今日は「長野のカツ丼」の話です。

車窓から見える半晴れの空の向うがすいている。
空の境に連なる群峯(ぐんぽう)をぬきんでて、聳(そび)え立った山の頂の雪に、遠い日がきらきらする。
「阿房列車(あほうれっしゃ)内田百聞著より転載


私はこの一文から遠い昔のあるサプライズが蘇ってきます。私は25〜28歳の間甲信越地区を担当していました。ある時メーカーの担当者と長野県の取引先を同行しており、まさしくこの一文を車窓の絵として、流れいく景色を楽しんでいました。


けん軒1
長野駅でおりそこがその日の昼食でした。駅前に流行(はやって)ってそうなお店があったので私達は躊躇(ためらい)いもなくそのお店に入りました。
私はかなりの空腹感が有ったので即座にボリュームのある「カツ丼」を頼みました。しばらくして出てきたのがこのパチリです。そのカツ丼を見るやいなや、エーッ、と驚いた私はお店のオバチャンに、これってカツライスじゃないですか、私が頼んだのは“カツ丼”ですよ、といいますと、お店のオバチャンは、これはカツ丼ですよ、念のため表のサンプルを見てくださいな、といいます。私は押っ取り刀でお店のサンプルウィンドウに出向き確認しました。確かにこれはカツ丼でした。ちなみに私が食べたかったカツ丼は“煮カツ丼”というものでした。これって青天の霹靂です、まったくこの使い分けはしりませんでした、絶対下町っ子には分かりませんね…

山梨県では「カツ丼」といった場合に、甲府市を中心に甲府盆地ではソースカツ丼を意味し卵でとじた「煮カツ丼」とは区別されることが一般的で、笹子峠・三坂峠を越えた地域では「カツ丼」は煮カツ丼を意味する。甲府タイプのソースカツ丼は長野や群馬、福井などのソースで煮込むタイプとは異なる。起源は明治30年代に甲府市内のそば店が考案したものであるといわれ(『山梨日日新聞』1995年9月13日記事)、同時期には「煮カツ丼」の食文化も流入しているが、カツライスの丼版である甲府タイプのソースカツ丼は出前に際した簡便性から現在に続いているものであると考えられている。
影山正美「カツ丼の不思議?」『山梨県の不思議辞典』(2009、新人物往来社)より転載


今日は久々に月島に出没です。冷たい風が身に染みるので、たまにはラーメンでもということで、今日のお店は「けん軒ラーメン」さんです。

住所: 東京都中央区月島4-13-11
:03-3531-8850
休日:無休

けん軒2
お店の外観です。

けん軒3
店内の雰囲気です。

けん軒4

けん軒5
このお店開店当時訪れています。確か安不味(やすまず)だったとの記憶でした。
さてしばらくの間に進歩しているのでしょうか…
久々の訪問なので、為念お店のオバサンにこのお店のお勧めをお聞きしましたところ“塩ラーメン”とのことでしたので、今日のオーダーは「塩ラーメン」@650です。
麺は細麺です。少し湯切りが悪いようで麺の周りがお湯っぽいですね。スーブは熱、熱で結構ですが、深みがなく平板です。それにかなりショッパイです。チヤーシューはパサパサしていて噛むとへんな味がします。シナチクは美味しいですがなにやら出来合いみたいです。全般的にかなりレベルは低いといえるでしょうか…
夜のメニューを見ていたら完璧な中華居酒屋さんです、ラーメンではないようですね。
それにしてもショッパかったですね、サハラ砂漠に迷いこみ数日間彷徨したあまり、こらえきれない喉の渇きに、たまさか見つけたサボテンにすっ飛んで行って、トゲトゲで口が血で溢れかえれのるも厭(いと)わずにサボテンにくらいついている夢を見そうです(笑)

それでは(^_-)