今日は「小股の切れ上がった女」の話です。
三遊亭円楽さんがなくなりました。
円楽さんは「○○とかけて××ととく」の謎掛けは、本来二つの言葉が掛かっていなければならない。たとえば「ウグイスとかけて弔い行列ととく。そのこころはナクナクウメニイク」という薀蓄話を良く話されていましたね、巨星落つですか・・・合掌。
【日本経済新聞 春秋】より転載
ということで三遊亭円楽さんの死亡記事を読んでいたら「小股の切れ上がった女」という言葉に反応してしまいました。調べてみるとこの「小股の切れ上がった女」の解説にはなんと七つもの説があり今でも決め説が無いそうです。七つもの説を全部載せますと冗長になりますので、その中で私が一番納得した説を紹介します。
【QOT】
「小股の切れ上がったいい女」という,言い方がある。
手近にある辞書で意味を引くと,
「和服を着た女性が,すらりと粋な様子」(新選国語辞典:小学館)
「女性の足がすらりと長く,いきな姿」(大辞泉:小学館)
「きりりとして小粋な女性の形容」  (大辞林:三省堂)
「小股とはすねから膝頭にかけての部分である」
では,「切れ上がった」とは何か。
私は,膝頭を付けて正対したとき,脚の部分が切れ上がったように見える状態だと,解釈します。
つまり,ふくらはぎの筋肉が発達し,脚の間に空間が空いて,すねから膝にかけて,切れ上がったように見える状態です。
つまり,筋肉質で,あまり太っていない女性なら,こういう状態になるだろうし,江戸時代なら,そのような状態の脚を外から観察する事は可能だったでしょう。
浮世絵などをみますと,江戸時代の女性が着物を着たときの姿は,今からみると結構だらしがなくて,裾は前で合わせ,裾からすねや膝がはみ出して見えているケースが多いようです。で,そのような女性の形状と,女性の言動を相関してみるうちに,「小股の切れ上がった女」という形容が創出された,と私は考えるのです。 もう一つの補強証拠として,相撲の決まり手の「小股すくい」をあげておきます。 この技はまさに,小股の部分を手で払って,相手を倒す技でありまして,股を少しすくう技ではないのです。
【UNQOT】

ところで私のブログに良く出てくる「QOT」ですが、この意味について説明します。
Quoteは言葉や文を「以下、引用開始」の意味で用います。そして「以上、引用終わり」と言いたい場合はunquoteを用います。要はそれの短縮文字だったのです。
海外からのMailにはよく使われていますのでお気軽に使っていたのですが、今まで不明の方がおりましたらすみませんでしたm(__)m

久々に長いフリネタでした、書いていて疲れました。
今日のお店は初見では絶対入らない焼鳥屋「とり庄」さんです。
何故かといえば、お店の外観、内観ともどもオドロオドロしいからです。

住所: 東京都千代田区外神田4-3-1
電話番号:03-3251-0290
定休日:日曜日

とり庄1
お店の外観です。

とり庄2
店内の雰囲気です。パチリではフラッシュの効果で結構明るく写っていますが、実態はかなり暗く気分はお化け屋敷状態です。

とり庄3
お通しメニューです。

とり庄4
お新香、煮卵、メンマです。お新香は浸かりすぎで今一でしたが、煮卵、メンマはとても美味しいです。特に煮卵です、卵の半熟加減、鼻腔をたおやかにくすぐる醤油の香りたまりませんhappy01
もしかしてこのお店久々の「特攻当り店」かもしれません、

とり庄5
「ハツ」です。私の持論は、「ハツ」の美味しいお店は全てが美味しい、ですがお味はどうでしょう。これは美味しい、肉が甘く、プリンプリンと口内ではじけます。肉汁もはじける様にでてきてイケます。このお店レベルが高いですね

とり庄6
「手羽先」と「血肝」です。「手羽先」は肉付き良くシューシーです、美味しい。「血肝」は上手にレア感をだしています。レバ好きな私にはたまらない口福です、イケますhappy01happy01happy01

とり庄7

とり庄8
「鳥刺し」@900です。見て下さいこの艶、不味いわけがありません、まるで上質なトロを食べているようです。なんて美味しいのでしょうビックリマーク

とり庄9
料理を食べ終わる頃、冒頭の「お通し」の鳥スープがでてきます。とても上品な味付けです、ほんのり立ち上る鳥の香りが今日の満足を増幅させます。
このお店まごう事なき「焼き鳥」の隠れ名店ですね。しいていえば焼き鳥メニューに値段が書かれてなく、今日みたいにアラカルトで食べる場合はフトコロが気になるところです。
ちなみに今日のお会計は、この料理に生ビール×1杯とウーロン杯×1杯で〆て3,470円でした。
ご馳走様でした

それでは(^_-)