今日は「ガラパゴスTOEIC」です
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TOEICは留学生向けの英語検定であるTOEFL同様、米国発祥のテストと勘違いしている向きも多いが、実は1970年代に日本人有志が発案し、米国のテスト開発機関 Educational Testing Service(ETS)が開発・制作したものだ。
今でも年間16億円前後のライセンスフィーを毎年払っている。
また、TOEICが運転免許試験のように直接英語能力を測定するテストと思われているが、これも誤解だ。
TOEICのスコアは高いのに、実際に通用するレベルの英語を書けない、話せないという、いわゆる「稽古場大関」が輩出される所以だ。

次に、グローバルスタンダードと銘打っている点だが、ETSの報告書には受験者総数の65%が日本人、12%が韓国人と明記してある。日本と韓国で総受験者の八割近くを占めるような試験をもって「グローバルスタンダード」と言うのは不当表示というものだろう。世界に一歩出れば、TOEICの存在自体が全く認知されていない。
TOEICは誰も知らない「グローバルスタンダード」なのだ

コミュニケーションないし英語能力の総合評価だという点については、コミュニケーション能力という複合的なものをリーディングとリスニングで捉えようとすることに無理があり、妥当性があるか疑わしいとする論文がJALT(全国語学教育学会)などで何本も発表されている。
また会社を辞め、自宅に引きこもっていた人が連続二十回以上、満点を達成したことが一部で話題になったが、これなどは笑えないほど皮肉な話だ。本当にTOEICがコミュニケーション能力を測っているならありうべからざる話だ。
「日本人の愚かな『TOEIC信仰』」選択より転載

これには驚きました。
今日の今日までそのような思いはなかったのですが、TOEICは国際標準ではなく日本・韓国標準だったのですね。
主宰団体である国際ビジネスコミュニケーション協会(経済産業省所管の財団法人)に入る受験料は年間60億円台と、その年商は東証二部上場企業並みだそうですよ。
それにしても国際ビジネスコミュニケーション協会の会長は目の付けどころが鴻海ちがうかシャープですね。
TOEICにかかる費用は人件費と印刷代くらいですから、16億円前後のライセンスフィーを引いて、試験そのものの利益利率を90%として計算すれば、差し引き後の利益は40億円、最終利益率66%と高収益であります。
そういえばわが社でも最近、TOEIC、TOEIC、と言わなくなったのは那辺が影響しているのかもしれませんが、それにつけても管理職への昇進要件の一つはTOEIC720点超えですからそれなりのハードルはハードルです。

知っている人が香港にある外資系に転職しようと面接を受けた際に、面接官が日本人だったので英文と日本語両方の履歴書にTOEICのスコアを書いたところ無視されたそうです。
その後で別のカナダ人の面接官がやってきて、その人に対して英語でインタビューしました。
その後くだんの日本人面接官が戻ってきたので、この会社はTOEICを重視していないのですか、と聞いたところ、当社に限らず、外国の企業でTOEICのスコアを見る事はありません。
実際に会社で働いているネィティブと会話させてみれば済むことです。
入社すれば彼らとコミュニケーションを取ることが必要になるので、面接の段階で実際に彼らと英語で意思疎通がはかれるかどうかを試せば十分なのです。
いくらTOEICのスコアを高くても、うちのスタッフと英語で仕事上のやり取りができないような人間はいりませんから、との事でした。
さらにこの面接官は、日本の企業では、採用する側の人間も英語ができないのですよ。
ですから当然、志願者の英語力を自力で見極めることができないのでTOEICという外部の基準に頼らざるを得ないのです、とこそっと裏話を教えてくれたそうです。

最後に私のFBの友達の▲▲さんは、京都大学法学部卒のバリバリのエリートで3年前迄のTOEICのスコアは平均900点でしたが英語がうまく話せず、英会話教室に行っていました。
しか〜し結婚を機にそれすら辞めてしまいましたらほとんど英語が話せなくなってしまったそうです。
いわゆる稽古場大関です。
本人も、なんでTOEICを900点ちこう取っとうのに英語がしゃべれへんのや、と会うたびにこぼてしていました。
さもありなんであります。

Truth is what stands the test of experience.
真実とは、経験という試練に耐えるもののことである。
Albert Einstein(アルバート・アインシュタイン)


ゆめのはじまりんりん



今日は新宿に出没です。
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昔のホームグラウンドである「思い出横丁(旧:しょんべん横丁)」を散策しました。
この横丁では泥酔あり、乱闘あり、スリ被害ありで、私の青春が埋まっています。
今は昔の恐ろしさというか怖さもなくなって健全な横丁になっていました。
これにはプチくりびつしました。
昔のように、横丁の脇から89383が突然出てきて、ジュクでイキがってんじゃねぇぞ、小僧、ってヒカリモノで脅かされる事はもうなさそうです、ハイ。
ということで今日のお店は今日のお店は「萬来ラーメン」さんです。

住所: 東京都新宿区西新宿1-4-10
電話:不明
休日:日曜、祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

今日のオーダー「らあめん」@950円です。
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待つこと5分「らあめん」の着丼です。
見た目ボリューミイです。
それでは実食です。
麺は平打ち細めの縮れ麺です。
この縮れ麺はピタピタと舌にまとわりつきます。
この感触はスープの味わいをふくらませますね。
その麺の上には、シナチク、海苔、ほうれん草と大ぶりのチャーシューがのっています。
スープは少し味付け薄めの醤油味ですが豚骨系の出汁がしっかりとられていて美味しいです。
今日のスープはほのかな甘さすら感じました。
シナチクは良く炊けていて歯触りがプチプチしていて結構な味わいです。
安心していただけるラーメンです。
とても美味しかったです。
満足の一品でした。

ところでここの先代は、新宿で暴走族等をやっているような荒れくれた若者をみかけますと、自ら声掛けしていたそうです。さらに聞く耳をもつ人間は、店に雇い入れてラーメン道の修行をさせ更正させていたそうです。
そして立派に一人前になると、開店資金を用意して独立させました。
この話は、隣で食べていたこの店主と旧知な地元の老人から、偶然に聞いたのです…
先代は立派な方だったのですね

それでは(^_-)