今日は「ご近所の有名人」の話です。
大貫さん
ご近所の有名人と言えば一億円拾得事件の大貫久男さんでしょう。
この事件は、1980年4月25日、トラック運転手である大貫久男さんが東京都中央区銀座3丁目の道路脇で現金1億円入りの風呂敷包みを発見し、拾得物として警察に届け出ました。
しかし落とし主が現れなくて、最後には自らのものになりました。
所得税3,400万円は差し引かれたものの最終的に6,600万円を受け取ったという昭和の下町のlucky manです。

そうなのです、当時大貫さんの住んでいたアパートは、小学校の友人のアパートと一緒でしたので、この事件報道を知るやいなや見に行ったのです。
現場は犯罪を犯した人の家かと思えるくらい騒然としており、とても近くまで行ける様な雰囲気ではありませんでした。しかしその当時一番hotな話題の現場に触れることができた喜びで満足して帰ってきたのです。

この事件が世間から忘れ去られた頃、どこで読んだかは正確には思い出せませんが、どこかの病院の待合室に置いてあった「アサヒ芸能」か何かに、この一億円の落とし主のinterviewが載っていました。
落とし主は裏街道の人でこの事件の熱(ほとぼ)りがさめたという但し書きで始まる顛末話でした。
さすがに完璧には覚えてないのですが、かいつまんで記してみます。

まず当該の一億円は不正なお金でmoney launderingする必要があったという、お金に色は付かないのですが、いわゆるblack moneyだったとのことです。
早朝この風呂敷に入った大金を持って新橋方向に歩いていたら、尿意を感じたので風呂敷を道路際のゴミの山の上において露地で放尿していました。
すると落とし主にとって運が悪いことに、この風呂敷目がけて走って来た人がいました。
まさか持っていくことはないよな、と気にしながらも放尿していたところ、その走って来た人はその風呂敷の中身を一瞥するやいなや手に抱えて、速度をあげて走り去ったそうです。
それをみていた落とし主は、放尿の途中ではあったのですが、一物をズボンにいれジッパーも締めずに、その走り去った人を追いかけたのです。
しかし手に抱えて持っていった人は、はるかかなたに行ってしまいどうすることもできなかったそうです。
地団太を踏んで悔しがったのですが後の祭りでした。
その夜TVを見て、その走り去った人が大貫さんだったということがわかったのでした。

この落とし主は、大貫さんがmediaに対して拾った拾った、というけれど、ゴミの山の中から一億円の風呂敷を見つけるのは、走ってきた人にはできないだろう。それも瞬時にだぜ。要は遠くから一部始終を見ていたんだよ。だから正しくは拾ったのではなく、置き引きなんだ。大貫さんがしたことは、犯罪行為だ。
世が世なら出るとこ出て訴えたいところなんだけど、こっちだって訳ありなので、出れないものは出れないという事で、仕方なく目をつぶったのさ、と語っていました。

私はこの記事を見て、彼の顛末話の嘘真実は別にしても説得力あるなぁ、と思ったものです。
依然この事件の真相は、藪の中ですので宜しくお取り計らい下さい。

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今日の私は、法的な打合せがあって下町にまいりました。
それに便乗して東京スカイツリーにshopping行きたいというので、奥様と次男も車中の人となりました。
要は私は運転手です・・・
その後本郷に移動しました。

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折角ですので本郷散策です。

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東大赤門です。
東大の合格発表だけですね、発表の帰り路に全身で喜怒哀楽を表すことができるのって。
いつか東大の合格発表の日に、人目も憚らず号泣しながら歩いていた女子学生をみかけました。
合格の紙袋を持ってなかったので多分不合格だったのでしょう。
私の大学で同様のことをしたら、石をなげつけられるかもしれません・・・

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樋口一葉がこのお寺の脇にすんでいたという法真寺さんです。
お寺の説明文です。
明治9年(1876年)、樋口家は当山の東隣に越してきました。現在は境内地手前の駐車場になっている場所に「桜木の宿」はありました。木造倉庫がついていた45坪もあった家でした。この時は、姉のふじも最初の嫁ぎ先から戻ってきており、両親、二人の兄、そして妹と、家族全員がそろっていて、父親の則義の事業も順調で、経済的にも家庭的にも最も恵まれていた時代だったのです。

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落第横町通りです。
「落第」の名前がどうにも気になって仕方が無いので入ってみましたが、何の変哲もない寂れた路地に古びた店がしょんぼり残っているだけでした。
この通りそのものが「商店街」として文字通り落第したのでしょう。

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東京都指定文化財の求道会館です。
洋風建築かと思いましたら内部は和風のお寺だそうです。
設計は京都大学建築学科の創設者「武田五一」先生です。

本郷館

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本郷館さん跡です。
東大生の下宿屋さんでしたが、裁判の結果、取り壊しが決まったそうで、なにかマンションのようなものが建築中でした。


今日は前回お邪魔した「ピアンタ本郷」さんに伺いました。
ところが「ピアンタ本郷」さんは年中無休なお店なのですが、この日だけは社員の研修旅行で臨時休業でした。
これは珍しいですね、私はこういう日は逆についていると決めつけるので、全然落ち込まず、次の候補店に踵を返したのです。
ということで、今日のお店は、な何と7年ぶりの再訪の洋食屋「せんごく」本郷店さんです。

住所: 東京都文京区本郷4-2-1 芙蓉堂ビル2F
電話:03-3816-5466
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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私のオーダー「ビーフシチュー」@980円です。
湯気を汽車のように立てながらグツグツと運ばれてきました。
デミグラを前面に出していてまずくはないですが、お肉がすくないですかね。
最後に残ったソースをご飯にかけていただいたらしっくりときました。
まずまずです。

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奥さんのオーダー「ステーキハンバーグ@200g」@980円です。
このハンバーグの肉の粒は、通常のハンバーグよりも大きいのです。
したがって肉の味が濃く感じられます。
絶賛するほどの美味しさではないのですが、イケました。

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次男のオーダー「トロトロオムライス」@850円です。
濃厚でなくサラサラなデミグラスソースなのでさっぱりとした感じです。
卵はトロトロですが硬めのところもあります。
ご飯はバターライスなので味が淡白です、これは後半に飽きてきます。
今一ですね。

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デザートの「焼き立てワッフル」@380円と「ジェラート」@380円です。
これは特筆するものはありません。

どうでしょう、全体を敷衍していいますと、コスパ相応だといってよいでしょうか。
ちょっと奥歯に物がはさまったような言いかたになってごめんなさい。
後は行間を読んでください。

それでは(^_-)