今日は「珍客来来!」です。
#1. 五穀米
取引先の知り合いの方が単身赴任しました。
初めての単身赴任なので奥様が単身赴任をしても困らないように細々(こまごま)と支度をしてくれました。
その中には炊飯器とライサー(米櫃)とお米があったそうです。
奥様より健康維持のために自炊をするようにいわれていたので自らの手でつくり始めました。
ご飯は夕食後ライサーから米二合を落として、そのお米を研いで炊飯器のスィッチを入れておけば朝には炊き立てのご飯が食べられるのです。そして残ったご飯はラップに包んで冷凍し、それは夕飯にあてていたそうです。
快適な自炊生活は軌道にのりました。
しばらくしてご飯に黒い固まりが散見されるようになりましたが、それは奥様が健康増進のために五穀米をブレンドしてくれたのだろうと感謝していたそうです。
ある日ライサーにお米がなくなったのでスーパーでお米を求め継ぎ足しをしました。
そしてライサーのお米の投入口をあけると誰かと目と目があったそうです。
そしてその目の主を凝視すると、なな何とネズミだったのです。
どのようにしてライサーの中に入ったのかは不明ですがとにかくこの方のライサーの中には鼠が生息していたのです。
感の良い方は全容を理解されたかと思います・・・
そうなのです、炊きたてのご飯でみかけた黒い固まりはネズミの糞だったのです。
幸いその糞は熱湯処理されていたので、その方の健康を害する事はなかったそうですが、気持ち悪いですよね!

#2. 見知らぬ入浴者
これまた取引先の別の知り合いの方です。
この方も単身赴任です。
とある土曜日帰宅してからお風呂を沸かしました。
しばらくして“お風呂が沸いたよコール”のピピッという電子音が聞こえたので、お風呂の支度をして、風呂場に向かったそうです。
そして裸になりおもむろに風呂蓋をあけると、なな何とそこにはお風呂につかりすぎた茹で雀が一羽ぽかりと浮かんでいたそうです。
本人はかなり驚いたそうです。それからご遺体をかたづけ、お風呂を洗ってからもう一度お風呂を沸か直して入浴したそうです。
たしかにマンションの5階ですので、雀が風呂場に侵入することは物理的に可能なのですが、どのようにして風呂桶内に入ったのかはいまだもって不明だそうです。

#3. 薬痴寺先輩のおでん
薬痴寺先輩
このおでんは、 嗚呼!! 花の応援団第73話「薬痴寺先輩の憂うつの巻」の話にでてくるのです。
この話は、関東だき(おでん)の屋台をひく薬痴寺先輩が酔っ払いの客をだまし、ねずみやゴキブリ、牛の首を煮込んだ関東だきを食べさせようとするのですが、相手は親分と呼ばれるその筋の者だったのです。その後、やくざの親分はこの屋台のおでんを食べて気分が悪くなり、仕返しにきた子分らによって屋台を壊されてしまいました。最後は、薬痴寺の惨状をみかねた後輩思いの剛田先輩が就職先を世話した件(くだり)で薬痴寺は剛田先輩の優しさに打たれ、肩を震わし涙する中で終わるというstoryなのですね。
たしかこの親分さんはかなり酔っぱらってこのおでんの屋台に独りで訪れたのです。
屋台に座りしばらくしていると、おでんの中からぽっかりと牛の首が浮かんできたのです。
それを見て驚いた親分は、悪い酒を呑んでもうた、もう酒止めよう、と言って悲嘆にくれるのですが、しばらくすると今度は猫の首がぽっかりと浮かんでくるのです。そして今度は、ねね猫の首が見えたで、と薬痴寺先輩にいうと薬痴寺先輩は、その猫の首を菜箸で沈めてから、てんご言うたら困りまんな。悪い酒飲んだんとちゃいますか、と言って誤魔化すのですが、この一連の画像の不気味さには本当に驚いたというか、マジに気持ちが悪かったのです。
だって屋台のおでんを食べに来て座っていたら突然牛の首がぽっかりと浮かんでくるのですよ(笑)
それだけならともかく次に猫の首、さらにネズミ、ゴキブリですからね、何をかいわんやです。
シュールといえばそれきりなのですが私の人生中で一番に唾棄する珍客画像でした。

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そうそう私が鯨飲していた頃、北浦和のホルモン屋さんで取引先と飲んでいたら、誰かに見つめられている様な感じがし続けました。そんなに不快な感じではなかったのですが、なにか気になるのです。周囲をみまわしても誰もいません。
時間にして20分位ですが、誰かが瓶ビールを頼んだのです、すると厨房にあるビールが切れたみたいで、私の前方にある硝子の扉で開け閉めする冷蔵庫からキンキンに冷えた在庫のビールを取りだしたのです。
するとその時です。冷蔵庫の上段右に丸々と太った豚の頭が鎮座していたのです。
気になる視線の相手がわかったのですが、すごく驚いたものでした・・・


これは私の最も好きなミュージックビデオの1本でもあります。ショートフィルム風のミュージックビデオは今やすっかりお馴染みですが、マイケル・ジャクソンのこの「Thriller」が先駆けの一つと言われています



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今日はお茶の水に出没です。
40年以上もこの前を通っていたのに全くこのお店の存在に気が付きませんでした。
今日の芸能人等のcelebrityご用達のフレンチ「ビストロ備前」さんです。

住所: 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビル 1F・2F
電話:03-3295-8538
定休日:年末年始【年内は1/28ランチまで、年明けは1/6より営業致します】

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お店の外観です。

お店の紹介です。
フレンチという料理を、日本人が持つ和の哲学と美学で食する「ビトロ備前」は、この“和魂洋才”の考えのもと、日本最古の火の芸術である備前焼の器で、皆様にフレンチをお召し上がりいただこうと、その名が付けられました。
藤原 雄 一門の器と、舌で堪能する。それが私達の最上のおもてなしです。


実安達
Chefの紹介です。
伝統の味、独創の味にこだわりながら、「ビストロ備前」の味に昇華させること。これが私の料理人としてのテーマです。スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。

〜総料理長 安達実 プロフィール〜

1950年生まれ
1975年渡仏
フランス修業・勤務先:
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・Troisgros トロワグロ 3つ星
・Moulin de Mougins ムーランドムージャン 3つ星
・L'esperance レスペランス 3つ星
・Manoir D'Hastings マノワルハスティング 2つ星
・Lelais Ste-Jeanne ルレサントジェンヌ 2つ星
・Pre aux Cleres プレオークレール 2つ星
・Gaston et gastounette ガストンエガストネット
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1983年ビストロ備前総料理長
2011年4月よりビストロ備前「名誉総料理長」

全国のフレンチ界をリードする重鎮として活躍。
日本の名だたるシェフのみ名を連ねることができる、「ゴブラン会」の創設メンバー。
日本のフランス料理界の先駆者として評判が高い。
後進の指導にもあたり、シェフを育て全国有名店・フランスに輩出中。

特にフランスの有名レストランへは、これまで数十人もの若手シェフを修業に送っている。
現在も当店スタッフが数名在仏修業中。


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店内の雰囲気です。

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メニューです。

本日のオーダー「ビストロ風若鳥のソテー 特製フォンドヴォーソース・パンナコッタ(フランポワーズソース)」@1,000円です。

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待つこと3分でフランスパンの到着です。
硬いだけで美味しくありません。

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待つこと4分で「ビストロ風 若鳥のソテー」の到着です。
ソテーなのにいやに早いなと驚いていました。
見た目、フレンチ満載じゃんソテー、です。

それでは実食です。
あれっ、ソテーが熱くありません。
暖かいのは特製フォンドヴォーソースのみです。
どうやら作りおきのソテーにフォンドヴォーソースをかけ回したようです。
私は仏蘭西料理の門外漢なのですが、ソテーは熱々が基本原則だと思います。
それなのに・・・

大根のシャトーなんかは深い味わいのですが、でもね〜です。
料理そのものは鶏肉も滋味あふれて美味しかったですし、かけ回されていたフォンドヴォーソースも上質な味わいで結構でした。
でも特段のsurpriseはありませんでした。

このレストランは羊頭狗肉を怖れたかのように羊頭羊肉を押し出し過ぎます。
名品の備前焼にしても人間国宝、藤原 啓、雄の父子、その火の匠技を継承する藤原 和。
三代にわたって創り出されてきた備前焼の器は、ビストロ備前の“和魂洋才”には、なくてはならないものです、というようなキャッチはわかるのですが考えてしまいます。
器が素敵で料理の味を引き立ているなと思わせるだけではいけないのでしょうか?
神田のレストランなのですからもう少し“粋”を前面にだしてください。
これ見よがしにこれでもかこれでもかということで驚かせるのでなく、レストランですのでフレンチの味で驚かしていただきたいものです。
ちょっと言葉がすぎたかもしれません、ごめんなさい。

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デザートのパンナコッタです。
これは味が濃厚でとても結構です。
店内は清潔感あふれて落ち着きます。
デイナーにきてこじゃれた料理でワインを飲みながら階下の喧騒を楽しむのも一興かもしれません・・・


それでは(^_-)