今日は「たこ八郎異聞」です
たこ八郎さんは、同じ宮城県出身ということでコメディアンの由利徹に弟子入りし役者として芸能界デビューします。元々、由利はたこさんを弟子にするつもりはなく、ボクサー時代に弟子入りを希望してきたたこさんに、断る口実として「ボクシングでチャンピオンになったら弟子にする」という条件を出し、その時には王者になるとは思ってもいなかったのですが、実際に日本王者になり、それならと弟子入りを認めたという話が残っています。
たこ八郎さんのもうひとつの顔は上述のとおりプロボクサーです。
ボクサー時代は「河童の清作」として日本チャンピオンにまで登りつめました。
ただこれもコメディアンになるための足がかりとしてやっていたと言われています。
彼のボクシングの特徴はノーガードという闘い方でした。
漫画「あしたのジョー」のスタイルのヒントにもなったと言われていますが、失明状態の左目をカバーするために彼に唯一残されていた闘いのスタイルだったのです。
両腕を下げて、殴らせるために顔をあえて突き出すようなスタイルはまさしく「捨て身」としか言いようがありません。ボクサーをやめた後、あまりに打たれすぎていささか脳と言語に障害を生じ、同時に記憶力も怪しくなっていました。
加えてパンチドランカーの後遺症で寝小便が度々あったため本人がそれを気にし、師匠の家を出て友人宅を泊まり歩いていました。受け入れた友人たちも「迷惑かけてありがとう」という彼の素朴で温厚な人柄に触れ、邪険に扱うことはなかったそうです。
また、毎晩のように飲み屋で過ごしていましたが、請求がくることはなかったといわれています。
このように誰からも好かれる芸人ではありましたが台詞を二行以上は覚えらなく、仕方がないので当初は台本を読むことができる声優を目指したそうです。
そして最初の仕事はマンガ「恐妻天国」に出てくる怪獣のうめき声だったそうです。
自ら主催するタコ劇団を解散した後、仕事がなくなり旧知の作家のお嬢さんのお守りをしていました。
ある時そのお嬢さんを連れて上野の動物園に行きました。
するとたこさんからその家に電話がかかってきました。
「すみません、お嬢さんがいなくなってしまいました」
動物園の中で娘の姿が見当たらなくなったといいますので、その作家は、迷子係へ行ったか、と聞けば、行ったが無駄だったと答えました。
「もしかしたら誘拐されたのではないかと思います。どうしましょう」
との事でしたのでくだんの作家はタクシーを呼んで動物園へ駆けつけようとした矢先に当の娘さんから電話があり
「たこちゃんがいなくなってしまった」
というものでした。
実は迷子になったのはたこさんの方で、たこさんはトイレに行く時、娘にあそこのライオンを見物して待つように言っておきながら、それがライオンだったのかトラだったのか豹だったのか、トイレをでてからさっぱりわからなくなってしまって結果お嬢さんとはぐれてしまったというのが真相だったようです。
たこさんの事は良く知りませんでしたが、このふりネタを書くにあたって色々としらべてみますと「人畜無害」というべき人でありました。
言い換えれば「現代の妖精」といえるような純粋無垢の人だったのですね。
亡くなった日は前の日から飲んでいた仲間と早朝から真鶴海岸に行き、海岸でも焼酎を飲むなど酩酊状態のまま海に入り、岩場まで10メートルというところで溺れ、心臓麻痺を起こしての水死だったそうです。
たこさんが亡くなって、師匠だった由利徹さん(コメディアン俳優=故人)を筆頭に親友だったタモリ・赤塚不二夫(漫画家=故人)・山本晋也(映画監督)さんらが発起人となって建てたお地蔵さんが存在するのです。
お地蔵さんには、たこさんの座右の銘だった「めいわくかけて、ありがとう」が刻まれていて、命日には、たこさんファンだった人達が全国から訪れる人気スポットとなっています。
実はそのお寺に行ってまいりました。
想像以上に寂しいお寺でした。
なにか心の中に冷たいすきま風が吹き込んだような気持ちになりました。
人間は生きている間に頑張らなければいけません。
「死んで花実が咲くものか」なのであります。
これはすごい!
今日は足立区は梅島に出没です。
梅島には「ラーメン二郎」のインスパイア店があるという事なのでお訪(とな)いを入れました。
今日のお店は「ラーメン梅」梅島店さんです。
住所: 東京都足立区梅島3-8-11
電話:03-5681-6088
定休日:火曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「ラーメン(ニンニク入れました)」@650円です。
「ラーメン二郎」のインスパイア店ということでそれなりのお店を想像していたのですがその実はきれいなのです。
待つこと7分で着丼です。
見た目「なんじゃこのにんにくは!」です。
大量のにんにくが富士山の様に屹立しているではないですか、ここまでの量とは想像だにありませんでした。
それでは天地返しを二度繰り返して実食です。
まずはスープです。
乳化の状態が良いですね。まろやかではありますがコクのあるスープは美味です。
麺は中太の固めで軽いバキバキ感あり高評価です。
チャーシューは柔らかく噛みしだくと肉汁があふれでてきます。
これもおいしいですね。
白眉は野菜です。
臭みがまったくなく特にもやしは軽やかな弾力があり最高です。
その量に驚いたにんにくはブラックペッパーと合わせると落ち着きをみせながら味をふくよかにしてくれます。
美味しいではないですか!
インスパイアではなくホンマモン以上の美味しさでございました。
ちょっとメールがたまったものですからかたづけようとケーキ屋さんに入りました。
お店の名前は「ラヴィアンレーヴ」さんです。
住所: 東京都足立区梅島3-6-16
電話:03-6887-2579
定休日:水曜日 第一火曜
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
オーダーは「ケーキセット(ケーキと珈琲)」@600円です。
ケーキは「ショコラ・スペシャリテ」です。
「ショコラ・スペシャリテ」は、ベルギー産チョコレートを使用したムースの中にオレンジムースとマンダリンオレンジャムを入れたものです。
とても丁寧に作られていますね。
マンダリンオレンジジャムとベルギーチョコレートの相性の良さを堪能しました。
これは何かのコンクールで優勝した作品だそうで絶ウマでした。
おかげで仕事がはかどり心軽やかにお店を出ました。
まさに「鄙にも稀」なパティスリーでした。
加えてコスパも最高でした。
たこ八郎さんは、同じ宮城県出身ということでコメディアンの由利徹に弟子入りし役者として芸能界デビューします。元々、由利はたこさんを弟子にするつもりはなく、ボクサー時代に弟子入りを希望してきたたこさんに、断る口実として「ボクシングでチャンピオンになったら弟子にする」という条件を出し、その時には王者になるとは思ってもいなかったのですが、実際に日本王者になり、それならと弟子入りを認めたという話が残っています。
たこ八郎さんのもうひとつの顔は上述のとおりプロボクサーです。
ボクサー時代は「河童の清作」として日本チャンピオンにまで登りつめました。
ただこれもコメディアンになるための足がかりとしてやっていたと言われています。
彼のボクシングの特徴はノーガードという闘い方でした。
漫画「あしたのジョー」のスタイルのヒントにもなったと言われていますが、失明状態の左目をカバーするために彼に唯一残されていた闘いのスタイルだったのです。
両腕を下げて、殴らせるために顔をあえて突き出すようなスタイルはまさしく「捨て身」としか言いようがありません。ボクサーをやめた後、あまりに打たれすぎていささか脳と言語に障害を生じ、同時に記憶力も怪しくなっていました。
加えてパンチドランカーの後遺症で寝小便が度々あったため本人がそれを気にし、師匠の家を出て友人宅を泊まり歩いていました。受け入れた友人たちも「迷惑かけてありがとう」という彼の素朴で温厚な人柄に触れ、邪険に扱うことはなかったそうです。
また、毎晩のように飲み屋で過ごしていましたが、請求がくることはなかったといわれています。
このように誰からも好かれる芸人ではありましたが台詞を二行以上は覚えらなく、仕方がないので当初は台本を読むことができる声優を目指したそうです。
そして最初の仕事はマンガ「恐妻天国」に出てくる怪獣のうめき声だったそうです。
自ら主催するタコ劇団を解散した後、仕事がなくなり旧知の作家のお嬢さんのお守りをしていました。
ある時そのお嬢さんを連れて上野の動物園に行きました。
するとたこさんからその家に電話がかかってきました。
「すみません、お嬢さんがいなくなってしまいました」
動物園の中で娘の姿が見当たらなくなったといいますので、その作家は、迷子係へ行ったか、と聞けば、行ったが無駄だったと答えました。
「もしかしたら誘拐されたのではないかと思います。どうしましょう」
との事でしたのでくだんの作家はタクシーを呼んで動物園へ駆けつけようとした矢先に当の娘さんから電話があり
「たこちゃんがいなくなってしまった」
というものでした。
実は迷子になったのはたこさんの方で、たこさんはトイレに行く時、娘にあそこのライオンを見物して待つように言っておきながら、それがライオンだったのかトラだったのか豹だったのか、トイレをでてからさっぱりわからなくなってしまって結果お嬢さんとはぐれてしまったというのが真相だったようです。
たこさんの事は良く知りませんでしたが、このふりネタを書くにあたって色々としらべてみますと「人畜無害」というべき人でありました。
言い換えれば「現代の妖精」といえるような純粋無垢の人だったのですね。
亡くなった日は前の日から飲んでいた仲間と早朝から真鶴海岸に行き、海岸でも焼酎を飲むなど酩酊状態のまま海に入り、岩場まで10メートルというところで溺れ、心臓麻痺を起こしての水死だったそうです。
たこさんが亡くなって、師匠だった由利徹さん(コメディアン俳優=故人)を筆頭に親友だったタモリ・赤塚不二夫(漫画家=故人)・山本晋也(映画監督)さんらが発起人となって建てたお地蔵さんが存在するのです。
お地蔵さんには、たこさんの座右の銘だった「めいわくかけて、ありがとう」が刻まれていて、命日には、たこさんファンだった人達が全国から訪れる人気スポットとなっています。
実はそのお寺に行ってまいりました。
想像以上に寂しいお寺でした。
なにか心の中に冷たいすきま風が吹き込んだような気持ちになりました。
人間は生きている間に頑張らなければいけません。
「死んで花実が咲くものか」なのであります。
これはすごい!
今日は足立区は梅島に出没です。
梅島には「ラーメン二郎」のインスパイア店があるという事なのでお訪(とな)いを入れました。
今日のお店は「ラーメン梅」梅島店さんです。
住所: 東京都足立区梅島3-8-11
電話:03-5681-6088
定休日:火曜日
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
今日のオーダー「ラーメン(ニンニク入れました)」@650円です。
「ラーメン二郎」のインスパイア店ということでそれなりのお店を想像していたのですがその実はきれいなのです。
待つこと7分で着丼です。
見た目「なんじゃこのにんにくは!」です。
大量のにんにくが富士山の様に屹立しているではないですか、ここまでの量とは想像だにありませんでした。
それでは天地返しを二度繰り返して実食です。
まずはスープです。
乳化の状態が良いですね。まろやかではありますがコクのあるスープは美味です。
麺は中太の固めで軽いバキバキ感あり高評価です。
チャーシューは柔らかく噛みしだくと肉汁があふれでてきます。
これもおいしいですね。
白眉は野菜です。
臭みがまったくなく特にもやしは軽やかな弾力があり最高です。
その量に驚いたにんにくはブラックペッパーと合わせると落ち着きをみせながら味をふくよかにしてくれます。
美味しいではないですか!
インスパイアではなくホンマモン以上の美味しさでございました。
ちょっとメールがたまったものですからかたづけようとケーキ屋さんに入りました。
お店の名前は「ラヴィアンレーヴ」さんです。
住所: 東京都足立区梅島3-6-16
電話:03-6887-2579
定休日:水曜日 第一火曜
お店の外観です。
店内の雰囲気です。
メニューです。
オーダーは「ケーキセット(ケーキと珈琲)」@600円です。
ケーキは「ショコラ・スペシャリテ」です。
「ショコラ・スペシャリテ」は、ベルギー産チョコレートを使用したムースの中にオレンジムースとマンダリンオレンジャムを入れたものです。
とても丁寧に作られていますね。
マンダリンオレンジジャムとベルギーチョコレートの相性の良さを堪能しました。
これは何かのコンクールで優勝した作品だそうで絶ウマでした。
おかげで仕事がはかどり心軽やかにお店を出ました。
まさに「鄙にも稀」なパティスリーでした。
加えてコスパも最高でした。
なつかしい名前が出てきました。
北海道旅行のツアー中、バスガイドさんが
「いま、たこ八郎さんが海でおぼれ死亡のニュースがありました」
と告げ、バスの中30名余りが
え〜〜〜〜と叫びました。
記しいる通り、純粋無垢な人だったと記憶しています。
TVでは、ムーに出演、細川俊之さんとのかけあいが、
すごく面白かったです。
44歳だったのですね、若すぎます、残念です