今日は「薬指の思い出」です。
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伊東ゆかりさんの「小指の想い出♪」を聞きますと、ある忌まわしい思い出が甦ります。
大学の一年生の時、浅草のスナックで飲んでいた時の話です。
お店の女の子に気にいられた私は、私の気持ちだから、と彼女のはめている指輪をらもらったのでした。
折角だからはめて帰って、と言われたので、無理やりはめて帰ったのです。
もともと女性のサイズの指をはめる事が荒唐無稽だったのですが、私の指が細かったのと酔っていたのと相俟って無理やりはめて帰りました。
未成年でしたので酔いをさまそうと家まで走って帰ったのです。
家に着くやいなや、風呂に飛び込んでくだんの指輪を外そうとしました。石鹸のシャボンを付ければ摺動性が良くなるという思いもあり風呂に入ったのですが、なぜか外れません。
酔っているのに輪をかけて走ったので血流が増したのでしょう。
指が膨れ上がっていたからです。
その日は酔いに任せて寝ました。

朝の5時半に薬指の痛さで目が覚めました。
寝ぼけまなこで、その痛いところをじっくり見ますと、指輪の上に紫色の芋虫がはっていました。
そんな事があるわけもなく、指輪による血行障害で指輪がはまっている部分がうっ血して紫色に変色していたのです。心臓のドクンドクンという小気味よい心拍リズムに同期したズキンスキンという痛みがおきていました。
多分に、孫悟空で三蔵法師の呪文でキリキリ締まる、緊箍児(きんこじ)輪っかの傷みと同質のものでしょう。
七転八倒の痛みです。
このように健康的に心拍をうつ心臓を恨んだ事はありません。
どうしましょう・・・
八時半に開店前の近所の金物屋さんに行って、この指輪を切ってくれないか、と哀願しましたら、サンダーで切って切れない事はないが、指まで飛ばしちゃうから勘弁してくれ、と断られました。
私が薬指の一本くらいかまわない、と言い返しますと、犯罪者になりたくないのでとりあえず勘弁してください、と今度は怒るようにして断られました。
ああ神よ・・・
仕方ないので、金物屋さんの側にある総合病院の外科に行きました。
自転車で動き回っていたのですが、もう完璧に心臓の鳴動は、私の悲鳴に変わってきています。
薬指に眼をやると芋虫がモスラに変わっています。
このまま放置しておくと指が腐るなと真剣に考えました。
病院の待合室で待たされること30分間、痛さでのたうち回っていました。
外科で私の名前が呼び出されました。
脱兎のごとく診察室に飛びこんだ私は先生に、すぐこの指を切ってください、と哀願しますと、先生は、凄い色になっていますね。これは指を切るのではなく指輪を外さないといけませんね。
生憎、私の病院ではそのような機材はありません。
他を当たってください、と冷たく突き放されて、看護師さんに、次の患者さん呼んで、と私を犬ころみたいに追い立てました。
私の額には痛みによる脂汗が浮かんできました。
どうしたらいいんだ・・・
病院で青ざめた顔をしていたら、同じく病院に来ていた剣道の先輩が私の悲嘆さに驚き駆け寄ってきました。
どうしたんだ、と聞かれたので、かくかくしかじかとここまでの顛末を話しましたら、お前、バカ、浅草一のバカ、どうしようもないバカ、と笑い飛ばしたのです。
私は日射病にかかった犬みたいに、ハァ、ハア、言いながら、先輩、笑っている場合じゃないですよ、マジに痛いんですから、それ以上からかうと拳固で話しますよ、と怒って言い返しますと、私の剣幕に驚いた先輩は真面目な顔に戻り、こういう時は消防署だぜ。
ほらあそこの消防署には道場でお世話になっている、千代崎先輩がいるじゃないか、と言ってくれたのです。

最後の気力ふり絞って消防署まで自転車を走らせました。
すでに体そのものが薬指でできているような感じになってきました。
痛みはついに突き抜けてズキンスキンではなく絶えず痛いに変じていました。
消防署につきましたら、偶然にもくだんの千代崎先輩がいましたので、わけを話して指輪の切断をお願いしました。
すると先輩は笑いながら、切った指輪は元には戻せないよ。それとたまに指が飛ぶことがあるかなら、いいかい、と言われたのですが、痛みで青い顔の私は、先輩、四の五の言わずにスパッと落としてください、と言ったら機械を用意するから後5分我慢しろと剣士の顔になって私の肩をポンポンと叩いてから準備に入ってくれました。
いよいよ切断の準備ができました。
先輩から切る時を見ると暴れる人もいるので、切るところは見るなと言って、切断作業に入りました。
想像以上に指の腫れがひどい為に指輪が深く食い込んでいて、指を傷つける恐れがある為に慎重に切っていただいたそうです。
それでも時間にして3分位ですか、私を悩ました指輪は真二つになって私の指から離れました。
めでたしめでたしと思うでしょう・・・
薬指はひどい内出血になっていたのでズキンズキンという痛みはなくなったものの、痛みそのものは残ったのでした。それでも我慢できる痛みに変わっていました。

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1週間後、薬指の思い出をくだんのスナックに話に行ったら、当の女の子はお店を辞めていました。
仕方がないので、来ている常連にこの話をしましたら、私のある所から二色になっている薬指を笑いながら、皆は、よかったじゃない、世が世ならあの子と結婚させられていたんだぜ、薬指の一本二本ですんでラッキーだったんじゃないの、とからかわれました。
以来、伊東ゆかりさんの「小指の思い出」を聞くと、思い出したように左手の薬指をさするのでした。


とういことで今日の動画は伊東ゆかりさんの「小指の想い出♪」です。



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今日は奥様とうどんの美味しい館林に出没です。
今日のお店は「まるなかうどん」さんです。

住所: 群馬県館林市緑町1-20-5
電話:0276-74-5729
定休日:月曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー
私は「あいもり+とり天」@600+@100=700円です。
奥様は「ゴマ汁うどん+ミニとりタル天丼」@780円です。
店内は私たち夫婦を除けば100%ジモティです。
地元民に愛されるうどん屋みたいですね、期待がもてます。
待つこと16分で二人の料理が運ばれてきました。

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まずは私の「あいもり+とり天」です。
見た目、シンプルですが奥が深そうです。

それでは実食です。
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あいもりはうどん美味しです。
みずみずしく且つもちもちしています。
うどん王国「館林」の中でもトップクラスでしょう。
そばはちょっとぼそぼそ感があり日光の手前「いまいち(今市)」ですが、うどんがこの瑕瑾をカバーしています。

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とり天はジューシーです。
北関東独特の厚めの衣がこのふんわか鶏肉を包んでいて高評価です。
好きな味です。

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つづいて奥様の「ゴマ汁うどん+ミニとりタル天丼」です。
見た目、緑色の胡瓜が清涼感を醸し出しています。

それでは実食です。
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食評はほとんど同じですが、ゴマ汁はみりんがきき過ぎています。
多分に地元の味なのでしょう、ここまで甘いとアウェーの人間には食の拷問です。
これは郷にいては郷に従えですから仕方ないのでしょう。
このお店は「普通のうどん」をお勧めします、ハイ。

それでは(^_-)