今日は「かみあわない」です。
噛むな!
「ああ、暑いということですね。」
「いいえ、単に私か暑いと言いたいのではありません。今、車内の温度が26度あるんですよ。
これは初夏の陽気です。乗客たちは冬服を着込んでいるのです。
あなた方は薄着でしょう。それで寒くないでしょう。とすると、もう少し温度を下げてもいいんじゃないですか。」
だが、これほど正確に言っても、私の真意はまったく伝わらない。車掌は不機嫌そうに答えた。

「でも、暑さ寒さは人によって違いますから。」

突如、横面を殴られたような気分である。人の感受性がさまざまなことは知っている。
私の論理がどうしても通じないので、社会派のようであまり気が進まないのだが論法を変えてみた。

「ではJR東海は、こんなにエネルギーを浪費して、とくにこの前の京都温暖化防止会議後、国民レベルでエネルギーの節約をしようという動きがあるのに、公共の交通機関として何も考えていないんですか。」

だが、すました顔で「とくに指示を受けていません」と言う。私は肩の力を落とす。
私の理詰めの高圧的な態度がこの国では反感を買うことは知っている。
だが、私はどうしても「すみませんが、ちょっと暑いようなので、温度を下げてくれませんか」とは言えないのだ。
まずは理由を正確に言って、理論的に納得して私の要求を聞いてもらいたいのだ。
だが、それができないと悟ると、私はさらに反感を呼び起こす言葉づかいをしてしまう。

「あなた、頭悪いですね。こんなに論理的に言っているのにわからないんですか。
「どうしてなんですか。」
「すみません。頭の悪いのは生まれつきです。」
「生まれつきなら、謝るのはやめなさい。もう、しかたないんだから。」

という方向に進んでしまうのだ。相手は依怙地になる。
この事掌の答弁の最後に、問題を避けようとする怠惰で臆病で批判精神のない膨大な数の日本人の顔がチラついてしまう。だから、私はいっそうがんばってしまうのだ。
「日本人を〈半分〉降りる」中島義道著より転載

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私はこれに似た経験があります。
最近my boomのお菓子があります。
このお菓子は本当にほっぺが落ちるくらい美味しいのですが、実はその包装が剥がしにくい事この上ないのです。多少の剥がしにくさであれば我慢するのですがちょっと度がこえています。最近は目が良い奥様に剥がしてもらっているのですが、その奥様でも三回に一回は剥がすところが見つからずハサミで切り離しているのです。
あまりにもひどいので、その菓子会社に電話したところ、その対応にでた責任者と以下の様な会話になりました。

私「いつも御社のお菓子を美味しく頂いているのですが、包装が剥がしにくいのです。
もしできることなら改善してもらいたいのですが」
責任者「いつもご愛顧いただきありがとうございます。包装が剥がしにくいとのことですが申し訳ありません」
私「直截に申上げますが、お詫び以前に包装の見直しをしてもらえるのかどうかのお願いなのですが」
責任者「申し訳ないのですが、そのようなクレームは初めてでございますので、まずは検討させていただきたいと考えます」
私「森(責任者の名前)さん、貴方はこのお菓子を食べたことがないのですか」
責任者「最近はありませんが、お客様の言われるような剥がしにくい事はなかったように記憶しています」
私「私は昨日も食べました剥がしにくく、私以外のこの菓子を食べている家族も同様なことを申しています。
このお菓子の責任者である森さんが、このお菓子を直近で食べたことがないという事を言われるのであればどのように話の穂をつなげばよいのでしょうか。
いずれにしてもこの商品は御社の人気商品ですからかなりの年月においてこのお菓子は顧客無視の状態にあったと言わざるをえません。
かかる中あなたが責任者であると言われるのであれば、森さん、貴方には当事者能力がないのか、さらに言えば永年に亘ってこの状態を放置していた張本人は、森さん貴方ということになりますよね。
正直申しまして森さん、あなたでは私の要件は満たせません。」
責任者「私がこの菓子の責任者です。したがいまして私に申しつけください」
私「それでは、いつ改善してもらえるのですか」
責任者「現状では善処するとしか申せません」
私「話を変えます。何でこのような過剰包装にしたのですか」
責任者「衛生面での配慮です」
私「ということは、森さんは、過剰包装を認めてられているのですね」
責任者「そうはもうしていませんが」
私「それはおかしいですね。
一つ前に、衛過剰包装にしたのは衛生面の配慮からです、と申されてたではないですか。
ということは確信犯ですか。
顧客満足度をあげるより、旧来の陋習を守るのが大事なのです、って言っている様に聞こえます。
ところでいつ頃改善できるのか答えてもらえませんか」
責任者「その為には包装機械を新設しませんといけません」
私「このお菓子は御社の中でも、かなり歴史のある人気商品ですから、機械の減価償却も終わっているはずです。一般的に申せば、リプレースは可能というようにとれるのですが
若しくは機械プログラムのプロトコルの変更でもすむのではないですか」
責任者「そのあたりはつかんでいませんのでわかりかねます」
私「森さん、貴方は責任者と申したから話しているのです。
そのくらいのことが分らないのであれば何を持って責任者と言われるのですか。
誤解しないで欲しいのですが、特段、包装の改善を強要しているのではありません。
御社の顧客に対する向き合い方を確認しているだけなのです。
そしてその結論は、御社に対する私の判断になります。
言い換えれば、私がこの菓子をこれ以上買うのか、買わないのかを御社の対応によって決めればよいだけなのです。」
責任者「・・・・・・」
これ以上書き続けても詮無いことですのでやめ置きますが、結局のらりくらりかわされて事もあろうに、そのようなお菓子なら買う事を止められたらどうですか、と言われたので、森さんの息の根を止める様な展開になったのです。
それはブラフですが、ひどい責任者があったものです。
会話がなりたたない典型的な例かと思います。

九州に11店舗を展開する「ハンズマン」さんは、客からの要望はすべて受け入れるというbusiness modelでnet通販の攻勢を跳ねのけて大躍進を続けています。
その一方で自己保身ばっかりに汲々として、会社として大事にしなければならない顧客の要望に対して真摯に向き合わないこの会社に未来はないでしょう。


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今日はロメスパの頂点、新橋の 「カフェテラスポンヌフ」です。
このお店の名前「ポンヌフ」とは、フランス語で「新しい橋=新橋」ということらしいですよ。

住所: 東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1F
電話番号:03-3572-5346
定休日:日曜日 

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「イタリアン」@600円です。
弊ブログで確認しましたら5年ぶりの再訪です。

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いつも行列ですからね、意識的に足が遠のいてしまいました。
いつも地下からあがってくるので場所が今ひとつ不鮮明でしたが、今日は第一京浜沿いの席に座ったので、ここの場所がはっきりくっきりと再認識できました。

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待つこと11分で「イタリアン」の到着です。
具はマッシュルームと玉ねぎ、ベーコンです。
見た目シンプルなロメスパ(焼きスパ)です。
これ以上これ以下でもないでしょう。

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食べ始めのころは胡椒がかなり効いているなと思いつつ、塩味と胡椒のharmonyを楽しみました。
後半はかなり大量の粉チーズをかけ回したところ、今度は粉チーズとベーコンのharmonyが楽しめてさら〜に結構でした。
特段美味しいというわけではないのですが、ロメスパの頂点ということもあり一度は行ってみる価値はあるお店ということでしょうか。
そうそうこのお店の氏素性は喫茶店ですので喫煙可です。
私みたいに煙草の煙が嫌いな方は端から行かない事をお勧めします。

それでは(^_-)