今日は「collection of jokes vol.4」です。
最近見つけた小噺です。
宜しかったらお付き合いください。

#気の利いた台詞
料理がなかなか来ないレストラン
注文してから料理がなかなか来ないレストランで、わが友人の作家はこう言った。
「すみませんが、わたしがメンチカツを注文したウェイトレスさんは、ひょっとして退職されたんじゃないですか?」

よくレストランで「何時間待たせるんだ!」と怒鳴る人を見かけますが、正直お店の空気が固まります。
それよりもこのような言い方をしますと、和みますよね。
この手の台詞は下町ではよく使われる料理遅延に対するクレームの方法です。
ちなみに私がよく使うのは、カツ丼なら「これから豚をしめにいくの?」ですし、ハムエッグなら「これから鶏に卵を産ませるの?」です。いずれにしても過度に誇張しますと、可笑しみが増しますよね。

#死
いまわの際の夫が妻に言う。
「ああ、うまそうな匂いがするなあ。こりゃ、うしお汁の匂いだ。
冥土の土産に一口すすらせてくれないか」
「あらダメよ。ダメダメ。これはあなたのお通夜に来てくださるお客様にお出しする予定なんだから」

病院の予約をしようとする男に受付係が
「申し訳ありませんが、二週間先まで予約でいっぱいです。それ以降なら受付しますが・・・」
「ああ。それまでにわたしの寿命がもたないかもしれない」
「大丈夫ですよ。その場合は、ご家族の方がその旨ご連絡くだされば、予約は取り消せますから」

図書館にて
「自殺に関する本はどこですか?」
「左から五番目の棚のはずですが」
「今見てきたところなんですが、一冊もありませんでしたよ」
「そういえば、借りていった人、誰も返しに来ないわねぇ」

このオチはすべて「死の軽視」です。
死はどの人間にも訪れる最大の恐怖です。
恐れているからこそ人間は、死なんてたいしたことはな〜い、恐れるほどの事はな〜い、と笑い飛ばしたいのでしょう。そうい意味では私もまだ未体験であります。

#TPO
メンデルスゾーンほど卑劣で腹黒いヤツはいませんね・
あのたおやかで陽気で胸躍るウェディング・マーチに乗せて、無数のお人好しどもを結婚させておきながら、自分は独身を通して心安らかな生涯をおくったのですからね 。

この小噺は葬儀の席で話したらこの言葉の魔力は全く活きてきません。
この小噺は結婚式場で隣の席の年配の方に聞かせれば、共感この上ないという波動砲的威力を発揮します。
小噺はTPOにも気を使いましょう!
「必殺小噺のテクニック」米原万理著より転載
というこことで四回に亘って私の好きな小噺を紹介しました。
「笑い」がストレスを解消し、病気を遠ざけることがさまざまな研究で明らかになりつつあります。
生活習慣病の予防に「笑い」は大いに役立のです。
2010年に起きたチリのサンホセ鉱山落盤事故でも、作業員のチームリーダーは過酷な状況の中、生き抜いた理由について「希望があったこと、楽観的であり続けたこと、そしてユーモアを忘れなかったこと」と答えていました。
このことは、ユーモアや「笑い」がいかに、「ヒトの生きる力」と密接に関わるかを物語っています。
人生っていうのは「苦労し続ける」ことなのです。
苦労を避ける事ができないのなら、そんな「苦労」なんか笑うことで吹き飛ばし楽しく生きていきましょう!


実は・・・



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今日は夕刻の神田に出没です。
今日もまたまたlate lunchです。
何か食べましょう・・・
今日のお店、接客はよくないのですが味はよいので再訪してしまうのです。
今日のお店は二八蕎麦の老舗「浅野屋本店」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田2-7-9
電話:03-3254-4351
定休日:土曜日(第一・三)・日曜日・祝日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「もりそば+大盛+生卵」@630+@200+@80=910円です。

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この「浅野屋本店」さんは、明治5年(1872年)創業の老舗蕎麦屋さんです。
東京、および近県にある「浅野屋」さんのflagship店なのでもあります。
こちらの蕎麦は、そば粉10に対して、つなぎの小麦粉が2の、いわゆる「外二八」の蕎麦です。
この時期は常陸秋そばを使用しており馥郁たる香りが楽しめます。

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待つこと8分で「もりそば」の到着です。
清涼感有る盛付は高評価です。

それでは実食です。
蕎麦はコシがあり冷えもいいです。
ツユは鰹出汁(だし)がきいていて美味しいです。
今日は生卵と併せていただいていますのでマイルドです。
実は「もりそば+大盛+生卵」の組み合わせに、好みに応じて七色唐辛子を蕎麦の上にかけ回していただくのが、私の一番大好きな蕎麦の食べ方です。

最近、白髪まじりの小太りのオバさんのゾンザイな接客にも慣れてきて気にならなくなりました。
思い出してみれば昔の下町の食堂のオバさんの接客はほとんどゾンザイでした。
要は先祖返りだと思えばよいのです。
ちょっと自虐的でしたか・・・

それでは(^_-)