今日は「鬼熊事件雑感」です。
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私が日本史を好きになったのは100%亡き父の影響です。
父は独特の歴史観を持っていて、それを私に自慢タラタラで擦り込みます。
そのような歴史観への反駁もあり、日本史は特に勉強しました。
中学生の時、父が何かの拍子で「鬼熊」は偉いとホメていたのです。
私は「鬼熊WHO?」という事で、「鬼熊」事岩淵熊次郎が起こした事件を調べてみました。
当時の、私の見解は、女にだらしないミツグ君が、貢いだ相手から袖にされたのを逆恨みし、傷害事件を起こして投獄されたのですが、その後、色々あって(詳細は以下をご覧ください)最終的には5人を殺害して、最後はその責をとって自殺した事件です。
しか〜し、彼は、同業(荷馬車引き)に新人が入ると四日でも五日でも手弁当で仕事のやり方を教えていますし困った人の借金の世話もしています。
恩義を受けた人には水火も辞さない心意気で、馬車挽き仲間でも顔役だったのです。
要はなかなかいい人だったのです。その証左にくだんの傷害事件も 旧主の五木田元県議や弁護士の暖かい面倒を受け、執行猶予で出所したのでした。
彼は、恩は命がけで返し、恨みも命をかけて復讐するという両極端の性格の持ち主だったのです。
当時の世論は凶悪殺人犯である彼を支持して、実際に地元の住民は彼の逃亡を手弁当で助けています。
さら〜に、驚くのは被害者の祖父母が自裁した熊次郎を弔い、お前も不幸な男だったなぁ、と遺骸に手を合わせたとか、当時のメディアの報道では、鬼熊より殺された人間が悪かったので致し方ない、みたいな人権を無視した偏向報道が飛び交わっていたのでした。
父は、自ら犯した罪を公的制裁ではなく自裁で決着をつけ、それも先祖の慕前で行ったことはたいしたもので、武士たるものの責の取りかたであると「鬼熊」をホメていたのでした。
私はこれの是非を論じているのではなく、たんに時代がそう言わせたのだといいたかったのです。
価値観というのは定理ではなく変遷するものだと言いたいのです
従いまして、当時のヒーローは今では受け入れられません。
最後に、なんで「鬼熊」の事を思い出したのかと申せば、一週間前に成田に仕事で行った際に、取引先の方からここで昭和の始めに「鬼熊事件」という事件があったのですよ。
知らないでしょう、と聞かれたので、よく知っています、と答えたのが端緒です。
「鬼熊」の出身地久賀村の出沼は成田国際空港の東南にあるそうです。
現在は、出沼の北にはグレンオークスカントリークラブ、南にゴルフ倶楽部成田ハイツリーなどのゴルフ場があり現在ではゴルフ銀座として有名ですが、今から90年前に「鬼熊」がこの辺りを疾走していたと思い返しますと、歴史好きとしては感慨深いものがあります。
最後に「鬼熊」事岩淵熊次郎の顔はコワイですよね・・・

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1926年8月20日、荷馬車引きの岩淵熊次郎が、親しかった小間物屋の女性・けいが他の情夫と交際していたことを知り殺害。
その後、けいと情夫の仲を取り持っていた知人の菅松の家を放火、けいと交際していた情夫とけいの働いていた小間物屋の店主も殺害し、駆けつけた警官に重傷を負わせ山中に逃亡した。
岩淵は「鬼熊」と呼ばれ、警察官、消防団、青年団など計5万人を動員し山狩りを行った。
しかし、過去に岩淵に世話になり事情を知っていた村人たちは、岩淵をかくまったり嘘の情報を流すなど捜査を長引かせた。また、身軽で山中に詳しかった岩淵に隙をつかれ捜査員が怪我を負わされ、さらに9月12日には巡回中の警察官が殺害されている。
当時のマスコミが事件を大々的に報道した結果、「鬼熊」の名は全国に広まり、「鬼熊狂恋の歌」という曲が作られるほど人気を博した。
9月30日、岩淵は先祖代々の墓所に逃げ込み、恨みはすべて晴らしたとして、取材に来ていた新聞記者や知人の前で村人の用意した毒入りの最中を食べ、剃刀で喉を切って自殺した。
なお、岩淵は死亡の2日前である1926年9月28日の時点ですでに自殺を決意していたらしいが、28日は酒を飲んでいるうちに眠ってしまい、翌29日に首吊りや頚動脈を切るなどしたが、元々体を鍛えていたことから死に切れなかったと言う。
事件後、岩淵を匿ったり自殺に立ち会った村人や新聞記者が裁判にかけられるが、自殺幇助となった記者や知人はいずれも執行猶予つきの温情判決が下され、村人たちも無罪とされた。


暗いフリネタの後には胸ウルの動画です。
ロシア人ドライバーの小さな親切に世界中がホッコリ感動 しました。


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今日は銀座に出没です。
今日のお店は再訪店です。
今日のお店は創業明治27年「花山うどん」銀座店さんです。

住所: 東京都中央区銀座3-14-13
電話:03-6264-7336
定休日: 無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「丸ごと玉葱の南極カレー(うどん)」@1,300円です。
前回はうどんを頼んだのにつゆの中から鬼ひも川(幅広麺)ができて、麺喰ってしまう、ちがうか面喰ってしまいましたのでそれのリベンジです。

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席に着くやいなやテーブルセットが用意されました。

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まずは美味しい漬物をいただきます。
たくあん美味しです。

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待つこと10分で「カレーうどん」の到着です。

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為念、麺種を確認しました。
今日は間違いなくうどんです。
それでは実食です。
まずは美味しいつゆをいただきました。
美味しい?
うん何だ、つゆが煮詰まっています。
カレーをよくかき混ぜていなかったのですね。
家ではたまにやりますが、飲食店ではアウトです。

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後半、私がつゆをかき混ぜながら食べていましたら味が整ってきました。
このカレーうどんは高評価です。。
カレー美味し、みっしり入った鶏肉美味しです。
ご機嫌な味です。
ついに丼底が見えてきました。
ここから一気に完食しました。
やはりここのカレーうどんは東京一と言っても宜しいでしょう。

それでは(^_-)