今日は「泣けました・・・」の話です。
先日、我が故郷の宮城でも成人式があった。
そして石巻の大川地区でも・・・

以前このピラニア日記で紹介したM子のお姉さんの息子。

津波の犠牲になった彼らの学年もまた成人式を行い晴れやかな日を迎えました。
同級生は30人。
大川小学校から大川中学校までずっと同じクラスで過ごしました。
中には保育所や幼稚園から一緒の人達もいます。まさに兄弟同然で育ちました。

同級生・・・
ずっと一緒だった幼なじみ・・・
でも7人足りません。
津波はたった30人のクラスのうち、7人の命を奪って行ったのです。

彼にも成人式の招待状が届きました。
出ることを迷っていたお母さんの背中を押したのは息子さんの同級生達でした。
「人生の節目。一緒に集合写真に写りたい」
お母さんは遺影を持って参加しました。
そして記念撮影・・・
壇上には7人の写真を同級生が持っています。

息子さんの遺影は・・・
彼の彼女が持ちました。
中学からずっと交際していた彼女。
彼女はずっと遺影を抱きしめ・・・
離そうとしなかったそうです。
その時彼女の胸に去来するものは何だったのでしょうか。
身内とはまた違う悲しみ、辛さ、痛みがあったことでしょう。

式の後、当時の先生とともにお母さんも飲み会に参加しました。
地元では有名な温泉旅館。ここは山間のため津波の被害から逃れました。
大人になった証し。アルコール解禁の宴会です。

7人の遺影の前にはコップが置かれビールが注がれています。
そしてみな自然に写真の前に行き、その写真に話かけます。
彼らはきっとこの先も亡くなった7人とともに人生を歩いて行くことでしょう。
結婚した時
子供が生まれた時
そして何かにつまずいた時
きっと側にいる事でしょう。
幼なじみ
同級生とは尊いものです。

息子の写真に話かける同級生達を見てお母さんは嬉しかったそうです。
何だか気持ちが楽になり前を向けるような気がするとも・・・
「本当に良い子達です。感謝しています」
そして「成人式に行って良かった」と
メールを頂き、当日の写メもいくつか頂きました。
一度もお会いしたことがないのに
泣いてしまいました。

三條くん。
成人式おめでとう。

ずっと見守っていてください。
ピラニア日記「亡き息子の成人式」より転載

駄目ですね、こういうのはたまらず落涙してしまいました。
三條さん「成人式」おめでとう・・・
天国で仲の良かった友人達を見守って下さい。
合掌・・・

しか〜し石巻市役所は粋なことをしますね。
人によっては亡くなった人間に何だと激怒する方もいるでしょうが、私なら感謝します。
そしてこの日の思い出は高いところに上(のぼ)っていくまで大事にしていきます。
やはり人間は生前にどれだけのことをなしたかですね。
大災害の前では人間は無力です。
いつ天に召されてもいいように今日もexcitingな一日で良かったと言えるように毎日毎日努めています。


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今日は新潟に出張です。
本当は東京駅で美味しいものを食べてから車中の人になろうかとおもったのですが、そんな余裕があるわけもなく東京駅構内の駅弁屋「祭」さんでお弁当を求めました。
という事で今日は番外編です。

住所: 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 JR東日本東京駅改札内1階セントラルストリート
電話:03-3213-4352
定休日:年中無休

祭駅弁屋
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お店の外観・内観です。
お店の惹句です。
毎日が駅弁祭。
全国各地の名物駅弁など約170種類を取り揃え、東京駅にいながらにして全国の味がお楽しみいただけます。
また、店内の実演厨房(駅弁厨房)では各地の駅弁製造会社一押し商品を、出来立てでご提供いたします。
東京駅にお立ち寄りの際はぜひお立ち寄りください


駅弁屋祭り地図
お店の場所です。

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本日のオーダー「だるま弁当」@900円です。
毎年1月の6・7日に高崎市郊外の少林山達磨寺で「だるま市」が開かれ、開運縁起の目なしだるまが売り出されます。この縁起ものにあやかって駅弁の容器に取り入れたのがこの「だるま弁当」だそうですよ。
発売当初は瀬戸焼のものでしたが、持ち運びが便利で衛生的なようにと現在はプラスチック製の赤い容器となったそうです。

釜めし
昔の出張っていうと車中で駅弁を食べるのが楽しみでした。
例えば峠の釜めし(横川駅)、いかめし(森駅)、近江牛としょいめし(米原)、幕の内弁当(大船駅)とかですよね。

角瓶
特に夕方の電車での地方出張は、お酒を飲みながら駅弁をつまみに一杯なんかはいいですよね。
漆黒の車窓に流れる鄙びた街の薄明りを見ながらのお酒は演歌の世界です。
こういう時のお酒は、やはりウィスキーの小壜にかぎるでしょう。
ウィスキーのキャップにウィスキーをなみなみと注(つ)ぎ、クイっと飲(や)る一杯は五臓六腑に染みわたるのです。
ウィスキーの強い酔いが急速に体を弛緩させて夢心地の世界へ誘(いざな)います。
そして車窓に映る赤ら顔の自分に他愛のないことを語りかけたりします。
さらに酔いが増せば一定のrhythmを刻むレールの揺れに身をゆだねて、心も身体もたゆたゆさせる心地よさは格別なものです。

残念なことに最近の出張は、ほとんどが新幹線ですのでこのような風情はもはやありません・・・

閑話休題おはなしはもどりまして
このお弁当の中身は茶飯、山菜きのこ煮、穂先竹の子煮、椎茸煮、コールドチキン、鶏八幡巻、花豆煮、黒こんにゃく、赤こんにゃく、栗、山くらげ、小なす漬け、山ごぼうと盛り沢山です。
味ですか、う〜ん難しいところですね。
駅弁は旅の思い出をいただくものですので、味はその人の旅情に左右されるものかなとは思いながらもこの伝統の味「だるま弁当」は結構でした。

さら〜にこの「だるま弁当」は食べた後は願いを込めて左目をいれて開運縁起を願います。
貯金箱としても使えます。
部屋の装飾として壁掛けにも使えます。
弁当箱にも使えます。
なんとmultipurpose usageなのでせう・・・

こんな日もあります。

それでは(^_-)