。
それを黙視で確認した母は、あいすみません。
主人は只今仕事で外出しています。
電話が有った事は伝えておきますので、後ほど電話させますので、ごめんくださいませ、と言って丁寧に電話を終わらせたのでした。
私はこのやり取りを見ていて正直驚きました。
それはそうです。
常日頃、両親から人は嘘をついてはいけない、厳しく躾けられていたからです。
後で母にこの居留守の顛末を確認しましたら、母は私に、世の中にはついて良い嘘と悪い嘘があるのよ。
良くいうでしょう「嘘も方便」と・・・
で〜もそれは大人だけが許されるの。
子供はそのさじ加減が分らないから、嘘はついてはいけないのよ、との事でした。
私は面喰いました。
世の中には子供にはわからない境界があるのだと思ったのです。

Borderline
さら〜に、居留守以外にも子供が分らない境界がある事も分ってきました。
例えば唾です。
口の中で湧いた唾は飲みこんでいる時は清潔なのに外にペッと吐くと汚い汚物だと怒られます。
オナラもそうです。
トイレでオナラをする事は許されるのに皆の前ですると下品だと怒られます。
料理もそうです。
綺麗なお皿に盛られた時は美味しい料理だったのに、ひとたびごみ箱に入った途端、仮にそれが清潔な状態であっても、それはゴミだから食べてはいけないと怒られます。
なんだろうこの境界はと思いました。
長じて、この境界は、社会や地域や時代や常識という、その時代時代の感覚の遷移によって、その向きあい方や考え方が融通無碍に変わる事が分ってきました。
大学生の時、我々は不確実なものを抱きしめるばかりでなく、かつて存在していた不確実なものを、いまだ存在していな不確実ものを抱きしめてしまう不思議な生きものである事がわかったのです。
これにはちょっと時間が掛かり過ぎたかもしれません・・・

Believe those who are seeking the truth; doubt those who find it.
真実を探している者を信じよ、真実を見つけた者は疑え。
Andre Gide(アンドレ・ジッド)


女性の怖さが分かる動画


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今日は吉祥に出没です。

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楳図先生のご自宅を久々に見に行きましたら、木立がうっそうと茂りちょっと見では楳図邸だとは分からなくなっていました。
という事で今日のお店は吉祥寺の繁盛ピザレストランです。
今日のお店は「トニーズピザ(TONY’S PIZZA)」さんです。

住所: 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-9
TEL:0422-49-1021
定休日:月曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「ミックスピザ」@790円(内税)です。
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このお店の名前はご主人がケネディ大統領に憧れマスコミ関係の仕事でニューヨークに渡米した時に、ニューヨークのタイムズスクエアのTONY’Sで食べたピザが忘れられなかったからだそうです。
それから幾星霜、帰国してピザ屋さんを始めた時にその感激したお店の名前を付けたそうです。

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待つこと5分でテーブルセットの到着です。

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待つこと9分で「ミックスピザ」
見た目チーズがこんもりです、
このピザはオールドファッションというか重厚です。
その一端がチーズです。始めにオランダのエダムチーズ、続いてドイツのモッツレラチーズ、最後にはデンマークのマリポチーズとういう三重構造となっており、このチーズを生地から溢れんばかりに敷き詰めます。
よってお洒落なイタリアンピザと違ってワイルドで深い味が堪能できるのです。
チーズが超美味しです。
このピザを食べていますと若かりし頃の活力が甦ります。
なにか元気をもらったような気分です。
ごちそうさまでした

それでは(^_-)