今日は「時間をコンビニエンスする」です。
ファミリーマートとタイムズ24は、コンビニエンスストアの駐車場を活用したカーシェアリング事業を始める。
11月にも第1弾のサービス拠点を設け、3年後をメドに全国100店に広げる。
ファミマは駐車場の有効活用と来店機会の拡大、タイムズは需要が急増しているカーシェアの拠点充実につなげる。両社はコンビニの駐車場を活用したサービスで総合的な業務提携を結ぶ。
タイムズはカーシェア事業の国内最大手。カーシェア専用車を置く拠点は全国に7千以上ある。
ファミマの駐車場に同拠点を設置し、専用車を配置する。
第1弾として11月をメドに神奈川県内のコンビニに導入する。その後も住宅街や観光地、新幹線の停車駅の近くなどカーシェアの利用者が多いエリアの店舗を中心に増やしていく。導入したファミマの店舗は駐車場の賃貸料などを受け取る。
カーシェアの利用には会員登録が必要なため、ファミマの一部店舗には無人入会機も設置する。
利用者は会員カードで駐車場にあるクルマのロックを解除する仕組みで、予約すれば24時間いつでも15分単位で利用できる。クルマは借りた場所に戻す。料金はタイムズの通常のカーシェアと同じく15分間で206円からとする。
短時間でも気軽に使えるカーシェアは若者を中心に利用者が急増している。
交通エコロジー・モビリティ財団が今年3月に実施した調査では、カーシェアを提供する主要企業の会員数は計68万人と前年調査より5割近く伸びた。車両台数も3割増えて約1万6000台に達している。
タイムズは会員数が50万人を超える最大手だが、オリックス自動車(東京・港)や三井不動産系のカーシェアリング・ジャパン(同・渋谷)などとの競合は激しい。
全国的な店舗網を持つコンビニと提携することで、顧客獲得に不可欠なサービス拠点の拡充につなげる。
タイムズはすでにサークルKサンクスの東京都内や神奈川の店舗にも拠点を設けている。
ファミマとタイムズはカーシェアだけでなく、駐車場全体の有効活用でも連携する。
観光地に近いコンビニなどでは店舗を利用しない人の迷惑駐車が多い。
タイムズが運営する他の駐車場と同様のシステムを用いて、店舗利用者以外に課金できるようにする。
タイムズが管理運営するため、店舗の負担が抑えられる。まず、全国の30店舗で導入する。
コンビニ各社は全国にある店舗網を活用し、ネット通販の受け取りなどサービス事業の強化を進めている。
ファミマは今回の提携をきっかけにして、幅広い分野の自動車関連サービスを提供していきたい考え。
タイムズの親会社であるパーク24グループ全体との連携も視野に、コンビニ店舗でのレンタカー車両の受け取りや返却などのサービスも検討していく。
日本経済新聞より転載

時間をコンビニエンスするタイムズ24さんがまたヒットを飛ばしました。
コンビニにカーシェリングをさせるということはまさに「コロンブスの卵」でして、これは考えられそうで考えられないものです。かなりの困難があったでしょう。多分時機を得たからできたのだと思います。
合意に至るまでさぞかし長い時間がかかった事と思います。
ファミマ側からしますと、駐車場の有効活用と来店機会の拡大、タイムズ側からしますと需要が急増しているカーシェアの拠点拡大充実につながります。
揣摩臆測で申せばタイムズと組むことにより、タイムズが運営する他の駐車場と同様のシステムを用いて、特に観光地などで急増している店舗を利用しない人の迷惑駐車対策でしょう。
実際、私が土曜の夜遅くブログを書くために利用している駐車料金有料のデニーズ(利用者は2時間無料)なんかは、利用者数より駐車台数が多いのですが、大半は駐車目的です。
課金システムが実施される前は無料で使用していたのですが、課金されてもその便利さから利用され続けているみたいです。

タイムズさんのすごいところは無人の駐車場サービスをすべてオンラインでつなげるという構想の下にTONIC(Times Online Network & Information Center)を構築した事です。
その投資額は当時の売上額の半分に達する大型投資だったと記憶しています。
駐車場も1万ヵ所にまで増えてくるとさすがに、駐車場ごとの営業施策を担当者が現場に足を運んで考えるということは難しくなります。
そこで駐車場版のPOSであるTONICが機能することで、各地のデータが正確に把握できるようになったのです。
全国のデータをもとに、エリアごとの細かな変化を各営業マンが分析し、市場動向を予測し、それを営業ツールとして活用することができるようになったのですね。
TONICの機能の一つとしてカーナビを利用した人の情報を分析することができます。
カーシェアの場合は、予約時点でカーナビに行き先をセットする人が多いので前広に情報を分析することができます。例えば、地方に大手自動車メーカーの工場があるとします。データをみれば、部品メーカーのA社だけでなく、B社もC社も工場に訪問しています。
そうするとその横展開でD社もE社もF社も、クルマを利用していただける可能性が生まれます。
そこで、タイムズの営業が部品メーカーをリストアップして「カーシェアを利用しませんか」と交渉することを始めたのです。その結果、平日の稼働率がアップしました。

TONICを使って何が分かってきたのかというと一番のメリットは「稼働状況」です。
駐車場の稼働率が高ければ料金を少し上げて、稼働率が低ければ料金を少し下げる、利用されていない駐車場は空気を置いているようなものなのでもったいないという判断が生まれます。
従いましてスカイツリーの直下の駐車場の駐車料金が異常に高いのはTONICによるものです。
例えば、駐車場が満車なのに、そこにカーシェアのクルマを置くと、その駐車場の売り上げをカニバ(食い合い)ってしまうことになります。カーシェアのクルマがなければ売り上げが伸びていたのにという事はよくないことなので、データを分析して「この駐車場は稼働率が高いので、カーシェアのクルマを置かない」「この駐車場は稼働率が低いので、カーシェアのクルマを置く」といったことを決めているのですね。
この様にTONICを使えばリアルタイムで空いている駐車場が分かるので、効率よく運営できるようになったのです。
従いましてぽつねんとカーシェリングの車が置いてある駐車場は稼働率が低い事を物語っているのです。

さらに近隣の駐車場と比べて稼働率が著しく悪い駐車場の大半は駐車がしにくいのです。
その為TONICにその様に指摘された駐車場は駐車台数を犠牲にしても停めやすいように改善されているのです

タイムズ24
タイムズさんのすごいところは「クルマ離れと呼ばれる傾向はニーズに見合ったソリューションを産業として提供できていない」と分析しています。そのために4年前にはBMWさんと提携してミニクーパーを用いたカーシェアリング・イベントを開催するなど車の魅力を訴えています。
ということで私が興味をもっている「タイムズ24」さんを紹介しました。
ちなみに私はこの業界とは全く関係なく単にその発想力に惚れ込んで入るだけですから・・・


「バイオハザード』シリーズのアリ・ラーター主演のSF・タイムトリップ・ホラーです。



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今日は石神井公園に出没です。
今日のお店は、お父様・壇一雄(壇ふみ先輩の父上)宅に身を寄せていたお父様の友人の坂口安吾(無頼派作家の一人)さんの悪ふざけで約50人前ものライスカレーの出前を壇一雄宅に届けたというお店です。
今日のお店は「辰巳軒」さんです。

住所: 東京都練馬区石神井町3-17-20
電話:03-3996-0425
定休日: 木曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「ハンバーグステーキ(玉子付)+ライス」@700+@200=900円です。
一応西洋・中華料理のお店ですが「ハンバーグステーキ」を頼んだものの一抹の不安が残りました。

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待つこと21分で「ハンバーグステーキ(玉子付)+ライス」の到着です。
見た目色鮮やかですね。

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厨房での作業の音からしますと、 出来上がりに21分もかかったのはハンバーグステーキのタネから作っていたような感じです。
作り置きじゃないのですね。
それでは実食です。
うん美味しいです。
肉が美味しいです。
これは肉もさることながら昭和の濃い目のソースが味を引き立てています。
やりますね。
ポテトサラダを中心とした脇役もいい味をだしています。
食べているうちにご機嫌になってきました。
満足の一品でした。

それでは(^_-)