今日は「疑似京都・観光文化検定試験」です。
この間、取引先との飲み会がありその中で京都出身の人間がおりました。
酒宴の後半には、私の京都知悉の深浅を測定すべく、その京都出身の方と京都の話をしました。
事前情報では、くだんの彼は、京都は西陣の出身である事は分っていました。
このような場合にアドバンテージを取るには西陣ネタで、一点集中、個別撃破、奇襲戦法を仕掛けるしかありません。

西陣範囲図
まずは、西陣出身であれば応仁の乱(室町時代の応仁元年に発生し、文明9年までの約11年間にわたって継続した内乱)でこの京都バナシの戦線を開きました。京都の人に前の戦いはいうと応仁の乱やったといわはりますが、西陣は応仁の乱の際に西軍総大将である山名宗全らが堀川よりも西のこの土地に陣を構えたことで西陣というのですよね、といいますと、しっかり食いつてきました。
そうなんですわ、応仁の乱の後に、応仁の乱後には各地に離散していた織物職人が京都に戻り、西陣と呼ばれるようになったこの地で織物作りを再開したんですわ、と返してきました。
ウチトコのオヤジも昔は西陣ではたを織ってたんですわ、とカウンターをかましてきました。
つかみOKです。

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さら〜に、向こうが西陣の自慢話をしてきたのでしばらく聞いていました。
向こうのネタが尽きたので、西陣ゆうたら、家内と船岡山温泉にいきましたえ、といいますと、え、そんなマイナーなとこ行きはったんですか、と目が点になっていました。
なんで、そんな、ディープなとこ知ってはるんですか、と感心していました。

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それのカウンターで相手がまた地元の自慢ネタを話し始めました。
どこかでターンオーバーしようと、彼の自慢話を聞いていました。
私は、それなりに中学時は勉強をしておったんです。
正味のところ、地元の名門の山城高校は受かったんですが、学区制の影響で、山城やなくて他のどうでもいいような高校やったんです、と来たものですから、それは残念なことでしたな。
山城いうたら山城新伍は母校の名前を芸名にしはったし、タレントでは尾崎亜美、古い所ではGSのタイガースの瞳みのる、加橋っかつみは卒業生やないですか、というと、そうそう、それに加えてサッカーの釜本邦茂さんがおりますわ、ときましたので、なんちゅう絶好球を投げるんやと莞爾として高らかに笑いました。
そうそう山城高校のサッカー部の走り込みは学校から船岡山公園に行き、その山を昇って降りて帰ってくるラウンドコースなんですよね、と切り込むと、彼は目の前で話している私をまるで異邦人を見るかのようなまなざしに変わってきました。
完璧に地元民しか知らんネタですわ。
なんでそこまで詳しいんですか、と聞かれたので、京都ラブの賜物ですわ、といいますと、もしかしはったら俺より詳しいかもしれん、と脱防していました。
絵に描いたような一点集中のターンオーバーの勝利でした。

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そのご褒美にという事で、実は祇園にある田畑智子さんの実家の「鳥居本」さんに家内と行きたいんだけれど、できれば京都の方の紹介で行きたいんです、と言いますと、智ちゃんのオバサンと私の女子の同級生が友達ですわ、と言ってそのオバサンの名詞を見せてくれました。
行く時はゆうてください。
キッチリとお願いしておきますわ。▲▲さんに恥かかすようなことはさせません、と確約してくれました。
なんという朗報でしょうか、今年の秋は「鳥居本」の紹介文が書けそうです。
これまた京都ラブの賜物であります。


こんな子、クラスにいたら間違いなくヒーロー!



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今日は神田に出没です。
今日のお店は私のお気に入です。
という事で今日のお店は、私のお気に入りの「内神田うてな」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田1-11-5 カーサ内神田 1F
電話:03-5577-4844
定休日: 日曜日定休 祝日不定休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「日替わり定食」@1,000円です。
定食の内容は、天然ブリレアステーキ・若布大根ポン酢、煮しめ・高野豆腐、里芋、人参、椎茸、嶺岡豆腐、海苔なめ茸ご飯、漬物、味噌汁です。
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待つこと3分で「日替わり定食」の到着です。
彩(いろど)りが綺麗ですね。

それでは実食です。
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まずは、天然ブリレアステーキ・若布大根ポン酢です。
今日の若布大根ポン酢は酸味を抑え気味で、ブリの味を上手に引き立ています。
ご機嫌な味です。

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次に、煮しめ・高野豆腐、里芋、人参、椎茸です。
これは鐵板の味です。
今さらなのですが、この味を普通に感じるようになった事がそもそもおかしいのです。

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そして、海苔なめ茸ご飯です。
なんて絶妙で深い味わいなのでしょう。
気分は海の底にいるかのような錯覚に陥ります。
なめ茸の食感も高評価です。
美味しいです。
そしてアップ画像は撮り忘れたのですが嶺岡豆腐はまさに上質なプディングを食べている風情です。
ここのご主人の豆腐料理名人の領域に入っていると思います。

それでは(^_-)