今日は「浅草ビューホテル旧聞」の話です。
浅草ビューホテル
前話 の続きで三社祭を見終わった後、こ洒落たところでコーヒーでも飲むかと訪れたのがこちら浅草ビューホテルさんです。

IMG_1195

IMG_1194
入っておもむろにホテル内を見回すとこの張り紙が目に飛び込んできました。
なな何ですと、神輿の担ぎ手はホテル内を自由に往来できるのですと、ちょっと待ってください。

ここで時計の針を少し巻き戻させてください。
大学生の時のとある暑い夏の夕方、地元の先輩たちと、たまには気取ったところでビールでも飲むかということで訪れたのが開業して間もない浅草ビューホテルでした。
下町っ子なのでホテルだからといって特別ドレスアップしていくわけでもなく、普段着で参ったのです。そして先輩の中の一人がバミューダパンツに開襟シャツで雪駄という、いかにも絵に描いた下町のstereotypeのfashionで来ていたのです。

ガヤガヤいいながら目指すレストランに入ろうとした時に、ホテルの支配人もどきの方から、当ホテルは雪駄での入館はお断りしています、とやんわりと申し渡されたのです。
当り前ですが、そんな横車が下町っ子に通る訳もなく、その先輩は口を尖(とん)がらして、馬鹿野郎、雪駄のどこがいけねんだよ。日本和装大全(そんな本は存在しない)にも日本人の履物は草履、雪駄、下駄と書いてあるじゃねえか。だいたいおめえっちのホテル、最近浅草に越して来たつぅのに挨拶すらねぇじゃねぇか。義理欠きものの与太はきけねぇよ。とまさに怒鳴る唾がその支配人もどきの方にかからんばかりに詰め寄ります。
そうすると支配人もどきの方は、雪駄は踵の底に打ってある後金がうるさいので他のお客様に迷惑になりますものですから。外国のお客様はとくにその様な音に敏感でいらっしゃいまして、場合によっては下品に思われるようです。と答えたのです。するとその先輩は瞬間湯沸かし器状態となり、馬鹿野郎、な何が下品だ、ふざけるな!だいたい下品と言われたら、これは日本の伝統の音ですと説明するのが、おめぇっちの仕事だろう。上等だよ、俺は、大和男子だ、紅毛碧眼の毛漢(けとう)になめられてたまるか、よしわかった、今から和服に着替えて下駄履いて戻ってくらぁ。毛漢(けとう)の前で下駄でタップダンスを踊って大和の雅(みやび)を堪能させてやるぜ、と言い切ったのでした。
するとその支配人もどきの方は、洋靴でも下駄でもホテル内でのタップダンスはお断りしておりますので、と平々の態で一生懸命に説得していましたが。
結局あげた拳は振り下ろさなければならず、全員和服に着替えて下駄を履いて再集合させられたのです。さすがにその先輩は下駄でタップダンスこそ踊らなかったものの、かなり下駄の音を高らかにしてホテル内を闊歩していたのです。
そしてホテル内でしこたま飲んだ後、こんなけったクソ悪いホテル、俺の気合でつぶしてやるぜ、酔ってもつれた口で何度も何度も言い続けていたのです。
しかし、この気合のせいかどうかは知りませんが、このホテルは2001年9月26日に、民事再生手続開始の申立て申請を行い、実質倒産したのでした。

しかしこんなにホテル内の雰囲気に気を使っていたホテルがですよ、担いだ後ドロドロになった担ぎ手を受けいれているなんて・・・
正直信じられませんでした。

歌留多
このホテルには妹の結婚式の時に宿泊しました。
とても良い雰囲気でけっこうでした。
特に6階にある日本料理の「歌留多」さんの料理は美味しかったですネ。
池には鯉や亀が泳ぎ、鷺が舞い降りることもあるという風情ある日本庭園が「歌留多」さんに面しており、ここがホテルの中層階と思わず疑いたくなるような安らげる雰囲気です。
まさに高級旅館のようなつくりで背筋も少し凛とします。
特に池の中にいるツガイの亀夫婦の愛情の濃(こま)やかさは有名ですよ。


夏場の天気予報では、衛星写真に台風の目がくっきり映っていることがありますが、
実際に台風の目を体験することは、そうないかと思います。
風が穏やかで青空が見えることもあるという、
その台風の目に、飛行機で突入したと言う映像がありましたので、ご紹介します。

They have serious guts if they didn’t do this, though we would have no idea what the hurricane was doing:O



今日は池袋に出没です。
今日のお店は前から気になっていた「やよい軒」池袋劇場通り店さんです。

住所: 東京都豊島区池袋2-42-6 倉田ビル1F
電話:03-5960-3851
定休日:無休

IMG_1133
お店の外観です。

IMG_1136
メニューです。

IMG_1139

IMG_1141
今日のオーダー「おまぜ定食」@790円です。
おまぜ定食とは、山芋、納豆、めかぶ、まぐろ、おくら、卵黄の六つの素材にたくあん、きざみ海苔を加えて混ぜてご飯にかけていただく料理です。
待つこと7分着膳です。
これは調理なしですから早いですよ。
しかしメニュー写真とずいぶんちがいますよね。
大昔のお見合い写真の様な・・・

それでは実食です。
実食の前に、個人的な掻き混ぜ時のお約束、50掻き混ぜをしなければ。
かなりネバネバに変身しました。
それでは実食です。
最初は醤油をかけて食べてみました。なにかしっくりきませんネ。
ということでお店ご用意のタレをかけて食べなおしました。
Yummy!になったかな・・・
まあ、これはYummy!というよりもネバネバの食感勝ちです。
素材そのものは可変しようにも可変しようもないですからね。
This is good for health
そんな料理だとお思います、ハイ。

PS そうそうホッケがとてもおいしかったです。
ホッケ定食にすればよかったなぁと後悔しきりでした。

それでは(^_-)