今日は「冷淡な傍観者」です。
A・ガードナーという英国のコラムニストが書いている「人間というものは、いくつかの習慣に上着とズボンを着せたような存在である」(行方昭声夫訳)。そう、人生心ほとんどは「いつものように」過ぎていく。しかしそこに割り込んでくる何事かも、またある。

父の会社で働き、父の運転する車でともに外回りをし、会社に戻る道々遮断機が下りた踏切で電車が通り過ぎるのを待つ。そこまではいつもとなにも変わらぬ日常だっただろう。だが、そこで村田奈津恵さん(40)は線路に横たわる男性(74)を見つけ、車を飛び降りて踏切内にはいり、男性を救って自らは命を落とした。   

「助けなきや」。父が止めるのを振り切った奈津恵さんの、それが最後の言葉だという。たしかに人間は習慣が衣服を着たようなものかもしれない。が、それだけではない。前触れもなしに人生に割り込んでくるできごとにどう向き合うか。咄嗟だからこそ、人の一番奥に潜むものがのぞく。そんなことを考えさせられる。 

糸井重里さんに「ひとつ やくそく」という詩がある。「おやよりさきに しんでは いかん/おやより さきに しんでは いかん/ほかには なんにも いらないけれど/それだけ ひとつ やくそくだ」。子を思う親の真情はいくつになっても変わらない。目の前で娘を失った父の無念もまた、思わざるを得ない。
日本経済新聞「春秋」より転載

村田さん
横浜市緑区の踏切で、倒れていた男性(74)を助けようとした会社員村田奈津恵さん(40)が電車にひかれて亡くなった事故で、安倍晋三首相は「勇気をたたえる」として書状を贈ることを決めました。
県と横浜市も知事と市長の名で「感謝状」を贈るということになりました。

遮断機の下りた踏切に、高齢者男性が入り込み、線路の上に横たわります。これを目撃した人は、だれでも緊急事態だと判断できます。しかし、おそらく多くの人がただ立ちすくむでしょう。
しかし、村田さんは「助けなきゃ」と思ったのです。
通常、多くの人々がいる都会では、人は「冷淡な傍観者」になってしまいます。
実は心が冷たいわけではないのですが、誰かが助けるだろう、自分が助ける必要はないと感じ、ただの傍観者になってしまうのです。
それにもかかわらず、村田さんは人ごとではなく、「助けなきゃ」と自分に責任のある出来事だと感じました。
さらに、村田さんは救出方法を考え出します。
村田さんは、父親が運転する自動車の助手席に座っていました。「助けなきゃ」と感じた彼女は、即座に車から降り、「誰か非常ボタンを押してください」と叫びながら、踏切内の男性救助に向かいます。
これは、驚異的です。目の前のことに思わず手を差し伸べることはあるかもしれません。しかし、訓練も受けていない人間が、すばやくシートベルトを外し、車から降り、遮断機をくぐりといった行動を即座に取るのは、とても難しいでしょう。
また、この救出方法は大きな危険性があり、心理的な負担が大きいものです。
普通なら、実行できません。しかし、これまでも様々な人助け行動をとってきた村田さんにとっては、その心理的負担は行動を押しとどめるほどの大きさにはならなかったのでしょう。
ドラマなら、ぎりぎりのところで救出が成功したでしょう。しかし、現実はそうではありませんでした。
自分から動こうとしない大人を一人で動かすことは、簡単なことではありませんでした。
電車は、すぐそこに迫っていました。
プロは、様々な救出方法を学び、多くの訓練を積み、緊急事態に対応します。命がけで救出作業を行いますが、実際に次々と隊員が死亡しては困ります。助けることが可能か不可能かを、彼らは判断します。
素人は、時にすばらしい勇気を発揮して、見事な救出劇を見せてくれます。一方、助けに行く勇気ある決断をしたものの、あきらめるという決断が遅れ、今回のような悲劇が生まれることもあるのです。

私は村田奈津恵さんの勇気ある行動には感動するとともにその死を悼んでいます。
個人的にはこの悲劇が再現されないようにするために踏切をなくし高架にすべきだと思います。
踏切の撤廃以外はこの悲劇は無くならないでしょう
敷衍して申せば駅構内にホームドアが設置されていくようなものです。
国土交通省によると、2012年度に発生した踏切事故は295件。121人が死亡し、99人が負傷しているそうです。

目の前で自分の子供が亡くなる一部始終を見続けた父親の心中を察しますと、言葉がありません。
当然のことながら耐えられないでしょうし、無念でしょう。
TVnewsでのinterviewを見るかぎり、ご両親は悲しくてやりきれないだろうに、娘さんが英雄視されるということで、きちんと対応されていました。
本音は違うところにあったと忖度します。
ご両親の悲しみの深さを考えますと、人の命を守る前に自分の命を守るという選択もあったのではないでしょうか・・・

何れにしても自らの生命の危険を顧みずに救出に当たった村田さんに衷心より弔意を表します。
安らかにお眠りください・・・合掌。


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今日は淡路町に出没です。
今日のお店は前回見送った「テラス8890」さんです。
なにかすごそうなお店ですよ・・・

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折角ですのでワテラスコモンの2階にある「ギャラリー&ライブラリー」を紹介します。
ちびっ子からおばあちゃんたちまでが、本棚の一冊を片手に、思い思いの時を過ごすことができる、優雅で落ち着いた空間です。

住所: 東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワーコモン3F
電話:03-6206-0573
定休日:不定休(ワテラスタワーに準ずる)

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「和牛とフォアグラのソテートリュフソースパスタ」@1,800円です。
メニューをみて少し驚きました。
デイナーはかなり高いのですね。

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昼間のランチメニューの値段が頭に入っていたので少し驚きました。
まぁたまには良いでしょう・・・

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待つこと19分で「和牛とフォアグラのソテートリュフソースパスタ」の着皿です。
メニューにはロッシーニとパスタの組みわせという副題がついています。
一般的に、「ロッシーニ風」といいますとフォアグラやトリュフを使った料理です。
有名なのは、牛フィレ肉との料理ですが、他にも例えば「卵のフォアグラ添え ロッシーニ風」や「鶏肉のフォアグラ詰め ロッシーニ風」なども有名ですよね。

麺は乾麺状態で70gで、茹で上げて120g位に増えるようですが、それでも量は少ないです。
で〜もそのぶん和牛とフォアグラがカバーしてくれています。
普通はパスタがカバーでしょう、これこそまさに真逆です。

しかし贅沢な料理ですね
大ぶりのフォアグラとトリュフがふんだんに使われているのがわかりますか?
とても豪華でしょう。
和牛の焼き加減も丁度良いmedium rareです。
味ですか極楽です。
特にフォアグラはプリンプリンしていて且つコクがあります。
とても美味し〜いのです!
軽やかな甘めのコクのあるトリュフソースにパスタはよく合います。
本当に心底楽しめました。
たまにはこういう日もなくちゃネ!です(笑)

それでは(^_-)