今日は「下町っ子関西特攻中篇」の話です。 
今回の宿泊先はなんばにある「ホテルモントレグラスミア大阪」です。
かなりオサレでゴージャスです。
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まずはホテルの雰囲気をパチリでご紹介します。

そして朝食buffet(all-you-can-eat)です。こここでは何故か外国人に間違えられホテルスタッフから英語で話しかけられました。条件反射で英語でかえしたので完璧にアヤシイ外国人となってしまいました、何でやネン!
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朝食はさすが高級ホテルですね、とても美味しくいただきました。

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南海なんば駅の行く途中、奥様が「なんばグランド花月」がみたいといったのでちょっと立ち寄りました。

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さあLet’s go「高野山」です。
実は私司馬遼太郎先生の本はほとんど読破しており、そのなかでも「空海の風景」は好きな本です。何度も読み返しましたのでかなり自分なりに「高野山」像はできていたのですネ。
高野山は、いうまでもなく平安初期に空海がひらいた。
山上は、ふしぎなほどに平坦である。
そこに一個の都市でも展開しているかのように、堂塔、伽藍、子院などが棟をそびえさせ、ひさしを深くし、練塀をつらねている。枝道に入ると、中世、別所とよばれて、非僧非俗のひとたちが集団で住んでいた幽邃な場所があり、寺よりもはるかに俗臭がすくない。さらには林間に苔むした中世以来の墓地があり、もっとも奥まった場所である奥ノ院に、僧空海がいまも生けるひととして四時、勤仕されている。
その大道の出発点には、唐代の都城の門もこうであったかと思えるような大門がそびえているのである。
大門のむこうは、天である。山なみがひくくたたなづき、四季四時の虚空がひどく大きい。大門からそのような虚空を眺めていると、この宗教都市がじつは現実のものではなく、空に架けた幻影ではないかとさえ思えてくる。
まことに、高野山は日本国のさまざまな都鄙のなかで、唯一ともいえる異域ではないか。

この一文をなんども読んでいた私は、高野山というのは空海が切り開いた天空道場だと思ったのでした。正しく言えば高野山は標高867mにある奇跡の様な山上盆地なのです。
空海は切り開かなくてもこのような奇跡を探しだしたという点でも偉大なのです。
ところで行ってみてわかったのですが高野山というのは山の名前ではなく、117の寺があって町全体を高野山と呼ぶのでした。

ここから先はパチリでご覧ください。

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奥の院前です。鬱蒼とした千年杉が櫛比して立っています。

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水向け地蔵です。この水向け地蔵に手向け水をそそぎ、亡き人の冥福を祈ります。

御廟橋
御廟橋です。この橋を渡ると弘法大師入定留身の地ですので聖域です。
ここでは「写真撮るな!帽子取れ」がお約束です。

奥の院です。
20万基を超える墓や供養塔が並んで言います。
弘法大師の足下に眠れば極楽往生できるという信仰によるものです。
ここには有名な武将の墓が多数ありますが、これは「両墓制(りょうぼせい)」というものだそうです。ひとりの死者に対し、じっさいに遺体を埋葬した「埋め墓」と、参詣用の「参り墓」のふたつを用意する風習で、とくに近畿地方でよくみられるそうですよ。

それでは自称墓マイラ―を任じている私から著名人の墓をご紹介します。
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まずは奥の院一番の墓碑である「お江の方」の墓です。
高さ6.6m、石台の大きさは8畳敷きです。

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織田信長の墓です。
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明智光秀の墓です。
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石田三成の墓です。


それでは昼食です。
今日のお店は「チャンポン」が美味しいという評判が高い「和風ラーメンみやま」さんです。

住所: 和歌山県伊都郡高野町大字高野山529
: 0736-56-4433
定休日:不明

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お店の外観です。

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私のオーダー「チャンポン」@800円です。
具沢山ではありませんが、味とトロミが秀逸です。
チャンポンで細麺は気になりますが、とても美味しいですね。
かなりクリビツしました。

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奥様のオーダー「柿の葉寿司定食」@1,000円です。
これはお出汁(だし)が深いですね、これも美味しいです。
山葵で食べる胡麻豆腐も美味しくいただきました。
オペレーションの悪さを除けばかなりのレベルのお店ですネ。

それでは(^_-)