今日は「料理写真を撮る」です。
料理写真を撮る
「料理写真を撮る」の是非論ではありません。
何故ならば私は自らブログで料理写真を掲載しているからです。
肯定者からはその擁護論しかでませんので甲論乙駁とはならないからです。
ところで飲食店で料理の写真を撮るのは日本人特有の行為ということらしいですね。
まずはその事に対しまして外国人からの感想です。

#イギリス人
イギリス人は「レストランの中で写真を撮るなんてあきらかにマナー違反にきまっているじゃないか」と一刀両断であります。

#アメリカ人
アメリカ人女性は「一緒にいた友達を撮らずに料理だけをアップにしていたから驚きました。記念にしたいなら普通友達や自分を撮る(selfie)でしょう」と話ています。

#イタリア人
イタリア料理というものはきれいすぎてはいけないんだ。
きれいな料理だとかえってその味を疑われてしまうんだ。
料理はみて楽しむものではなく味が大切なんだ。
従って写真を撮る意味なんかないね。

#フランス人
フランスでは美しくて華麗な料理は高級店だけです。
ですので、そのような店にはカメラなんかは持ち込めません。
そのような店で写真を撮って喜ぶのは「無粋な人」と思われるのでしません。

というように海外では「料理写真を撮る」ということはほぼほぼ全否定です。
でもこれは料理のとらまえ方の差だと思うのです。

懐石料理
日本の代表的な料理、懐石料理では、野菜中心に料理をします。
どれもが圧倒的に美しく且季節の食材を見事に引き立ています。
懐石料理は最高に洗練されたperformance artのコース料理だといえるのです。
懐石の高級料亭は、どこでもみごとな庭のある伝統的な木造の大邸宅で、畳の部屋には値がつけられない程の高価な掛け軸や焼き物が飾られ、料理が盛られる器や漆器は数百年も昔のもので且つ数百万円の価値があります。
使われている食材もやはり一級品です。
たとえば春の料理は「花咲く桜の木の下で、緋毛氈を敷き、その料理を広げたところに、ひらひらと優雅に舞い降りてくる花びらが見える」というような風情にし、秋の料理は「深紅の落葉が敷き詰められた庭には去りゆく秋に対して感傷的な気分になる」というような風情にするなど、まさに五感を対象とした総合芸術なのです。
芸術ですので鑑賞対象となるのです。
で〜も高級料亭で、カメラでパシパシ料理を撮っていれば、それは日本でもその人の見識は疑われるので要はTPOが肝要なことはいうまでもありません。

日本には四季があります。
従いましてその変化を楽しむというのははるか昔から日本人の根底にあります。
たとえば・・・
春には観桜を楽しみます。
夏には華火を楽しみます。
秋には紅葉狩りを楽しみます。
冬には新雪を楽しみます。
といように日常のたわいもない変化に一喜一憂するのが日本人のsentimentなのです。
カメラの出現からは、柿がなったからパチリ、お隣の赤ちゃんが笑ったらパチリというような、どこへ行っても撮る被写体を見つけるのが得意な国民なのです。
したがいまして美味しかった料理をパチリしてSNSにpostingするという行為は昨日今日のものではないのです。
日本人ならだれしもそのDNAは引き継がれているのです。
これを妄誕(言うことに根拠のないこと)と思わるのは心外ですが、牽強付会ではないと思っています。


元祖・孤独のグルメ・夜行



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今日は池袋に出没です。
まだ残暑です。
今日はお気に入りのお店が店舗改装したというので足を伸ばしました。
ということで今日のお店は「壬生」さんです。

住所: 東京都豊島区池袋2-73-3 サンスプレンダー池袋 1F
電話:03-6914-2880
定休日:無休

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お店の外観です。
変わったのは外観だけでした。
店内は「変わらず」です。

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メニューです。

今日のオーダは「肉そば(中)」@790円です。
ちなみにここのおそばは大(380g)中(280g)小(230g)でも値段は同じです。

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待つこと5分で「肉そば」のでき上がりです。
見た目海苔がこんもりです。

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トッピングを押し広げるとこのような感じです。

麺はごわごわ麺です。
具は、牛バラスライスのボイル、刻みネギ、ゴマ、刻み海苔そしてとろろが大量にのっています。
それでは満を持して実食です。
あれつ、麺の冷やし方が日光の手前(今市=いまいち)です。
今日始めてわかったのですが、この「肉そば」って冷え方があまいだと美味しさが半減するのですね。
辛味のある付け汁はいつも通りだったのですが、なんだかなぁの味わいです。

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仕方ないのでつけ汁を白濁蕎麦湯で割って、魚粉と七味唐辛子をかけていただきました。
これは鐡板の味わいで結構でした。
何か蕎麦湯を飲みにきたみたいです(悲)
こんな日もあります・・・

それでは(^_-)