今日は「私の浅草」の話です。
大学1年から4年の間、ほとんど毎日浅草にいました。
今思い返すと、私の青春は浅草にあったと申してもよいでしょう。
今このように思い返すと、本当に色々な思い出が間欠して湧きあがってきます。

私は大学からの帰宅の際は必ず浅草に立ち寄っていました。
そしていきつけのカフェ(夜はスナック)に行って、そこでその日の授業の復習や予習、当時アルバイトでやっていた家庭教師で教える設問のチエックなんかをして時間をつぶしていました。
夜になると仲間が集まってきます。
その仲間というのは、千葉大学の医学生とか、一橋大学のヨット部の学生 とか、某三菱B/Kのお姉さん方とか、老舗蕎麦屋の若大将とか、それこそ多士済々でありました。
その仲間達とこのお店でお酒を飲んで小一時間位過ごします。
その後は時間が都合つく人達と浅草の街に繰り出しては美味しいものを食べ歩いていました。
このblogを書く素地はこの頃に形成されていたのです。

若かったせいもあり、スポーツ感覚でたまには喧嘩なんかもしていました。 
喧嘩といっても禍根を残す様なものではありません。
浅草の品格を落とすような輩がいたら、先輩達が注意をするのですが、言っても分らないときはその拳で注意をするだけなのです・・・
大概先輩二人が浅草の品格を落とす輩にきつく注意すると、仕方なく私と千葉大学の医学生と一橋大学のヨット部の学生の三人がまたかよという感じで、先輩達が叱責する相手の周囲を囲んで威嚇しながら相手の退路をふさぐのです。
2〜3分叱責した後はなぜか不幸にも乱闘になるので、当然私達学生もその乱闘に巻き込まれます。
ボーッとしていると無茶苦茶に殴られるので私のやることはただ一つ、得意の右ストレートを相手の鼻めがけて叩きこむだけです。パンチを鼻に打ち込まれると必ず鼻血がでますので、相手はたじろぐのですね、その一瞬の隙に一目散に逃げ去るのです。特に私は高校生の時に剣道で鍛えていたので逃げ足は速かったのです。
先輩達も体制が有利になった時点で脱兎のごとく逃げ去ります。
たまに根性のある者は我々が逃げた後を追いかけてくるのですがそこは土地っ子です。
浅草の裏道の中の裏道を使って逃げるので、必ず途中で見失ってしまうのです。
気分はマジに逃亡者です。
そして逃げる際は先輩が必ず落ち合う店を符牒でいうので、皆が逃げきった後にそこへ三々五々と集まります。
そこでその日の反省会をするのです。
ちなみにドロドロの乱闘は、大きな怪我につながるのでお互いにご法度というのが当時の不文律でした。

私達の先輩は喧嘩慣れしいて強かったので、たとえ強そうな輩とでもとことんやりたがりの人達でした。
しかし私達が学生で将来ある身だったこともあり、必ずいつも途中で切りあげてくれて、一緒に逃走ゲームを楽しんでくれたのでした。したがって後々でこじれたりもめたりすることは皆無だったのです。
今思い返すと下町っ子の”禁じられた遊び”のようなものだったのでしょう。
 
個人的には暴力反対ですが、若い時は喧嘩の一つや二つは必要だと思っています。
そういうことを通過儀礼でしておかないと、今の新聞紙上をにぎわす陰湿な殺人に発展するのです。
やはり人を殴る痛みと、人から殴られる痛みは体で覚えておきませんと・・・

一回だけ浅草警察の警官プラ〜ス機動隊の面々と、あの観光客がごったがえす雷門の前で、この先輩、仲間達と浅草の歴史に残る大乱闘をしたことがあります。
さすがにこの時は、相手が相手なのでかなり手強くて、個人的にはかなり頑張って善戦したのですが、最後は多勢に無勢で機動隊の人達にボコボコにされました。
まぁ相手は国家権力の喧嘩のプロですのでネ、仕方がありません(笑)
私のblogの最終稿はこの話と決めていますので、この話がでた時はこのblogが終わる日だと思って読んでください。絶対に読んでいてワクワク、ハラハラすると思いますよ。

閑話休題おはなしはもどりまして
そうそう「私の浅草」の話ですよね。
今日のフリネタは、当時私の良く通っていたお店です。

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ご存じ雷門です。

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食通街からみたスカイツリーです。

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「金寿司」さんです。
金寿司さんは時代劇の地元浅草が生んだ大作家、故池波正太郎さが通った店の一つです。
おばさんというか女性の板さんが寿司をにぎるという珍しいお店です。
寿司は安美味だそうですが、毎回硝子越しに見る店内がすごく綺麗なので、ヘジってしまい未だ見参したことがありません。

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「ぱいち」さんです。
昭和11年開店です。浅草では有名店、老舗でしょう。
ここは数えきれないくらい来ています。
このお店はビーフシチューが美味しいですね。
店名は“ちょっと一杯”を芸人読みで天地をひっくり返したものです
ここの欠点は値段が高い事ですね。
それに定期的にコックさんが変わるので、引き継ぎ期間に味が変わる事があります。
がっつり飲んで食べたいときは二階の和室での食事をお薦めいたします。

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「寺方蕎麦長浦」さんです。
日本酒をしみじみ飲みたいときに来ていました。
美味しい蕎麦屋さんです。
蕎麦は「二八」の蕎麦です。edgeがしっかりと立った細切りで、ほど良く腰があり、喉越しも良い蕎麦です。
コクのある蕎麦汁(つゆ)は病み付きなること請け合いです。

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「入山煎餅」さんです。
ここの煎餅は硬美味です。
でも昔の煎餅は皆硬かったのです。
ところどころついている焦げ目の風味が秀逸です。
最近流行りの醤油顔を嫌悪する親御さんは、子供に毎日ここの煎餅を食べさせれば良いのです。
成人のあかつきには猪木顔になること間違いありません、キッパリ。
煎餅屋さんって冬はうらやましい商売だと思いますが、その反面夏はなんて因果な商売なのだろうと思ってしまいます。このお仕事の評価は季節変動ですので猫の目ですニャン。

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ご存じ無事富稲荷大明神です。
御利益ありますぞ!

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浅草中映劇場です。
浅草最後の映画館でした。
永きに亘って下町っ子をたのしませてくれた映画館でしたが、2012年10月21日を持って自らの幕を閉じました。
閉館の時に沢山のファンが名残を惜しんで駆けつけていましたが、そのファンが毎日来ていれば浅草中映劇場は潰れなかったのに、というと天邪鬼なのでしょうね・・・

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六区の夕暮れです。
こういうのを「ウナセラディ東京」、東京の憂鬱というのでしょう。

ということで私の浅草のランチといえば「来集軒」さんです。
なんどここのタンメンにひどい二日酔いを治してもらったことでしょうか…

住所: 東京都台東区西浅草2-26-3
電話番号:03-3844-7409
定休日:火曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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今日のオーダーは「チャーハン」@800です。
待つこと3分で到着です。
頼んだあと、思い出したのですが、ここのチャーハンって主食でたべるものではありません。
大半のお客がラーメンライス的に食べるものなので、味が少し薄いのです。
味ですか、ただの焼き飯です。
これは単品で頼んだ私がまちがっていました。
こんな日もあります・・・

それでは(^_-)