今日は「昭和落語四天王」です。
立川談志、三遊亭円楽、古今亭志ん朝の3人に、八代目橘家圓蔵を加えた4人を東京落語の四天王と呼ばれていました。昭和40年代に東京の落語家で一番人気があり知名度が高いのは、間違い無く林家三平でだったでしょう。
それに次ぐ人気落語家は月の家円鏡でしょう。
ただしこの当時この二人の人気落語家がテレビやラジオで落語を演じることはほとんどなかったのでした。
従いましてこの地名度は多くのバラエテイー番組とコマーシャルに出ていたことによるものであり、その上での人気だったと思います。

橘屋円蔵
その中で最後の昭和の落語家である「ヨイショ」を決まり文句にした、明るくにぎやかな芸風で活躍した落語家の橘家円蔵さんが10月7日、心室細動のため東京都内の病院で亡くなれました。享年81歳でした。
また一人名人が亡くなってしまったのですね。
月の家円鏡さんは1982年に八代目橘家円蔵を襲名しました。
「うまいのは(古今亭)志ん朝で(立川)談志は達者。だからアタシは面白い落語家を目指す」が口ぐせで、どこまでも面白さを追求していました。
家が江戸川区の平井にあり、私の高校の友達の家の近所だったのでよくその家を見に行ったものでした。
平井といえば昔南口の右奥に花街があり、たった一回ですが料亭で接待を受けた事があります。
その時たまさか芸のできる芸妓さんが払底しており場を持たせるためにカラオケをする事となりました。
その際に女相撲の関取みたいな芸妓さんがカラオケマシンをキャリーカートにのっけてゴロゴロと引きずって部屋に入っきたのには驚かされました。

月の家円鏡さんといえば昔はツケ(ツケノヤ円鏡からのコジツケ)で飲み食いさせているお店が下町には多くありました。わが家においては父が酒屋さんと自宅の裏にあったバーをツケで飲み食いしていました。
私が小さい時はそれ以外にも一軒の食堂にツケがききましたので、父が仕事で遅い時は母とそのお店に食べに行った記憶があります。大きくなってからですか、下町でも「貸して不仲になるよりも いつもニコニコ現金払い」の張り紙がお店に張られるようになりました。
林家三平
その対極として、先代林家三平師匠が昔上野のアメ横にあるお菓子やさんのテレビCMで「ニキ、ニキ、ニキ、ニキ、二木の菓子、いつもニコニコ現金払い、安くてど〜もすいませ〜ん」って毎日深夜に謝っていましたっけ。

ここで小話一つをご紹介します。
立川談志
立川談志師匠の名作です。
患者:最近、物忘れがひどくて〜
医者:いつ頃からですか?
患者:えっ!何の話ですか?
これ笑えますよね。
実は最近人の名前を忘れます。
さすがによく会う人はおぼえているのですが、たまに会う人はほとんどダメです。
その為にiPadairに備忘録を作ったので仕事の上では事なきを得ているのですが、もし飲酒を続けていたらもっとひどくなっていたはずです。
本当に停酒をして良かったと思う今日この頃です。
年は取りたくないですね、と取引先の役員に笑いながら話しましたら、人間60歳を過ぎたら年は取る(年を重ねるの意)のではなく年を取る(年を減らすの意)のだと真面目にいわれていました。
という事は120歳で0歳になるのですね。

という事で昭和ネタでした。
昭和は遠くなりにけりであります。
最後に圓蔵師匠に合掌です。


TOKYO NIGHTVIEW TIME LAPSE HD



今日は飯田橋に出没です。
IMG_9924
たまには日本一の雲呑麺を食べるかということでお邪魔しました。
今日のお店は「中華そば 高はしラーメン」さんです。

住所: 東京都千代田区飯田橋3−11−30
電話:03-3239-5274
定休日:土・日・祝日

IMG_9925
お店の外観です。

IMG_9917

IMG_9919
店内の雰囲気です。

IMG_9918
メニューです。

今日のオーダー「雲呑麺」@980円です。
ななんと6年ぶりの再訪です。
ご主人もあまり変わっていませんね。

待つこと4分で雲呑麺の着丼です。
IMG_9920
見た目美味しそうです。
それでは実食です。
スープは豚骨と鶏ガラで取られた上品なスープです。
味はこれ以上味をしょっぱくしたら下品になるという絶妙な塩加減です。
胡椒を少量加えますと味が引き締まりました。
麺は中細のちぢれ麺です。
この小麦粉っぽい麺は私の好みです。
チャーシューは厚めのバラ肉をしっかり仕込んだ煮込んだもので、肉のうま味が秀逸で且つ油分が程よくのっています。

IMG_9923
特筆するのは雲呑です。
写真で茶色く見えるのが、肉の部分です。たくさんの挽肉が入っているのがお分かりかと思います。
皮がプルンプルンで口の中で踊ります。
シナチクはシャキシャキとした質感が高評価です。
味ですか、すごくおいしいです。
四ツ谷の名店「こうや」の出自ではありますが、今となっては「こうや」越えしたのではと思わせる今日この頃であります。

それでは(^_-)