今日は「東京メトロと都営地下鉄の一元化」の話です。 
東京メトロと都営地下鉄、事業主体が異なるこれらの地下鉄を一元化しようと、東京都が動き出している。2010年8月3日に第1回の協議会を開き、年度内を目標に方針を固める見通しを示した。
2つの地下鉄は並列に見えるが、資本上は親子の関係に近い。東京都は東京メトロの株主であり、出資比率は46.6%と過半に迫る。53.4%を出資する筆頭株主である国に対して都は6月28日、都営地下鉄との一元化について協議の場を設けるよう求めた。国による東京メトロの株式上場にも「待った」をかけた。都によると、地下鉄の一元化で利便性が向上し、経営の効率化も図れるという。
【中略】
地下鉄の一元化で二重運賃がなくなり乗り換えなどが便利になれば、利用者は歓迎する。しかし、都が新たな借金を負う。都は国に対して協力を求めると同時に、都民に対して十分に説明する必要がある。
その際には、公共交通をどう位置付け、いかに効率的に運営していくか、明確なビジョンを示すべきだ。都が主導して一元化を進めるにしても、施設保有と事業運営の両面から、民間の力を活用することも欠かせないだろう。
ケンプラッツ「東京メトロと都営地下鉄、一元化の障壁は?」より転載

この話のpointは、
1.運賃は安い方に合わせられるか→現状東京メトロの方が格段安い
2.乗り換えを便利にできるか→現状東京メトロと都営地下鉄間での乗り換えの動線が長い
3.都はメトロ株を買い取れるか →民営化した際引き続き東京都がイニシアチブをとるには国から117億円で株を取得しなければならない
ということにつきます。
たしかに札幌から東京に戻ってきた際、地下鉄に乗るのに苦労しました。
そういう意味では一元化には賛成です。そして一元化により職員数も減り、その他の面でも経営の効率化が図れると思います。
個人的には株式売却で東京都は、メトロのイニシアチブを民間に奪われたくない、だけというようなウガチな見方をしていますが・・・

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さて前段の前フリはここに繋がるのです。
東京都交通局発行の「東京時間旅行ミニ荷風」に美味しいイタ飯屋さんが紹介されていたので早速出向いたのです。しかし紹介されている地図が変です。
着いてから分ったのですが、このお店は誰がなんていおうと有楽町線の「銀座一丁目駅」か銀座線の「京橋駅」が最寄り駅なのです。でも地図では「宝町駅」になっています。
その為に私のジャイロが狂いお店に到達するのにドエライ時間を費やしたのです。

そしてお店について冷静にこの経緯を俯瞰したところこの背景がわかったのです。
要はこの冊子は東京都交通局発刊なので必然的に最寄り駅は運行している都営地下鉄の「宝町駅」になったわけなのですね・・・「ぶらり途中下車の旅」みたいな紹介はするな!
ということでこの点からも私は、東京メトロと都営地下鉄の一元化は、さ・ん・せ・い、なのです。
今日のお店は、京橋にあるイタリアンの名店「リストランテ フィオレンツァ」さんです。

住所: 東京都中央区京橋3-3-11 1F
電話:03-6425-7208
定休日:不定休

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お店の外観です。

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このお店の場所なんのことはない「ど・みそ」さんの真ん前なのですね。

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店内の雰囲気です。

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今日のオーダー「生クリームは使わない“本当のカルボナーラ”+パン+コーヒー」@1,050円です。
ここのシェフの橋本直樹さんはロアラブッシュ、ステラマリスやラ・ブランシュ等で10年以上フランス料理も修業なされたお方なのですね。そしていまやイタリアはトスカーナ料理に的を絞ったお店にしていくのだという意気込み真っ盛りのようです。
カルボナーラとは炭焼人(carbonara)が作ったパスタという意味で黒コショウは炭の粉をあらわしています、
このお店のカルボナーラは日本でお馴染みのベーコン・生クリーム・卵で作るこってりした米国式ではなく、パンチェッタ(豚肉の塩漬け)、パルミジャーノチーズ・卵で作るあっさりしたシンプルな”イタリア式カルボナーラ=本当のカルボナーラ”なのだそうです。
味ですかカルボナーラの概念が変わります。
By and large(一般的に)カルボナーラって最後の方はその味付けのくどさに飽きてきますよね、ところがこの料理にはそれがありません、最後まで美味しくいただけます。
質感がよく塩気も満足なパンチェッタがとても良いアクセントになっていてイケます。
そして最後まで飽きさせない白眉は黒コショウ、これに尽きるでしょう、こんなにも黒コショウが自己表現しているカルボナーラを食したのは初めてです。
本当にBuoni(美味しい)! 、Buoni(美味しい)!

それでは(^_-)