今日は「六本木グラフティVol.2」です
「ボタンダウン偏執狂」 で大学の時ヨーロピアンファッションに侵された2年間を除けば、私はワイシャツといえばボタンダウンしか着用しないのです、との一文をupしました。
今日はそのヨーロピアンファッションに侵された2年間の話です。
宜しかったらお付き合いください。

くろすとしゆきさんのIVYの洗礼を受けてから爾来「トラッド命」の人生でしたが、大学に入って一番驚いたのは「トラッド命」では女子にもてないという事実でした。
女子にもてたい私はすぐ転んだ(改宗した)のです。
そして転んだファッションというのは、コンチ(コンチネンタル・ヨーロッパ志向のクラシカル・エレガンス的ファッション)でした。
コンチは、「JUN」「DOMON」「ROPE(女性用)」「EDWARD’S」などに代表されるような「ゴージャス」な雰囲気を表面に出して多くの若者の指示を受けておりました。
特にコンチ派の中で「ムッシュ・ニコル」「メンズ・ビギ」「グラス」などの台頭により、よりファッション性の強い「バギー・パンツ」が流行したことや、「アンアン」や「ノンノ」の創刊に伴って、原宿・表参道は、一夜にしてそのようなファッションに塗り替えられたのでした。
さらに申せば、次が転んだ最大の理由なのですが、ディスコで踊る時はトラッドでは格好が悪かったのです。

コンチ
当時のファッションはだいたいこの画像のようでした。
特に「バギー・パンツ」と「ねじねじ」は必須アイテムでした。
私が好きなファッションは「レイヤードシャツ」に「バギー・パンツ」と「ねじねじ」でした。
このファッションは今でも格好良いと思っています。
近年、中尾彬さんが「ねじねじ」をファッションアクセサリーとして着用しているのをみる度に懐かしがっております。
よく踊りにいっていたのは、六本木スクェアビル(DISCOビル)にあったキサナドゥ、ロアビルのボビー&マギー、若しくはユニ六本木のグリーングラスでした。
ちなみに一時期グリーングラスのTVCMに出ていました。
撮影の時たまさか踊りに来ていて、こんなチャンスはないということで友人に頼んで撮影面子に入れてもらったのです。しゃべったセリフは「グリーングラスでGO!」というベタなものでした。
テレ東の深夜帯でしか放送されなかったのであまり知られる事はありませんでした。

無産階級なのによくこのような遊興費の高いところに出入りしていたものです。
一つには私の家が比較的裕福だったからです。
小遣いは今の金額でいえば月/100,000円位でしたし、お金が無くなると専門図書代と称して都度父親にせびっていましたのでお金の面では足りてこそいませんが何とか付き合う事ができたのです。
さら〜に私の通っていた大学は今でもそうかもしれませんがセレブの子弟が数多くおりました。
下町の小金持ちとはちょっとレベルが違うのです。
特にオーナー企業の社長の息子や、子供を残して両親が海外転勤していった息子達の遊興費は無尽蔵でした。
大学の授業が終わり、家庭教師のアルバイトがない時は六本木に行き、裕福な先輩達のいそうなDISCOにいってはおごってもらっていたのでした。
場所柄外人が多く、英語会話圏以外(e.g.仏蘭西人)の外人がいてもきちんとしゃべれる先輩がいたのには心底驚きました。
20歳前後の若者が親の金を使って夜な夜な遊び呆けているのって問題ですよね、と言ってももはや詮無いことです。実際のところこの背伸びした「六本木遊戯」はかなり楽しいものでした。

当時、私の大学に「鍛心会」という右翼系の団体があり、その名の通りコワ〜イ団体なのです。
将棋の升田幸三(第4代名人)さんの息子兄弟も所属していました。
このようなDISCOのダンパ(ショックアブソーバーの事でありません)に来ては、ちなみに「鍛心会」の方は呼んでいません、会場を滅茶苦茶にして帰っていったのです。
彼等はたしか中国拳法の猛者達でこのような会場にくる時はチャイナ服がドレスコードでした。
そしてくるなり電光石火の回し蹴りを高速扇風機のように回して、食べ物等を皆カーペットにまき散らして帰っていくのでした。
これを当時の言葉で「ダンパ荒らし」と呼んでいました。
結構迫力ありました。

そうそうこの話のオチですが、なんでこのコンチファッションを2年で止めたのかということです。
「バギー・パンツ」をはくわけですから、当然のことながら靴はハイヒールです。
当時の身長が178cmでしたのでハイヒールを履くと軽く180cm越えとなりますので、完璧に上から目線でした。
180cm越えの視野は人生が変わったかのような錯覚に陥らせてくれます。
それはそれで良かったのですが、実は私は泥酔すると必ずヒールの高さによる足くじきでネンザするのです。
通院していた整骨医の先生の診立てでは「足首が弱い」との事でした。
ネンザするとしばらくは激痛の為に歩行不能となるために、かなりお酒を飲んだ時は足の運びには重点注意をしているのですが、ある一線を超えて飲んでしまうとなぜかネンザしてしまうのです。
加えてこの「六本木遊戯」の行く末は碌なものではなく、専門課程に移る3年の時に熟考の上で封印したのでした。
そしてそれに呼応してファッションは元のトラッドに戻ったのです。


このスピード感はたまりません!




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今日は私の大学とは真逆の大学があります本郷に出没です。
今日のお店は東京大学御用達の「食堂もり川」さんです。

住所: 東京都文京区本郷5-30-16
電話:03-3811-1819
定休日:日曜・祝日

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダーは「揚げなす定食」@820円です。
待つこと11分で「揚げなす定食」の到着です。
どうでしょうこの輝きはツルンツルンしています。
余談ですがここの女店員さんキレイですね。
全員がかなりのレベルです。
このような美人の接客をうけられる東大生は幸せ者です、ハイ。

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味ですか、茄子がこれほど滋味あふれたものとは思いませんでした。
雑味がなくそれが茄子の甘さを際立てています。
ピーマンの鮮やかな緑が食欲をそそります。

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白眉はウィンナーです。
これは絶品です。
洋カラシをつけていただきますと噛みしめるたびに味がふくらんでいきます。
大満足の夕食でした。

本郷三丁目までの道すがらオサレな喫茶店があったのでcoffee breakしました。
お店の名前は「ニッキカフェ (NIKKI Cafe)」さんです。

住所: 東京都文京区本郷4-1-5
電話:03-6801-6105
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

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今日のオーダー「モンブランケーキセット」@628円です。
甘さ控えめのモンブランと180mlの珈琲は私の今週の疲れを癒してくれました。
これで来週も頑張ろうという元気をいただきました。
来週も幸多かれです・・・

それでは(^_-)