今日は「献血」です。
小さかった頃、店の前で遊んでいると、坊主、バケツ屋どこだよ、と聞かれたので、バケツ屋さんなら、上野の方に100mくらい行ったところに金物屋さんがありますよ、と答えますと、バケツ屋じゃない。
売血(バイケツ)を知らないのか、そんなこったら勉強できねぇんだろ。
血液銀行の事だよ、と言われたので、押上の方に行けば富士銀行や、三菱銀行や、勧業銀行がありますよ、と言いましたら怒り始めたのです。
さすがに気味が悪くなり、事務所で仕事している父親のところに行き、変な事を言うオジサンが店の前で怒っているんだけれど、と助けを頼みますと、父が出ていき、売血屋ならここじゃないですよ。
立石だからね。京成に乗って行かないと行けませんよ、と言いますと、そこまでの電車賃がないんだ。
血が売れたら返すから、電車賃貸してくれない、と言ったのです。
それに対して父は毅然として、血なんか売ってないで、ちゃんと働いたらどうなんですか。
貴方に貸すお金はありません、と言って、客商売なのでお店の前にいないでください。
用が済んだのでしょう。電車賃なら、交番で貸りたらどうなんですか。
いずれにしてもこの場から立ち去りなさい、とまるで犬ころを追い払うかのように、シッシと追い立てていたのです。
その変なオジサンがいなくなると、父は私に、あいつらは働きもせず血を売って生活している人間のクズだ。
気分が悪いから店の前に塩を巻いておけ、と言って事務所に戻って行きました。
中学生くらいになると、その売血人の存在を五木寛之の「青春の門」で知りました。
さら〜に、昔の不良少年は、学生をカツアゲして金がないと、売血屋まで連れて行き、そこで血を抜かせその代金をせしめていたそうです。要は、売血はブラックビジネスの財源だったみたいですね。

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何でこのようなフリネタになったかと申しますと、先般の新宿七福神巡りの際、新宿東口献血ルームの話になり、それを話した先輩がライオンズクラブのメンバーとして献血のボランティアをしていたからなのです。
ちなみに現在は血の売買はされていません。
昔は、上述のように血の買い取りが頻繁にされていたのに、なぜ血の買い取り制度が廃止されたのかといいますと、売血制度廃止のきっかけとなった「ライシャワー事件」というのがあったのからなのです。
1964年にエドウィン・O・ライシャワー(元駐日アメリカ大使)が、アメリカ大使館の門前で、何者かにナイフで、太ももを刺され重傷を負った事件です。
このとき輸血用の血液で治療が行われたのですが、この輸血が原因で肝炎になってしまったのです
この事件がきっかけで、売血された血の輸血の危険性が再認識されることになり、売血制度は終焉を迎えることになったのであります。

日本国内では1日平均3,000人の方が輸血を受けており、その患者さんに血液を届けるには約15,000人の方の献血の協力が必要なのです。現在の日本は血液が不足しており、日本は血液を大量に輸入しているのです。
その背景として、献血をする若年層の減少に歯止めがかからない一方で高齢化が進み、2015年以降、手術や治療で必要な血液が不足する恐れがでてきたのです。
日本赤十字社(東京・港)の推計によりますと、血液の必要量がピークを迎える2027年には、献血者は最大で85万人不足する見通しです。その後も不足数は拡大します。
日赤では、2020年までの献血目標を新たに策定し、不足分の確保を目指しています。
その為に現在献血サービスが充実しています。
例えば、ネイルをしてもらえたり、占いコーナーを設けたりしているところもあるそうです。
ミスタードーナツやロッテリアのハンバーガーを、サービスしている時もあります。

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極めつけは、2013年1月に出来た、秋葉原の献血ルーム「akiba:F 献血ルーム」です。
内装が、宇宙ステーションのようで、初音ミクなどのフィギアや、鉄道模型など、イベントによって展示内容が変わります。無料読み放題のマンガや雑誌は、さすがアキバと言わんばかりで今どきの人気漫画がずらりと並び、短時間で献血を済ませ、マンガを熱心に読む人々で、休憩室は混雑してそうですよ。

献血をしますと、血を取られた体が血を作ろうとして頑張り、体がぽかぽかしてきます。
さら〜に、古い血を取って、新しい血を作らせる健康法は、昔のヨーロッパや、現在の東洋医学で行われています。一番のメリットは健康診断でする血液検査と同じ項目の数値が、献血でわかるのです。
自己負担で行えば14,000円位かかります。
お暇があったら、ぜひ献血をいたしましょう・・・



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今日は銀神田に出没です。
今日はウサギの気分になりたかったのです。
今日のお店は「トリッペリア ミア」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田1-15-5 310ビル 2F
電話:03-5244-5733
定休日:日曜日・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「大盛山盛りサラダランチ(バケット、ドリンク付)」@1,000円です。
オーナーシェフの山内美弥さんは関西人なのですね。
お母さま含めて流暢な関西弁を話します。
今日は常連の同じく関西出身のお客様から、サクラダ・ファミリアが2026年に前倒して完成されるという話を聞き、お母さんが、それなら完成する前に、行かなあかん、と焦っていましたが、個人的には完成したものを見た方が良いのではと思っていたのでした、ハイ。
それにしてもお母さまは美人ですね。
若い頃にお会したいものでした。

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待つこと分6分で「大盛山盛りサラダ」の到着です。
別にお腹が空いていたわけでもなく、この間、隣の女性が普通にサクサクと食べていたので、どのくらいの満腹感なのか確認したかったのでした。
見た目きれいです。
今日のトッピングはレンコンきんぴらと温泉玉子です。
それでは実食です。
あれ温泉玉子がありませんね(笑)
まぁいいですけれど・・・
レンコンきんぴらの甘さとトマトの酸味は良く合いますね。
玉葱から作られたドレッシング美味もあいかわらず美味しいです。
野菜に囲まれて幸せです。

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途中バケットで口直しをしなががいただいたのですが
どうですかね80%くらいでお腹がいっぱいになりました。
やはり、過ぎたるは猶及ばざるが如し、でございます。

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珈琲を飲みながしみじみと反省したランチでございました。

それでは(^_-)