今日は「老人よ!書を捨てよ、街に出よう」です。
石川啄木さんの妹さんの思い出話です。
お兄ちゃんは家族の中で一番いい部屋を取って、そこでいつも勝手気儘なことをしていた。
ちょっと肚を立てて、窓から雪を入れて部屋中雪だらけにしても、お母さんはあまり怒らなかったとか、春になって、桜の花を買ってきて花瓶に挿して、そのうち風が吹いてきて、まだ少年啄木がそこに寝ていると、花びらが顔に散って「おお、気持ちいい、気持ちいい」と言って部屋中を汚して、それをお母さんが黙って見過ごして、結局、掃除は私がさせられたとか、いろいろ不満を述べていて、あんなに優遇された兄はいない、と言っています。
渡辺淳一「愛の言葉」より転載

同じ長男として言葉がありません。
私たち以前の長男は確かに兄妹の中でも破格の扱いをされていたのは周知の事実です。
これはこの織田信長から始まって家康で完成した「米本位制」の残滓だと思いますしこれが長男優遇の家長制度に繋がっていくのだと思います。
つまり田畑を守る事で、その家が安泰、安寧になるので、その家長になる長男をおもんばかるのです。
個人的には、子供を長男その他で差別した事はありません。
アルバム数に関しては長男が圧倒的に多いのですが、それは始めての好事なのである意味では通過儀礼かもしれません。それ以外は平等に接してきました。

最近、家長制度が形骸化してきています。
卑近な例で申せば
地域の取りまとめ役のような家柄が嫌だと言い出し、兄弟全員が相続放棄。
墓守や土地の管理や税金の工面なんて嫌だという人ばかりが増加。
親戚ともほとんど没交渉。
みたいなことが全国的に増えてきています。
その副作用で離婚も増えてきています。
昔の日本人というのは、人と人との結婚ではなく、家と家との結婚でした。
従いまして、離婚するときは、すごいパワーがいます。
最近は、人と人との結婚が増えてきたので、家という桎梏(手かせと足かせ)がなくなったのです。

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話は変わりまして、最近の老人は元気です。
聞き得た情報では、今の50歳以下の若者は寿命100歳になるそうです。
そういう意味では、従来の年相応の生き方なんかつまらなくなります。
要は老人のパラダイムが変わってきているのです。
アメリカやヨーロッパの老人なんかどんどん外に出て遊んでいます。
着るものも日本人みたいな地味な服はきていません。
かなりど派手な服を好んできています。
そして彼らは絶えず何か新しいものを探しています。
何かを探し求める、この旺盛な好奇心が人生を楽しくさせるのです。
今こそ、老人よ!書を捨てよ、街に出よう、なのだと強く思う今日この頃であります。


放課後ミッドナイターズショート「◯んたま」



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今日は餃子の街「宇都宮」に出没です。
今日のお店は「宇都宮餃子館」健太店さんです。

住所: 栃木県宇都宮市駅前通り3-3-3
電話:028-688-8884
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「健太ランチ」@450円です。
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待つこと7分で「健太ランチ」の到着です。

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それでは実食です。
皮はパリと焼けていて美味しいです。
餡はパンチがありませんがまずまずです。
この店で特筆するのは「安さ」です。
これの構成で@450円には驚きました。
コスパ良しのお店ですし加えて新幹線の乗場から近いので、ちょこちょこと食べたい場合にはお薦めのお店です。

それでは(^_-)