今日は「男はつらいよ」の話です。
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私はギャンブルがあまり好きではありません。
理由は2つあります。
ひとつは生来の負けず嫌いなので負け始めるとのめり込む為です。
ふたつはお金をギャンブルで得るという行為が嫌いだからです。
これは亡き父から、お金は額に汗して得るものだという勤労思想に基づくものです。
これは表層的なことで、本来的な事ではありません。
ギャンブルは、ギャンブルの中に存在するなにかが人間の本質をいとも簡単に露出してしまうからです。
要は自分の裸の姿をなんのためらいもなく皆に知られてしまうのが生理的に嫌なのです。
ポーカーフェイスというものがあるではないかという向きもおありでしょうが、これ相手に自分の感情を悟られない為に冷静・平常を装う演出です。
これも良く考えると感情の表現の1つです。
ポーカーフェイスといっても、単に自分自身で演出をしているだけですので、態度にでなくても、手足が小刻みに震えるとか、煙草を普段より多くすうとかどこかに痩せ我慢している心理的なストレスがでています。
昔、人事の時の経験で申しますと、学生が答えられないような想定外の質問した時、男子学生は如実に顔にでますが、女子学性は顔には出ず足に出ます。
女性はそのような場合は確実に足が小刻みに震えています。
この反応は何百回も確認していますので間違いはありません。
ポーカーフェイスもこの女子学生の反応と同じであると断じています。
ギャンブルの話に戻りますが、学生時代に良く麻雀をやっていました。
麻雀で勝っている時は、皆、意気軒高であたかも俺が日本の将来を背負ってたつみたいな姿を見せます。
しか〜し、負けが込んでくると、その人間の本質がでてきます。
負けが込んでくるとほとんどが弱気になりますが、中には日本の伝説の朝ドラ「おしん」の様にじっと耐え忍んでこの逆境を跳ね返そうとする輩(やから)がいます。
このような輩は心底から尊敬しています。
けれどもこのような輩が会社生活で成功しているかと申せばそうでもないのが面白いところであります。
世の中は、いかに自分を高く演出するために努力をし続ける人が栄達を極めるのではと強く思うのです。
最後に、自信に満ち溢れている男よりも不安や悩みを抱えている男に、私は人間らしさを感じます。
所詮、男は虚勢を張って生きているのでしょう。
「男はつらいよ」であります。


右手のないパイロットが少女に伝えた事



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今日は長男の誕生日会です。
多分、お蕎麦屋さんでの開催は始めてであります。
という事で、今日のお店は「こんごう庵」神保町店さんです。

住所: 東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル 1F
電話:050-5593-4639
定休日:年末年始・お盆

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お店の外観です。

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会場の雰囲気です。

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ハッピーバスデーのご唱和と共に誕生日祝いの開催であります。

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まずは突き出しです。
胡瓜と海月と若布のヌタです。
いきなりトップギアです。
味噌と酢の味わいが絶妙です。
美味しい・・・

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自家製つけものです。
これは鐵板の味わいです。
たまらずご飯が欲しくなりました。

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蛸の唐揚げです。
蛸が柔らかくて且つ熱々です。
これほど柔らかい蛸の唐揚げを食べたのは初めてです。
美味しいです。

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トウモロコシのつまみ揚げです。
トウモロコシが甘く揚がっています。
多分に水分が蒸発して糖分が濃縮されることによるものと思うのですが、軽く振られている粒目の粗い塩の甘さが美味しさを極大化させています。
美味しいです。

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しめ鯖です。
ヒカリモノが嫌いな方は思わずのけ反ってしまう輝きです。
肉厚の厚い「しめ鯖」は口内でふくよかさを感じます。
甘みを感じる「しめ鯖」は皆が舌鼓をうちました。

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タレカツです。
甘辛のタレが絶妙な味わいです。
カツも柔らかいし極上の味わいです。
熱々なのが高評価です。

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ご酒変わりです。
子供たちはビールから日本酒に替えました。
皆、トップギアかと思いきや主賓の長男が体調不良で失速しましたので次男の独壇場であります。
次男からは量が多いとため息交じりでうれしさを表現していました。
花番さんに確認しましたら全部で2合だそうです。
〆張鶴が高評価でした。

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天然地魚刺身です。
時計回りで、牡丹海老、カンパチ、コチ、しめ鯖、アラ刺しです。
皆鮮度が高いので驚きました。
その理由は本日新潟の海で取れた魚を船頭板といわれていましたがその場でおろすので鮮度が保たれているそうです。
個人的には牡丹海老にノックアウトされました。
これほど甘い牡丹海老は食べたことがありません。

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イカの姿焼きです。
これはイカが新鮮なのでしょう。
口内でイカが跳ねています。
ゲソが歯に絡みつきます。
こういうからまれ方は大歓迎です
イカ焼きは、醤油をたらしたマヨネーズで頂くのがお約束です。
海の味です。

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意趣替えで玉子焼きです。
出汁が良く効いています。
熱々でほっこりと焼かれています。
玉子焼きは、お蕎麦屋さんの得意技ですがここまでの味わいで供されるとは、まさにくりびつてんぎょのいたおどろであります。

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ひな鶏の唐揚げです。
まるでこん棒のような外観であります。
外観とは裏腹にジューシーで且つ甘さを感じます。
何でしょうこの美味しさは・・・
お蕎麦屋さんでこのような唐揚げを出されたらカーネルサンダースさんは裸足で逃げていくでしょう。

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かにコロッケです。
外観を甘くみていました。
実は内観も甘いのです。
カニのエキスがいっぱい詰まっていてほっぺたが落ちました。
これは揚物の今日一です。
美味しいです。

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締めはへぎそばです。
こんごう庵のへぎそばはつなぎとして布海苔を用いていますので風味がゆたかです。
おまけにシャキッと且つ冷ややかに仕上がっていますので喉ごしがさわやかです。

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上質な油であげた天麩羅(天かすではない)を入れますと味がふくよかになります。
大変美味しくいただきました。
とてもご機嫌な誕生日祝いとなりました。

それでは(^_-)