今日は「七福神信仰」の話です
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もともとこの七福神信仰は室町時代からあったといわれています。人間の七福である寿命、有福、人望、清廉、愛敬、威光、大量を七人の神に結びつけ、上から寿老人、大黒天、福禄寿、恵比寿、弁財天、毘沙門天、布袋の順になります。しかもこの七神の選び方はまことにバラエティに富んでいるのです。恵比寿だけが日本土着の神で、あとはインド産が大黒と毘沙門、中国産が福禄寿と寿老人、唯一女神としての弁天さん、そして布袋にいたっては中国の唐の時代の実在の和尚であるといいます。神道、仏教、道教を全て総合、外来文化と土着文化とが習合して独自のものを形成したのです。
江戸末期に、さらにこれが神社寺院とくっついて、信仰というよりも一種の行楽としてその巡行が盛んになったといいます。
「それからの海舟」半藤一利より転載
なるほど七福神信仰は寺社の観光政策だったのですね。ちなみに下町っ子の七福神巡行は三囲(みめぐり)神社の恵比寿と大黒、弘福禅寺の布袋、長命寺の弁財天、白髭神社の寿老人、多門寺の毘沙門天、それに百花園の福禄寿です。言問橋からずっと北の方に川沿いに鎮座しています。ここを訪ね歩いて、それぞれの陶器製の小さな福神を購って、七福全部そろったところで、宝船を買って乗合船に仕立てるという趣向です。
ちなみにこのパチリは私の奥様が友人と鎌倉江ノ島七福神巡行をした時の各寺社での揮毫の一部(寿老尊)です。なかなか格調高いものですね、はたして御利益は如何に(笑)

今日は晴海トリトンに出没です。よってトリトンといえば云わずと知れた「ぽっぽっやラーメン」さんです。

住所: 東京都中央区晴海1-8-16 晴海トリトン3F
電話: 03-5144-8259
定休日:無休

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お店の外観です。

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店内からの景色です。さわやかな冬空ですね、雲ひとつありません。

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今日のオーダーは初挑戦の「とんこつ塩らーめん」@900です。フリートッピングは野菜多め+玉ねぎ多め+にんにくです。それにしても盛がスゴイですね、丼からこぼれんばかりです。ちなみに、何で塩ラーメンは醤油より+100円高いのですか、と聞きますと、通常スープに塩を入れているのではなくて、別途手間隙かけて塩餡子を作っているからです、とのことでした。そういえば私の質問に答えてくれたお兄さんは、少し前までホールスタッフだったのですが、厨房に格上げされたようでヨカッタデスネ!

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相も変わらぬ荒縄麺です。味ですか、これはペケポンですね。塩味がはっきりしません、サワヤカ系でもありませんしさりとてコクアリ系でもないのです。また隠し味なのか、ミジンコのように乗っけられた“サクラエビ”の香りも変に鼻につきます。
最近醤油味は安定して美味しくなってきたのに残念です、兎にも角にも“塩味”は難しいのです、さらなる精進を期待するところであります。

それでは(^_-)