今日は「六本木グラフティ Vol.1」の話です。 
アマンド
下町生まれで下町育ちの私が六本木に足しげく通っていた時期がありました。
別にわざわざ行っていたのではなく大学に行くのに日比谷線を使っていたので六本木は通過駅だったのです。

私の六本木デビューは大学1年生のときです。
大学のテニスクラブの先輩の両親は海外赴任をしていました。
その関係から先輩は一人で六本木の高級マンションに住んでいたのです。
その先輩から可愛がられていたこともあり、その先輩に六本木の街々を度々連れ回してもらったのです。

それまで六本木なんか行ったこともなく見ること聞くこと全てが新鮮でした。
それでは私のsurpriseを紹介しましょう。
この先輩は大学3年生なのですが、大学での2年間の差っていうのは天と地ぐらいの差があったのです。

外国人
六本木は大使館が多い関係から外国人が異常に多い。
多分5人に1人は外国人だったのでしょう。
いたるところで外国人がいます。
先輩と良く飲みにいくbarにいくと必ず知っている外人がいて、先輩は気軽に英語で話しています。
さらにいえばその先輩と同期の女子先輩は、英語は勿論のこと仏蘭西語も流暢に話しています。確かに仏文なので宜(うべ)なるからと思いながらもかなり驚いたものでした。
ちなみに当時の私、英会話はほとんどできませんでした、ハイ。


六本木は坂が多い。
六本木交差点を馬の背として坂が多くあるのも六本木の特徴です。
芋洗坂(いもあらいざか)、 鳥居坂(とりいざか) 、市三坂(いちみざか)等多数ありました。
携帯のない当時ですので坂の名前を知悉してないと、六本木で待ち合わせした場合、場所がわからないとう不便が生じたのです。

DISCO
六本木はDISCOが多い。
私のテニスクラブの御用達は六本木スクェアビル(DISCOビル)にあったキサナドゥ、ロアビルのボビー&マギー、若しくはユニ六本木のグリーングラスでした。
上述の先輩は踊りも上手く、よく最新のstepを教えもらっては、私は生まれた時から知っているという風情で涼しい顔してstepを踏んでいました。
ちなみに一時期グリーングラスのTVCMに出ていました。
撮影の時たまさか踊りに来ていて折角だから友人に頼んで入れてもらったのです。
しかしテレ東の深夜帯でしか放送されなかったのであまり知られませんでした。
しゃべったセリフは“グリーングラスでGO!”というベタなものでしたので恥ずかしく友達にも高言できず、封印してしまいました(笑)

食事
六本木はセレブのレストランが多い。
六本木で食事といえば麻布台にあった「ニコラス」でしょう。
ここのownerのニコラ・ザペッティさんはイタリアンマフィアと親交があり当時はかなりやばい面々が来店していました。その延長線かプロレスラーの人達も多かったですね。
知る人ぞ知るですが、このお店のオーダーはナンバーで頼みます。
例えば「ソーセージ・玉ネギ・ピーマンピッツア」は25番でしたか。
これを知らない人を連れてくると、田舎もんと来るなよ、と軽蔑されたものです。
このお店に女性と訪れてメニューも見ずに、今日何食べるの、と女性に聞いてから女性が、私は52番にするは、貴方はどうするの、と返されて、自分、今日はアンチョビピッツアが食べたいから56番にするよ、という会話はかなり夜郎自大の様な気がするのですが・・・

次は飯倉片町の「キャンティ」ですか、この店はお値段がかなり高かったのですがここのバジリコのスパゲッティーを食べたことがないと同じように田舎もん扱いされました。
ここでの注意は飯倉をイイクラと発音してはいけませんイイグラが正しいので同様の扱いを受けます。

たまに上述の先輩が親から仕送りがあると「瀬里奈」でステーキをご馳走になりました。
このお店で超高級の雰囲気に圧倒されながらステーキとワインを貪(むさっぼ)っていました。

お金のないときは「バーガーイン」です。
バンズにパティとピクルスのみの極めてシンプルな一品でした。ポテトもポテトチップスだし、でも大学生の私はここでアメリカを体感していたのです。
今はもうないみたいですね・・・

しかし無産階級だったのに、スゴイ贅沢な暮しをしていたものです。
お父さん、お母さん、その節は大変お世話になりました。
死んだら天国で肩揉みでもして償いさせていただきます。

暑い時は熱いものということで、今日のお店は坦々麺の頂点のこちら「辣椒漢(らしょうはん)ラーメン
」さんです。


住所:東京都千代田区神田錦町1-4-8
電話:非公開
休日:土・日

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お店の外観です。

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メニューです。

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今日のオーダー「日式坦々麺」@850円です。
しかしこんな暑い日に坦々麺を食べる人がいるのですね、世の中にはオカシイ人がいるものです。
ここの坦々麺はラー油と花椒のフュージョンにココナッツがアクセントになっています。
さらに今日は揚げ海老が加わっています。
それではfreeの紙エプロンをつけて実食です。
スープはお約束の熱々スープです。
スープの味は如何でしょう、あれっ深みがありません。
どうしたのでしょう、味が平坦です。
多分この様な猛暑なので舌の感覚が変わっているのでしょう。

紙エプロンが汗ふきに変わっています。
まあ大量の汗をかいたので由としましょう。
こんな日もあります・・・

そうそうこのお店一年位きてないようでしたが、ご主人中国語がすごく上達しましたね。
私見ですが中国語の語学上達のために中国人を雇っているのでしょう、多分!

それでは(^_-)