今日は「東京立ち」です
無題
関東ではエスカレーターの左側に立ち右側を空けます。
関西では逆で右側に立ち左側を空けます。

桂川駅
この境はJR東海道線の桂川駅(右立ちの境界)と京都駅(左立ち境界)の間あたりらしいです。
世の中には奇特な方がおられて調べたそうです。

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付け加えますと、最近の鉄道各社においてはこの画像のような注意書きは珍しく、ほとんどが片側を開けるような注意書きに変わっています。
この関西のエスカレーターの立ち位置は大阪万博の時、先進国のマナーを取り入れるということで右は立ち止まるということにしたのだそうです。
当時から、右は立ち止まる国が多かったようです。
イギリス、フランス、アメリカはそうです。
また、アジアでもイギリス、フランスの植民地だった国がありますから、それらの国も関西式です。
シンガポール、香港などが代表的。
世界標準なのは、関西式なのですよ。
関東式って、世界的に珍しいのだそうです。
関東の立ち位置は一説によるとその原因は武家社会の頃までさかのぼるといいます。
武士が右側を歩くと刀の鞘が当って喧嘩になってしまう、及び後ろから切りつけられた時対応できないことから日本では長い間左側通行でした。
昭和24年に道路交通法が改正され、人は右側、車は左側に変更されました。
つまり、古い慣習を今に残しているのが関東で、関西は新しい習慣に従っている、という事になります。
「関東と関西こんなに違う辞典」日本博学倶楽部著、PHP文庫刊参照

この間、大阪に出張で出向いた時にこのルールが形骸化しているのを実感しました。
最大の要因は、海外からのツーリストの増加です。
ユニバーサルルールでは、エスカレーターの立ち位置は道路の車線ルールに準じています。
日本は右側通行ですから右側がファーストレーン(急ぐ時に利用)、左側がスローレーン(急がない時に利用)なのです。それなのに大阪近隣だけがユニバーサルルールというのでは混乱を生じます。
特に海外ツーリスト例えばグループ客等が大勢でエスカレーターに乗りますと、皆さんユニバーサルルールに準じて東京立ちになるのです。
蛇足的に付けくわえますと、新大阪の上り車線の下りのエスカレーターは東京からの出張者、旅行者のマジョリティによって東京立ちになっています。
この例でお分かりのように大阪でのエスカレーターレーンの立ち位置は乗った人の集団サイズに準じているのであります。この間、アメリカ人とこの話をしました。
彼曰く、大阪ルールは全く理解できない。2020年の東京オリンピックが開催されるので、この機にユニバーサルルールすなわち日本全部を東京立ちにすべきじゃない、と言っていましたが正に正鵠を射た発言であります。

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これと真逆な話があります。
先週、大阪はなんばで「かに道楽」さんと「千房(お好み焼き屋)」さんで取引先と会食をしました。
その際に店員さんが全く関西弁を話さず、標準語で接客していました。
これは驚天動地の驚きであります。
大阪にきてお好み焼きを食べているのに、その臨場感を高める関西弁が聞けないというのは不自然なのであります。当社は関西系の会社ではありますが、関西出身の人間のほとんどは関西弁を封じています。
この流れが飲食業界にも伝搬しているみたいです。
関西出身の中堅にその理由を聞きましたら、関西弁イクォールお笑い芸人のイメージが強すぎるので、ビジネスシーンでは使ったら失礼かなと思っています。
しか〜し、自己紹介的な意味合いを出すために、イントネーションは意図的に関西出身者であることがわかるように話しています。
で〜も、ガチの標準語で話す場合は、まるで英語を話すような気分になり、言葉につまります、と言ってその苦労の一端を披露していました。
このままいきますと、今の老年者が関西地区から退場して天に昇り始めた頃から、関西弁は本当に関西のお笑い芸人が使用する特殊言語になっていくのでしょう。
大阪在住の時の阪神電車の車内アナウンスが関西弁だった事を思い出すたびに、私は歴史の貴重な傍観者ではなかつたかと思う今日この頃であります。


2050年的世界模様



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今日は9時に大阪の取引先に入って14時23分の新幹線で東京にトンボ返りするという弾丸出張であります。
時計の針は13時半を少し廻ったところであります。
乗車時間まで約1時間ありますので、当初の車中弁当ではなく、ファストフードランチにしました。
今日のお店は「魚屋スタンドふじ」さんです。

住所: 大阪府大阪市淀川区西中島5-15-5 新なにわ大食堂
電話:050-5590-9154
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

きょうのオーダー「お造り定食」@950円です。
まずはお店のキャッチからの紹介です。
魚屋スタンドふじの「スタンド」とは立ち飲み価格という意味で全席椅子ございます!
魚屋のオヤジが毎朝仕入れる魚を安く売る事と毎朝カツオと昆布で出汁をひいたり、エビの殻を剥いて背わたを取ったり、ジャガイモを茹でてポテトサラダを作ったり、そんな当たり前の事しか出来ませんが職人が一生懸命作っています。
新幹線待ちの時間にも!朝から呑める!素晴らしい!

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待つこと7分で「お造り定食」の到着です。
この定食は重ね膳になっています。

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一の膳を開けますと、このような玉子、たらこ、天麩羅、ほうれん草おおひたし、香の物が現れます。

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二の膳は刺身です。
刺身は、中トロ、まぐろ赤身、海老、平目です。
それでは実食です。
極端に美味しいというわけではありありませんが、ある一定のレベルは超えています。
新幹線乗場に近くてこのコスパならかなりのお得感があります。
加えて、ホールスタッフの女性が明るくて皆キレイなのであります。
これには料理より驚かされました、ハイ。

それでは(^_-)