今日は「珈琲蘊蓄」です。
珈琲
イギリスにコーヒーが伝わった時の話である。 
16504年、レバノン生まれのヤコブというユダヤ人が、イギリス最初のコーヒー店「ヤコブの店(ジェイコブズ)」をオックスフォードに開業した。そして二年後、トルコの貿易商ダニェル・エドワードが、使用人のギリシア人パスクヮ・ロゼに、ロンドン初のコーヒー店、「コーヒー・テント」を出店させた。それをきっかけにして、コーヒー店がロンドンに次々と誕生し、166年以降の王政復古の時代から十八世紀にかけて最盛期を迎え、その数三千店を数えたという。 
そして、コーヒー店はただコーヒーを楽しむだけの店ではなかった。そこでは社交ができ、情報交換ができ、雑誌や新聞も常備された絶好のサロンであった。学者や文士、僧侶や学生などが集まり、行くだけで勉強になったのである。入店料が1ペニーであり、コーヒーが1ペニーか2ペンスだった。そこでコーヒー店のことは、ペニー大学(ペニー・ユニバーシティー)とも呼ばれたそうだ。百円大学、という意味合いの言葉である。 

チップの始まりはこうである。 
そういうコーヒー店は、客がいっぱいで、ウェイターのサービスがなかなか追いつかず、コーヒーを大いに待たされることが多かった。 
そこであるコーヒー店が、店内に真鐘の箱を備え、そこに心づけのコインを入れた客には迅速にコーヒーを出すようにした。その箱には、to insure promptness(迅速をお約束するために)と書いてあったのだそうだ。その言葉の頭文字がtipである。今日、世界中で求められるチップは、ロンドンのコーヒー店で始まったものなのだ。
「雑学のすすめ」清水義範著より転載

近所のカナダ人がsoul foodを求めに「KALDI」というお店に頻繁に行っていたのです。
そして私にも行くように勧めていたので、一応そのお店がどのようなお店なのか気になって行ってみました。
Es war ein guter allgemeiner Laden(良い雑貨屋さんでしたよ)。
特に冬場の需要期を当て込んで輸入する「ベルギートリフチョコ」は秀逸です。
毎年この時期になると纏め買いしています。
本当によく珈琲に合います。
ちなみにこの「KALDI」さんは「株式会社キャメル珈琲」という会社で、資本金50百万円、従業員5,625名(パート含む)、直近の売上高50億円という会社でして、かなりの利益をだしています。
所謂、隠れた優良企業なのです。
ところで店名の「KALDI」ですが、お店の人に聞いてもそのいわれを教えてくれませんでした。
多分このお店は過半がパートさんなので知る由もないのでしょう。
そこで調べたのです。
どうやらキリスト教徒「珈琲薬効発見説」から来ているようです。
アビシニア(現エチオピア)にカルディという一人のアラビア人ヤギ飼いがいました。ある日のことカルディは、自分が世話をしているヤギが牧草地に生えている灌木の実を食べると、騒がしく興奮状態になることに気づきました。そこで、近くの修道院を訪ねてこの不思議な話を伝えると、院長も不思議に思い、その実の効能を自ら試してみることにしました。茹でて飲んでみたところ、気分が非常に爽快になったのです。これに驚いて彼は夜の儀式中に居眠りをする修道僧たちにも飲ませてみることにしました。すると効果てきめん。弟子たちは居眠りもせずに勤行に励むことができました。やがて「眠らない修道院」の噂は国中に広まり、魔法の木の実が競って求められるようになったということです。
ということでここにKALDIが出てくるのです

「可非」「可否」「黒炒豆」このようにコーヒーの音に当てた漢字は色々とあります。
「珈琲」という漢字を日本で初めて考案したのは幕末の蘭学者、宇田川榕菴(うだがわようあん)さんだと言われています。
「コーヒー」が「珈琲」という漢字で表記された理由は、コーヒーの木の枝に実った赤い実の様子が、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」に似ていることからきているようです。
「珈」は髪に挿す花かんざし、「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐を表しているそうです。
榕菴さんは、なんとも美しい発想で「珈琲」を誕生させたのですね。
宇田川榕菴さんの写実的かつ抒情的表現に座布団一枚です。

ちなみに、私は一日に珈琲を5〜6杯は飲みます。
このことをFBにあげましたら、習慣性の飲み物を愛好するのはよくないと、とある友人から言われました。
ところがその友人の趣味?は「酒場放浪」です。
何をかいわんや、です。お酒の方が習慣性は強いのでは?
こういう事を私の生まれ育った下町では「目糞鼻糞を笑うと」と言います。


新アルバム「LIFE 6 SENSE」に収録される「白昼夢」は被災地の人たちに向けられた歌詞です。 この歌の心が少しでも皆様に届いて欲しいと思っております。



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ただいま豊洲にいます、時刻は18時43分です。
なってこったい、今日はお昼が食べられませんでした。
すごく疲れてきたので、会社に戻る前に遅い昼食をとる事にしました。
でもこれって正しくはlate lunchではなくdinnerでは・・・
今日のlunch?dinnerはモツが美味しい「豊洲ラーメン」さんです。

住所: 東京都江東区豊洲4-1-1
電話:03-3531-8782
定休日:不明

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

今日のオーダー「モツキムチ炒め定食」@750円です。

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待つこと3分でご飯とスープの到着です。
と言ってもただ写真を撮ってながめているだけです。
「モツキムチ炒め」はまだでしょうか・・・

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遅れる事2分。
「モツキムチ炒め」の堂々たる着皿です。
見た目、食欲そそるじゃん、定食です。

それでは実食です。
モツが美味しいですね。
火が良く通ったキムチは辛さがましてかつ白菜がクタクタになってイケます。
これには白いご飯がよくあいます。
空きっ腹に「モツキムチ炒め」がスイスイと吸いこまれていきます。
B級グルメの絶巓でしょう、美味しいです。
しいて瑕瑾をあげればもう少しモツがあれば申し分ありません。
このお店ではモツ以外のものは食べたことがありませんが、モツはイケます。
お薦めの一品です。

それでは(^_-)