今日は「水木しげるオマージュ」です。
今日は水木しげるさんに対するオマージュです。
先月の11月30日に漫画家水木しげるさんが亡くなりました。
私にとっての水木さんは妖怪文化の先導者としての位置づけではなく自らが戦地で死線をさまよって得た「命とは何ぞや」という反戦主義者としてのものでした。

夜間中学に通っていた水木さんは、その数カ月後の1943年春に入隊しました。
ニューブリテン島での戦争体験がその後の水木さんの作品に影響を与えたのです。
ニューブリテン島ズンゲンの戦いにおいて、優れた装備と圧倒的な物量の連合軍の前に、所属する支隊の成瀬懿民少佐は玉砕の命令を出しますが、児玉中隊長の機転で遊撃戦(ゲリラ戦)に転じ、そのおかげで生命を拾うこととなったのです。しかし支隊本部の総員玉砕報告に反して生存者が出たことから、児玉中隊長は責任を取って自決してしまいました。
バイエンに配属され、決死隊として夜間の見張りをしていたとき、敵の飛行機から機銃掃射されました。
さらに逃げていた所を原住民ゲリラに発見され、あわてて海にとびこんで逃げたのです。
水木さんは銃剣と褌(ふんどし)一丁でジャングルを数日間逃げ惑い、落ち武者狩りをやりすごしつつ、奇跡的に生還したのです。
九死に一生を得て部隊に戻ると仲間達は喜んでくれましたが、兵器を捨てて逃げた事を上官にとがめられました。「なぜ死なずに逃げたのか」と不機嫌な態度で詰問され、呆然としていると「死に場所は見つけてやるぞ」と言い捨てられました。これ以降、戦場ですら朗らかだった水木さんもさすがに塞ぎこんで虚無主義的な考え方をするようになったと言われています。
その後、ラバウル(パプアニューギニア)の激戦で、多くの仲間とその自らの左腕を失うことになったのです。

その様な経験を持った水木さんは、晩年のインタビューの中で、「近年自殺者が増えていることに対してどう思うか」との問いに対して、彼らは死ぬのが幸せなのだから、自分の好きで死ぬのだから死なせてやればいいのです。
どうして止めるのですか。
軍人達は、生きたくても生きられなかったのです、と答えていました。
さらに戦争に対しましては、画家だろうと哲学者だろうと 文学者だろうと労働者だろうと土色一色にぬられて死場へ送られる時代だ。人をひと塊の土くれにする時代だ、と心からの叫びを手記に残していました。

栄光や評価など求めず、大好きなことに熱中する。それ自体が喜びであり、幸せなのです。
私の場合、それは漫画を描くことだった。その行為が金銭的に報われるほうがいいに決まっているが、結果の良し悪しには運が付きまとう、という言葉も残しています。
また、成功しなくてもいいんです。全身全霊で打込めることを探しなさい、とか、熱中する能力、いわば「好き」の力ほど、人生を生きていくうえで大事なものはないような気がする、とか何かに一生懸命になることの應援團でした。

自分が幸せになるためなら手段を選ばない。ずるくて、怠け者、目先の金儲けのためなら得意の話術で仲間も裏切ってしまう、というのが水木さんの一番好きだったキャラクターのねずみ男でした。
実は彼こそが水木さんの分身だったと思います。
というか私を含めたすべての日本人がみなねずみ男なのでしょう。
そしてそうならない為にみんなで努力をしてきのだと思っています。
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個人的には、水木さんは、100歳まで生きれば動物も妖怪になれる、と広言していました。
後もう少しで水木さんご自身が妖怪になれたのに思うと残念でなりません。
合掌・・・


エロイムエッサイム…悪魔くん



今日は三の酉です。
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石神井公園にある鳳神社に宝船を買い替えにきました。
従いまして夕食はこのお店です。
今日のお店は「辰巳軒」さんです。

住所: 東京都練馬区石神井町3-17-20
電話:03-3996-0425
定休日: 木曜日

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お店の外観です。

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メニューです。

今日の料理「ハムエッグス・ライス」@900+@200=700円です。
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待つこと12分で「ハムエッグス・ライス」の到着です。
相も変わらずボリューミイです。
見た目美味しそうです。
それでは実食です。
うん、玉子美味し、ハム美味しです。
私はこれを食べている間は天国にいるかのような気分です。
生きていて良かったなぁと思う瞬間です。
玉子とハムの相性の良さを発見された方に座布団一枚を進呈したい心持です。
大満足の夕食でした。

それでは(^_-)