今日は「美智子(仮名)さん」の話です。
やよい軒1
今日は完璧に身内ネタですので読み飛ばしてください。
私がASP(application service provider)という新規ビジネスの責任者だったころの話ですから10年位前に時計の針が戻ります。そしてこのパチリのオバサンですがなぜフリネタになるかを説明しましょう。

その当時会社の同僚と飲んでいて、一次会で飲み足りなく浅草千束の煮込み家さんに行きました。そこで飲んでいると脇の中年カップルが何やら痴話喧嘩をしています。カップルのかたわらの中年オジサンはイケメンの九州男児で、口ひげをはやしていました。そして中年オバサン(以下美智子さん)はこの画像から10年位若くした感じですか。
結局オジサンは美智子さんを見捨ててお店をでました。そして美智子さんのみが残りました。これからの話のために座り位置を確認します。
まず左から、美智子さん、部下、私、下町ビキナーさんです。私が下町ビキナーさんと話しこんでいたら、隣に坐っていた部下は“袖摺りあうも他生の縁” で美智子さんに話しかけられ雑談しています。十四〜五分位たった頃に隣の部下の方から、チュッ、チュッという艶(なまめ)かしい音がします。私が音の方に視線を向けると、なな何と部下が美智子さんからホッペにキス攻撃を受けています。私が見ず知らずの他人に何するの、と聞きますと、だって可愛いんだもの、とのことです、エッ、どこが、誰が、と返してもキス攻撃は執拗を極め間断なく続いています、それにしてもシツッコイのです。多分泥酔していたようです。
キス攻撃が途切れた時、彼女の氏素性を聞くと美智子さんは下町育ちで、現在昼は曳舟の菓子メーカーに勤め、夜は私の母校の高校の側の小料理家さんで働いているとのことです。
少し酔いが醒めたらしく美智子さんから、今日のお騒がせのお詫びでサービスするから、今度来てね、とお店の電話番号を教えてくれました。

次の日会社で、昨日のオバサンすごかったな、という話で盛り上がりました。そしてこのチュチュのオバサンは私の記憶の澱(おり)となっていきました。
それから数ヵ月後ASPの仕事で接待することになり、下町ビギナーさんにどこのお店にしようかと相談をしましたが、彼は道産子なので東京の飲食店の知見はありません。
相手は関西の方なので、何か変わった店がよいなということで考えをめぐらしていましたら、このチュチュのオバサン、美智子さんのことを思い出したのです。
早速電話したら私の事をお覚えていてくれて、約束通り格別のサービスをするからということでそのお店を予約しました。
数日後出向いたお店は格調高く、料理もよく、おまけにカラオケ設備も併設されており、値段もやすくとても満足したものなのです。普通ならここで話が終わります。

それから半年位たった頃、私の携帯に美智子さんから電話が入り、小料理屋さん辞めて、スナックに勤めたから、接待の機会があったらよってね、とのことです。下町ビギナーさんにも話をしたら一度行ってみようかということになり、とある時二人で訪れました。
お店は私の実家のすぐ側で完璧に地元です。前のお店は、ママと喧嘩して辞めたとか、まだまだこの当時は血の気も多かったみたいです。美智子さんと話をしているなかで、奇妙な偶然がありとても気になりました。何の偶然かといえば、二人で別々の女性の話をしているのですが、なぜか色々な点で一致するのです。
異なる女性の話なのですが、豪快な酔い方等メインキャラクターは同じなのです。どうして何だろうと、灰色の脳細胞を総動員して考えましたら解明しました。
二人で話題にしていた女性とは、“私の妹”なのです。妹は結婚しているので当然のことながら苗字が変わっており、そこの部分が引っかかって混乱していたのです。苗字ではなく名前で話をしたら一致したのです。これってすごい偶然ですね、要はこの話は我が妹を軸に皆が微妙に絡み合っていたのです、こんな話ってあるのですね(笑)
ちなみに妹が美智子さんと知りえたのは、美智子さんがイケメンのオジサンと同伴する為に待ち合わせするお店が、妹の定番店だったのでした。そして美智子さんは“チュチュの件(くだり)”は完璧に記憶から欠落しており覚えていません。よって今でもこの話をするたびにとてもいやがります、それにしてもあれから10年ですか月日の移ろいは早いものですね…

今日は所用があり奥様と池袋で待合せです。
サクサクご飯を食べようということで、今日のお店は「やよい軒 南池袋店」です

住所: 豊島区南池袋2−24−2
:03-5956-6385
定休日:無休

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お店の外観です。やよい軒は株式会社プレナスがフランチャイズ展開する、定食、丼ものを中心とする外食チェーンストアです。ほぼ全てのお店で、券売機が導入されており、券売機にてチケットを購入するとリアルタイムで調理場に、オーダー内容が画面に出ます。

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店内の雰囲気です。

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奥様のオーダー「なす味噌としまほっけの定食」@780です。これは美食のプロが選んだ同店メニュー第一位の料理です。これはなすがカラット揚がっていて美味しいですね、それにしてもこのお店はご飯と漬物が美味しいです。

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私のオーダー「彩(いろどり)定食+納豆」@690+@100=790です。
これは、メンチ、さば、ハンバーグ、豆腐、牛肉煮付け、ポテトサラダという構成です。
味は平板ですね、不味からず、美味からず、です。しいていえば納豆が不味い?変な味です。

定食屋さんの料理としましてはレベルが高いと思います、それと料理が出てくるのが早いのがうれしいですね、ご馳走様でした

それでは(^_-)