今日は「Bさんのこと(前篇)」です。
私が地元で飲み倒していた頃、AさんとBさんとよく飲んでいました。
飲む場所はたいがいBさんの姪御さんがやっている小さな居酒屋です。
私はこのお店に会社が終わってから立ち寄っていました。
時間にすればだいたい23時から24時頃でしょうか。
そこで22時頃から既に飲み始めていたAさんとBさんに合流していました。
姪御さんが24時にお店を締めると、さらにこの三人はテーブル席から店のカウンターに移り飲み続けていました。
その時は、板前のAさんが簡単な賄い料理を作ってくれるので、それを肴に1時くらいまで飲んでから別れていたのです。Bさんは、自分の経営するレストランがこのお店から近いので二階にある和室によく泊まっていました。
まったく結びつくところがない三人ですが、なぜか気が合い、多い時には週に3〜4回は飲んでいました。
正直、この飲み会は私の楽しみの一つだったのです。
仕事とはまったく関係ない話でいつも盛り上がっていましたので、仕事に忙殺されている私としては、まさに一服の清涼剤的飲み会だったのです。

しかしこの楽しい飲み会がある日突然終止符が打たれたのです。
それは・・・
あまり思い出したくもないですが、この居酒屋で泊まっていたBさんが、何者かの手によって不幸な亡くなり方をしたからです。
それ以来、Aさんとも合わないようになったというか、お互い心に深い傷ができたものですから自然と没交流となったのです。

それから半年くらいたってから、Aさんから私の携帯にメールが入りました。
そのメールの内容は、くだんの居酒屋の前でBさんを見かけたというのです。
この居酒屋は、あの忌まわしい事件以後店を閉じており、今や廃屋と化していました。
メールの内容は、Aさんがチャリで自宅に帰る途中に、居酒屋の前を通るとBさんがそのお店の中を覗き込んでいるように見えたとの事です。
Aさんは恐怖ために心が粟立ち、気のせい気のせい、と言い聞かせて、即座に踵(きびす)を返して、Bさんが覗きこんでいる場所から逃げ去った、と書かれていました。
しかしこの光景は繰り返されたようです。そして次のメールには私に信用してもらうために、ご丁寧にもBさんの写メが添付されておりました。
私は恐る恐るその写メを見てみました。すると、その送られてきた写メにはまごう事なきBさんが写っていたのです。全くもって信じられません。
皆さんご承知の通り、私はこのような怪奇現象は一切信じない性格(たち)なのですが、この写メを見る限り、その信念を変えなければいけないようです。
そして私の頭の中では、Bさんの葬式にはAさんと間違いなく行ったし、そこで突然の不幸に嗚咽をこらえることのできない奥さんにも挨拶したし、と自分の記憶を再確認するためにその光景を何度も反芻していたのです。

このメールから一週間くらいして、Aさんから再度メールが入り、この不思議な出来事を一緒に確認しよう、という内容だったのです。Bさんに会う確率には金曜日の24時頃が多いので、来週の金曜日にしようと、結んであったのです。
私は正直腰が引けるところもあったのですが・・・
恐怖よりも私の生来の好奇心がそれを凌駕したことから、来週の金曜日にAさん、それに加えて足のあるBさんに会うことにしたのです。

To be continued!


永ちゃん、かっけー!
バーカウンターにボールを置くバーテンが曲に乗って体をゆすってんじゃん・・・



今日は神田に出没です。
暑いですね!
この熱さに悲鳴をあげて今日からスーツで会社に行くのを止めました。
さすがに「今でしょ」です。
例年は8月まで持ちこたえるのですが・・・
ということで暑い時は“寿司”か“鰻”です。
神田で寿司といえばこちら、「後富久ずし」さんです。

住所: 東京都千代田区内神田1丁目10-1 平富ビルディング
電話:03-3293-5226
定休日:日曜・祝日

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お店の外観です。

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今日のオーダー「海鮮ちらし」@1,000円です
ちなみにこのお店はmenuはありあません。
Lunchtimeは「海鮮ちらし」のみです。

今日は行列の合間をぬって入店したので直ぐに座れました。
待つこと24分で着丼です。
見た目宝石箱ですね。

このお寿司屋さんネタは多彩です。
マグロ、イカ、ハマチ、イクラ、ホタテ、カンパチ、きゅうり、たまご、かまぼこ、白魚の和え物、海老、カマボコ、デンブ、沢庵とな何と14種類です。

今日はつけ場の前に座ったのでいわゆるつけ台、即ち職人さんが寿司を握る前の席ですね。
職人さんの一挙手一投足がもろ見えなのです。
何でしょうかこのお店はチラシのネタを切る人と盛る人が分業制になっています。
従いまして寿司職人の技がみられず、私の前の職人さんは単に丼に酢飯を入れてネタを決められたところに置くだけ作業みたいな感じで興ざめでした。
まぁ繁盛店ですのでone by oneでやっていたらお客が回転しないのでしょうね。
それと私の観察によるとこのお店は、一回に作れるちらしの数は9〜10丼みたいです。

それでは実食です。
前回に比べて酢飯が落ち着いています。
前回は合わせ酢がtoo muchで三分の一程度食べた時点で食傷気味でしたが、今回は最後まで美味しくいただけました。
ネタはそれなりでしょう、美味しいですがね、surpriseはありませんでした。
どうなのでしょう、神田はこのようなコスパの店はありませんので、人気沸騰はわかるのですが、もう少し工夫がほしいなと思う今日この頃です。

それでは(^_-)