今日は「猫は死ぬ前に姿を消す」の話です。 
猫は体調の悪さを隠そうとする動物
猫が姿を消す前に何かしらの体調不安をみせていなかったでしょうか?
猫はぎりぎりまで自分の体調の悪さを上手に隠す、または気づかないふりができる動物。私の猫自身、朝ご飯は完食、晩ご飯は少し残したけれども、たいしたことじゃないと思っていたら、夜中に急変したという経験があります。この子は、膿胸(胸の中に膿がたまる)で、次の日の朝一番で診察を受けましたが、診察中に亡くなってしまいました。
では本当に、猫は死ぬ姿を飼い主に見せないために姿を隠すのでしょうか?

具合が悪くなったら、猫はどうする?
まず、猫に「死」という観念があるかどうか? 私はないと思っています。どんなにつらい境遇であっても、死んで楽になりたいと自殺する猫、いませんよね。よって、死ぬという観念がなければ、死ぬ前に姿を消すという方程式が成り立ちません。
具合が悪いと感じた猫は、どうするでしょうか? 弱肉強食の自然界では、身体が弱っている動物が真っ先に狙われます。自然の本能が強く残っている猫は、ケガや病気で体力が落ちた状態で、他の動物の攻撃対象にならないために、落ち着ける安全な場所に身を潜めます。
特に暗くて気温の低い場所に行く確率が高いです
そして、動かずに体力の回復を図る。そこで回復することができず、隠れ家でそのまま・・・。
室内で飼われている猫も、かなり体調が悪くなると、人目につかない静かで気温の低い場所に身を潜めようとします。寒いところに行きたがるのは、自分の体温を下げて身体を半冬眠状態にし、余分な体力を使わないためです。
猫を外出自由にしている飼い主にとってみたら、猫が自分の死ぬ姿を見せないために、姿を消したと思うかもしれません。でも、実際は猫は生きるために姿を隠すのです。
もし、同居中の猫がひと目のつかないような場所に身を潜めるようになったら。何かしら潜在的な病が進行中かもしれませんので、早急に診察を受けることをお勧めします。
「 All About」より転載

なるほどですね、猫は生きるために姿を隠すのですか。
これで今迄の猫神話(猫は死ぬ前に姿を消す)は消滅ですね。
たしかに猫には「死」という概念がないという事には同感です。

子供の時、飼っていた愛犬が鎖をはずした隙に逃げ出し、そして帰ってきませんでした。
私は“名犬ラッシー”みたいに飼犬は必ず戻ってくると信じていたのですが、現実はチョット違っていて帰ってこなかったのですね。
亡父がかなり厳しく愛犬に躾をしていたので嫌気がさして家出したとものと私はふんでいます。

今もそうですが、当時もかなりwetな性格なので愛犬との別れには耐えられませんでした。家にいると愛犬のことを思い出して悲しくなってしまうので、逆名犬ラッシー宜(よろ)しく愛犬探しの旅にでたのです。
捕獲されていると思われるありとあらゆる保健所へ愛犬を探しにいきました。
近隣の保健所には同様に寂しがっていた弟も付いてきました。
はるか南千住(家から約7km)の方まで地図を片手にもって自転車で探せる限りさがしたのですが、結果No returnでした。

私は思うのです、petが可愛いのは飼主の心情のmirror化ではないかと。というのもpetそのものの知能は人間と比すと当然のことながら高くもなく、それゆえに人間の言葉などは理解できるわけもなく、人間がpetの心情を勝手に斟酌して自らの感情に入れ込んでいるのだと。ですからpetとのcommunicationはpetを触媒とした自らへの不可逆疑問であると思っているのです。だから飼主はpetの微細な反応を拡大解釈して、自らの都合のいいシナリオに置き換えてるのだと。
全てがそうだとは言い切りませんが、たぶんdefinitely YESでしょう。
ですからpetとの別離(わかれ)はmirror化した自らの別離(わかれ)と重なるので悲しみが増大するのだと思うのです。

いずれにしてもpetとのLong goodbyeは本当に悲しく切ないものです。
我家では奥様が思い出したように猫を飼いたいと私にいうのですが、私はそれ故にいつも黙殺しているのです。


このホネホネロックは一見の価値があります。是非この匠の技を堪能下さい。



今日は人形町に出没です。
今日のお店は何故か行きそびれていた人形町洋食御三家のうちの一軒「芳味亭」さんです。

住所: 東京都中央区日本橋人形町2-9-4
電話:03-3666-5687
休日:日曜・年末年始

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。

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メニューです。

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今日のオーダー「洋食弁当」@1,450円です。
待つこと7分で「洋食弁当」が到着しました。どこか近隣の仕出屋の出前弁当かと思い、おもわずお運びさんの顔を凝視してしまいました。どうやら間違いなく「芳味亭」さんの弁当の器のようでした。
気を取り直して蓋をとると出現したのがこの内容です。
小さなハンバーグが2個、エビフライ、クリームコロッケ、ロースハム、ポテトサラダそしてトマトです。
ここのハンバーグにかかっているデミグラソースは、牛すじ、鶏ガラ、野菜を丹念に炒めた後、じっくりと煮込み、4工程に分けてこして完成までに20日間を要するものらしいですよ。
しかし何ですかこの貧弱な内容は・・・これで1,450円ですか。
はるか昭和30年代の三越の洋食弁当の化石でしょうか。食べ歩きをしていてあまり驚くことはないのですがこの盛付には慄然としました。
気を取り直して実食です。
ハンバーグは牛肉の味わいが深いものの普通のハンバークですし、20日間かけて作ったデミグラソースは酸味強くクドイです。
海老フライはカラッと揚がっていて美味しいものの天眼鏡でみないと海老フライらしく見えません。コロッケはハムが入っていて美味しいアクセントになっているものの火が通り過ぎています。ハムはパサパサして伸びきったゴムみたいです。ポテトサラダはどこにでもあるポテトサラダです。
確かに私は料理研究家でもないし、味についても見識がないのも確かですので、上記コメントは私の誤謬、錯誤かもしれません。
関係者の方が不快の念を抱かれましたらあらかじめお詫び申し上げます。
ただの味音痴とお思いください。

支払いのとき、お店の勘定係のお姉さんから、領収書は要りますか、と間髪いれずに聞かれた時にこのお店の立ち位置が分かりました。
洋食の老舗名店の実態は接待洋食屋さんだったのですね。
たまには美味しいものでも食べようかと思って、人形町洋食御三家の頂点の「芳味亭」さんに胸ときめかせてお訪(とない)をいれたのに、昼食を接待でおとす人間として扱われたのですね・・・
こんな日もあります。

それでは(^_-)