今日は「身分相応」です。
久兵衛
私の会社のお局(つぼね)さんが「銀座九兵衛」さんという高級鮨屋によく食事に行っています。
このお局さんのお話によりますと、一回の食事で4〜5万円程度の散財?らしいです。
念の為に確認しましたところ、この食事の為に普段の生活を切詰めたりはしていないそうです。
要は生活のリズムになっているとのことです。
彼女のご家庭(e.g素封家の娘等)の財布の中身まではしりませんので、我社の給与体系が良いという話ではありません。

下町生まれなので「身分相応」という事は子供の頃から身に染みる程いわれて躾けられました。
これは身分の差が歴然として存在していた時代には当り前の感覚なのです。
当時は身分のちがいは絶対のものでして、身分に相応した衣服や態度や教養を身につけていないと一笑に付されていたのでした。
現在のように身分差がない時代であればこのようなフリネタは噴飯ものでしょう。
しか〜し自らの「身の程」「品格」などは意識した方が良ろしいかと思います。
その立ち位置に相応した衣服や態度や教養、そしてお金の使い方をしたほうが身の丈に合うと思うのです。
このようなことができない人間を江戸っ子は「田舎っぺ」と揶揄していました。
ですので下町の人間は「俄成金(にわかなりきん)」が大嫌いなのです。

私は寿司が大好物ですがさすがに「銀座九兵衛」さんなんかは行けるような身分ではないのですが、自分が長い事かけて精進した事が叶ったご褒美として「銀座九兵衛」さんにいくというのは良いのではないかと思っています。
個人的には、家以外の物でローンじゃなきゃ買えないものを長期分割払いで求めること自体が身分不相応だと感じます。
ヨーロッパやアメリカでは労働者階級は皆収入に見合うモノを持ちます。
低収入で軽自動車乗ってアパートに住んでいるのにバッグはルイ・ヴィトン、時計はロレックス、はっきり言ってこのようなimbalanceは日本だけです。
欧州の労働者階級は実に堅実で身をわきまえています。
特段人それぞれの効用(人が財を消費することから得られる満足の水準)ですので、どのようにお金を使われようと結構なのですが、身分相応(始末)って大事なことと意識すべきではないでしょうか。
貴族制度や階級社会が残るイギリスでは、上流階層にはノブレス・オブリージュの考えが現在でも浸透しています。
ノブレス・オブリージュ(仏: noblesse oblige)とは、直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指します。
ここから演繹すればルイ・ヴィトンを普通に持てる高貴な方には責任が伴うという事ですが、日本でそれを適用しましたらとんでもない事になると思います。

最後に「銀座九兵衛」さんですが、折角ですので調べてみました。
巷間での評価は「めちゃくちゃ高い」とか「有名だけど味はたいした事は無い」とか「このお店は観光地(テーマパーク)みたいなものだからいっぺん行っとけば良い」っていうようなものです。
実際数10回行っている取引先の社長にその評価を確認しました。
そのsummaryは以下の通りです・
1.銀座本店は階が上がれば上がるほど料金が高くなる。
2.板場の人のお奨めの通りに全部の料理を頼んだら支払いが18万円(二人)になった。
3.寿司のネタは美味しいがシャリは合わせ酢が特別なのか庶民の舌には合わない。
4.量は確かに多い(15〜20品目程度)ので満腹感はある。
5.客が思い思いに料理写真を撮っているのであまり落ち着けない。
6.会社の財布だから行くのであって自分の財布なら絶対に行かない
7.多分このお店は有名店であって名店ではないと思う。

個人的には自分の財布では絶対に行きません。
寿司に5万円かけるのであれば奥様と旅行にいきます、ハイ。


千葉に現れたヒーロー「チバットマン」がついに英国放送協会(BBC)に取り上げられ世界デビューを果たしました。
チバットマンをじっくり観察できる、職場の「港」で撮影したと思われるムービーがこれです。



IMG_2578

IMG_2579
今日は石神井公園に出没です。
なにやら美味しいピッツェリアがあると聞きましたのでお邪魔しました。
今日のお店は「ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ 石神井公園」さんです。

住所: 東京都練馬区石神井町2-13-5 グリーンハイム 1F
電話:03-5923-9783
定休日:2014年より毎週木曜 尚木曜日が祝日の場合水曜日 

IMG_2571
お店の外観です。

IMG_2577
店内の雰囲気です。

IMG_2573
メニューです。

今日のオーダー「クワトロフォルマッジ」@1,620円です。
店主が各テーブルのお客に愛想をふりまいています。
店主がちょこちょこと店内で接客するお店は好きでありません。
店主は美味しいpizzaを作る事のみ専心している職人の店主が好きです。

まずはクワトロフォルマッジ(4種類のチーズ)の紹介です。
モッツアレラ(軽くクセのない味わいがするのが特徴です)、グラナ(イタリアの中部から北部にかけて製造されている、牛乳を原料とする超硬質のチーズです)、ゴルゴンゾーラ(ブルーチーズとしては比較的やわらかい風味で、青カビ独特のクセが少ないチーズです)、タレッジオ(穏やかな口当たりと軽い酸味を持つ食べやすいチーズです)の4種類です。

IMG_2574

IMG_2576
待つこと5分で到着です
コルニチョーネ(pizzaの縁)がぶ厚くて、絶妙の焦げ目は高評価です。
焼き加減は申し分ないですね。
薪窯なので馥郁たる香りが鼻腔をくすぐります。

それでは実食です。
生地は美味しいのですが、ゴルゴンゾーラが他の3種のチーズを押さえて完全制覇です。
私の好きな4種類のハーモニーが楽しめません。
もう少し配分の妙が欲しかったですね。

人の財布を覗くのは下品ですが、pizzaの利益率って80%だそうです。
このようなstressの多いpizzaをいただきますと、穿ちですがお店のwin、お客のloseみたいに感じになってしまいます。味は個々人の体調に左右されますので軽軽な事は申せません。
従いまして鼎の軽重を問う為に再訪してみるつもりです。
その際はwin-winになることを切望しています。

それでは(^_-)