今日は「動物におばさんはいない」の話です。
「おばあさん」がいるのは人間だけ、と言われたら、驚くだろう。動物には「おばあさん」はほとんどいない。ここでいうおばあさんとは出産可能年齢を過ぎた女性の事だ。いまどき元気 な50歳代を「おばあさん」と呼んだら叱られそうだが、生物学の専門用語としてお許し願いたい。

「おばあさん」がいるのは、当たり前だと我々は思いこんでいるが、動物の世界では、これはきわめて特殊な事だという。たとえば人間にもっとも近いチンパンジーも含めて、他の動物はすべて出産可能年齢を過ぎると、まもなく死んでしまう。だから「おばあさん」がいるのは人間だけなのである。

進化的に見ると、「おばあさん」がいるというのは、きわめて不思議な現象である。生物は繁殖して子孫を残してこそ存続していく。子供を産めない「おばあさん」は種の存続に貢献することができないので、動物では繁殖ができなくなったメスはすぐに死んでしまうのである。

ところが進化の最も進んだ人類にのみ「おばあさん」がいる。という事は、「あばあさん」の存在が人類という種の存続に何 か大きな役割を果たしているのではないか、と一部の進化学者は考えるのである。

その仮説とは次のようなものである。女性が自らの繁殖から 解放されたあと、その知恵と経験を生かして自分の娘や血縁者の子育てを援助することにより、結局は「繁殖成功度」を上昇させることができたからではないか。「繁殖成功度」とはいかめしい用語だが、子供を無事に産み、育てることのできる確率という事だろう。

この仮説を唱えた人類学者のクリスティン・ホークスは、アフリカのタンザニアに住む採集狩猟民であるハッザの人々の間で、おばあさんの存在がどれほど若い母親となった娘の繁殖を助けるかを詳しいデータをあげて検証している。

おばあさんは、知恵と経験で、採集の難しい根茎などの食物を効率よく集め、母親が一人で採集できるよりも多くの食物をもたらす。また、赤ん坊の世話をすることで母親の労力を軽減し、母親の活動性を高める。

さらに子供の病気にどう対応するか、夫や他の家族との葛藤をどう乗り越えるかなど、おばあさんの持っている暮らしの知 恵がもたらす利益は大変に大きい。これは三世代同居している家族なら、誰でも経験している事だろう。
「国際派日本人養成講座」伊勢雅臣著より転載

ばばあ
かつて石原慎太郎氏が「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」”なんだそうだ。
“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って。
男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。
そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…
なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑)。
まあ、半分は正鵠を射て、半分はブラックユーモアみたいなものだけど、そういう文明ってのは、惑星をあっという間に消滅させてしまうんだよね。」などと言って顰蹙をかった事件について記憶している人も多いですよね。
お婆さんが有害ですか、スゴイですよね。
まして石原慎太郎氏の発言は、松井東大名誉教授の曲解でしょう。
石原氏をして社会的ネアンデルタール人と揶揄されても仕方ないでしょう。

人間は脳が大きくなりすぎたため、人間の女にとって出産が非常に危険なものとなってしまいました。
100年以上前の記録を読むと、出産によって女が死ぬ、というのは決して珍しくなかったそうですよ。
その場合、チンパンジーのような子育て法では、母親が死ねば子供も死んでしまいます。
しかしおばあさんがいれば、子供は無事育つことができる。おばあさんの存在意義はこんなところにもあったのかもしれませんね。

先日京浜東北線に乗っていましたら、矍鑠(かくしゃく)としたお婆さんが優先席に座っていた女学生に、優先席は年寄りにゆずるものだ、と言って女学生の足にケリを飛ばし続けてその席を奪取しました。
Daydreamにしてはrealだなと思いつつ、まごう事なき事実だと分かった時の驚きは・・・
こういうviolentなお婆さんっていますよね。
女性には美しく老いてもらいたいと思います。
特に男子トイレにズカズカと平気ではいってくるお婆さん予備軍の女性達には強く言いたいものです(笑)


格闘技経験者ならば分かることだが、そう簡単にゲームのような大技がキマるわけではない。だがしかし、正確無比な精度と一瞬の隙を見逃さない洞察力、そして勇気と決断力があれば大技をキメることも可能である。
ということで今回ご紹介したいのは、ロシアの新極真空手大会の試合において、信じがたい大技が決まった格闘動画「Epic karate knockout of the 2013 Shinkyokushinkai karate」である。
身長差のある選手同士の戦いであり、序盤から両者激しく打ち合う展開。そして試合開始から15秒ほど経ったその瞬間、背の小さい方の選手がパンチのフェイントを入れてから……
クルリと振り向き「胴回し回転蹴り」……かと思いきや、さらにもう一段階変形して逆脚での回転蹴り! 体勢的には完全なるオーバーヘッドキック! 蹴り足は相手の後頭部にクリーンヒットし1発KOと相成った。
ちなみに少し解説すると、通常の「胴回し回転蹴り」ならば左足が飛んでくるという計算になる。しかし、いざ飛んできたのは「まさかの軸足の右足」だったというわけだ。見事な大技、おそロシアである!


今日は小川町に出没です。
小川町の隣、錦町にはかくれた中華の名店があるとか、全くしりませんでした。
ということで早速訪れてみました。
今日のお店は「龍水楼」さんです。

住所: 東京都千代田区神田錦町1-8
電話:03-3292-1001
定休日:土曜・日曜・祝日・年末年始・夏季

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お店の外観です。

お店の紹介記事です。
神田小川町交差点のほど近く、大通りを脇に入ったところに、「龍水楼」がある。
つい見過ごしそうな、控えめな店構えだ。
1967年の開店以来、近辺のオフィスに勤める人達にとって、頼もしい味方である。
お昼時には、背広姿のサラリーマンなどが、入れ替わり立ち替わり席につく。
炒め物や肉団子など、ちょっと昔ながらのしっかりした味付けが、
ご飯によく似合う。
         
ご主人の箱守不二雄氏は安くておいしい“町のラーメン屋”を自称する。
だが、それだけで終わらないのが「龍水楼」の懐の深さ。
箱守氏は、かつて湯島聖堂にあった中国料理研究会の厨房にいた。
北京料理をはじめ、レパートリーは幅広い。
夜は、大正海老を脳みそごと使ったうま煮、香ばしく焼いたご飯に
熱いあんかけをかけるおこげ料理 などがある。
あらかじめ予約すれば、特別の宴会料理も準備してくれる。
         
口コミで静かに広がる小さな店には、気に入りの特別料理を指名する
常連客や中国大使館の関係者なども訪れる。


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店内の雰囲気です。

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メニューです。

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今日のオーダー「辛子鶏肝(鶏レバと野菜のピリ辛炒め)」@850円です。
粉糠雨の平日、12時少し前に入店しました。
しか〜し入店してみますと、私が口入れの客です。
店内には外の天気のような重〜い雰囲気が漂っています。
なにか嫌な予感がします。

二つのランチメニューの内から「辛子鶏肝(鶏レバと野菜のピリ辛炒め)」を頼みました。
少し落ち着き店内を見回すと古老の女性が二人、その存在感を消すようにいたのでした。
これですね、重〜い雰囲気は・・・

待つこと5分で料理が到着しました。
見た目普通の中華料理です。

それでは実食です。
野菜は竹の子、玉葱をベースに浅い味付けです。
鶏レバは弾力感があり滋味あふれる味です。
例えていうならば大打者のバントのようです。
味自体はあまり特筆するものはないのですが、なにか奥行きの深さを感じます。
野菜のカット、風合ある味付け、火の入り方等感じいるところがあります。
食べログを見ると夜のコースは皆さん大絶賛です。
昼のこの静謐さは羊の皮をかぶった狼か、あるいは羊頭狗肉か、それとも秘めたる実力か・・・
いずれにしても夜のコースをたべてみませんとこのお店の味は断じられません。
今日のところはコスパあんどサービス悪しとさせていただきます。

それでは(^_-)