今日は「奥様のおかげです・・・」です。
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地元の三田会の会合があり参加しました。
受付にある座席箱の中から番号を書いた真四角の紙を掴み、その番号を確認して、テーブルにおいてある合番のカードの席に座るのですから隣に座る人は偶然の産物です。
私の右隣は俳句の会で旧知の医学部の先輩です。
さら〜にその右隣は先輩の奥様ですが、奥様は帯同しているだけで大学の卒業生ではありません。
多分、受付の人間が気を効かせて奥様の番号は先輩の隣になるように番号箱の中から選んだのでしょう。
医学部の先輩は、皆からは先生、先生と呼ばれて尊敬されています。
私の大学の中で医学部は東大の理科3類より難関とされていますので、学力優秀ということでも尊敬を受けているのです。しかも先生は東大も併願していて東大も受かったのですが、蹴っ飛ばして我が大学に来たものですからそのような点も加味されて皆の尊敬が倍加していたのです。
御年75歳です

会場は20M×10Mの長方形になっており、その中は相似形のロの字に椅子とテーブルが配置されていました。
会合と申しても実態は昼間からの飲み会です。
はやばやと式次第を終わらせて昼食会になだれこみました。
会長の乾杯の発声の後、楽しい宴の始まりです。
先生は精神科医です。
私は先生に、人の悩みを親身に毎日毎日聞いていて、場合によってはその悩みも引き受けることもあるのでストレスが溜まりますでしょう、と尋ねますと、患者の診断をするときには医者として向き合うので別人格で接しています。
そういうふうに自らの役割を律していますのでひとたび白衣を脱いだら仕事の事は忘れます。
要はオンとオフはしっかりとけじめていると、言われていました。
なるほどなと思いその後も俳句の事とかとりとめないを話をし続けていました。

事件が起こりました。
私の斜め前のテーブルの女性が黒い幕にナイフをすっと走らせたような痛みを持った声で△△さんの意識がない。
鼻から血が出ている、絶叫しました。
実は、30分くらい前から△△先輩は、あたかも首が折れたかの様に首を前に落として寝ていたのですが、普通いくら酔ったとはいえ、そんなふうには寝ないよね、とは思っていたのです。
会場内が騒然となりました。
先生の奥さんは看護師のようで、すぐに△△先輩のところにすっ飛んで行って救護措置を始めました。
肝心かなめの先生はおもむろにワインの入ったグラスを片手に窓辺の景色を悠然とみていました。
私は、先生、大変です。診にいってください、と言えば、妻で充分だよ、と言って「知らぬ顔の半兵衛」を決めこんでいたのです。
奥様から、飲酒からくる失神です。多分命には別条はありません、と会場の隅々まで通るような声で説明がありましたので、頼んでいた救急車を取りやめる、別の意味での騒ぎがおきました。
蕎麦屋の出前じゃないんだから救急車の出動は慎重にたのまないといけませんよね。
いずれにしても会場内は△△先輩を横にしなければならないので、机が縦横無尽に動かされてかなり雑然となったのです。
しばらくして、奥様から、先生診断してください、との声掛けがあり先生はおもむろに△△さん先輩のところに出向き、脈をとり呼吸を確認してから、血管迷走神経失神です。
しばらくしたら回復すると思います。念のために帰りのタクシーは呼んでいた方がよいでしょう、と纏めました。

多分に先生は、現在一般の人を診察する臨床医ではなく、どちらかといえば病院のマネジメントの方に傾注されているので、実務の空白の期間がかなりあり加えて精神科医ですから、プラクティカルな点では奥様の方が上だったのでしょう。
その為に敢えて出向かずその救護を任せたのでしょうと思うのですが・・・
窓の景色を見ている顔の上に、かすかな動揺を読み取れたのはあながちうがちではないように思えました。
精神科の患者の中には、ナイフや薬物等で自殺をする人もいるでしょうから、まったく外科、内科の領域は知らないはずはないとは思いますが、如何せん現場から離れすぎてしまったのでしょう。
いずれにしても奥様が獅子奮迅の活躍をしてくださいましたので、△△先輩は最終的には歩いて帰宅の途につける事ができたみたいです。
良かったですね先生、奥様をお連れなさって・・・
△△さん先輩、これからは失神するまで飲まないでください!


WORLD ORDER in New York



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今日はそぼ降る雨の神田に出没です。
今日のお店は以前から刺激的な店名で気になっていました。
今日のお店は「俺の肉炒飯を食ってみろ!!」神田本店さんです。

住所: 東京都千代田区鍛治町1-7-6 日東神田駅前ビル 1F
電話:03-6206-4273
定休日:日曜日

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お店の外観です。

店内の雰囲気です。
一見、鍋を振っているように見えますよね。IMG_8079


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で〜も、横から見ると機械がモクモクと鍋を振っているのです。
これが噂の「自動鍋ふり機」です。

今日のオーダー「肉炒飯」@680です。

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まずは魔法瓶に入っている「特性鶏ガラスープ」を自らの手で入れていただきます。
良くダシがとれていて美味しいです。
これは温まります。

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待つこと6分で「肉炒飯」の到着です。
見た目美味しそうです。
それでは実食です。

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ご飯は熱々で且つパラパラしています。
加えて肉あんかけもかなり美味しいです。
どうでしょう、これで@680円なら納得です。
しか〜し、プロの将棋の棋士がAI将棋のマシンに負けてみたいで、悲しくなりました。
美味いけれど悲しい不思議な気持ちになりますよ・・・
で〜も、リンガーハットさんはいち早く調理システムの自動化によって事業を立て直しました。
誰でもプロと同じ仕上がりが均一に得られる機能へのニーズがこのように拡大していきますと、近い将来店員なしの外食チェーンが増えていくのでしょうね。
挨拶もAI搭載のマシンですから、画像認識で客を認識し、今日も半熟玉子つけますか、とか声掛けしてくれるのでしょう。日本語の下手な外国人よりいいって、かもしれません・・・

それでは(^_-)